音楽フェスに興味はあるけど、楽しみ方がわからないという方も多いのではないでしょうか?本記事では現役大学生を対象にアンケート調査を行い、フェスに対する考えや実態データを集めました。フェス初心者の方はぜひ参考にしてください。
【本記事で扱うデータについて】
調査期間:2023年04月19日(水)~2023年04月23日(日)
調査対象:ガクセイ協賛に登録する約700校の学生から回答を募集
調査方法:インターネット調査
回答者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生500名(女性:336・男性:163・未選択:1)
音楽フェス未経験だけど行ってみたいという人は多い!
「音楽フェスに行ったことはありますか?(N=500)」という質問に対して、音楽フェスに参加したことがある大学生の割合は35%です。
音楽フェス参加経験のない方に、「音楽フェスに行ってみたいと思いますか?(N=323)」という質問をしました。参加経験がある大学生の割合こそ少ないものの、参加してみたいと考えている学生は多く、今回の調査ではフェス未経験者の80%が参加してみたいと回答しました。
ちなみに、参加経験のある方に「何回行ったことがありますか?(N=177)」と質問したところ、参加経験者の約半数程度がリピートをしています。一度参加してその楽しさを知ってしまえば、その魅力にハマっていくのが音楽フェスの特徴のようです。
もし、少しでもフェスに興味があるのであれば、本記事の楽しみ方を参考に行ってみる決心を固めてみてはいかがでしょうか。もしかすると人生を豊かにする趣味となるかもしれません。
自分に合った音楽フェスの選び方
「音楽フェスを選ぶ時に基準にすることはなんですか?(N=500)」と質問しました。自分に合ったフェスを探したいのであれば、まずは好きなアーティストが出演するかを第一に考えてみるとよいでしょう。経験者のほとんどは、フェスを選ぶ基準に「出演アーティスト」と回答しています。
次に、開催場所や時期など現実的に参加できるのかの条件を考慮して行くべきかを決定しています。
初心者におすすめの音楽フェス
フェスに参加したことないけど行ってみたいと回答された方に「行ってみたい音楽フェスは?(N=257)」と質問をしました。ゼロからフェスの情報を集めることが面倒だというフェス初心者の方に、国内フェスの有名所を紹介します。
- ROCK IN JAPAN(ロッキン)
- SUMMER SONIC(サマソニ)
- FUJI ROCK(フジロック)
ロッキン、サマソニ、フジロックは国内の3大フェスとも呼ばれている超メジャーな音楽フェスです。フェスの参加経験がない人のアンケートでも行ってみたいフェスの名前として上位にこの3つが挙げられています。
ロッキンは一番初心者におすすめできるフェスです。テレビやヒットチャートなどでよく見かける有名なアーティストが参加することが多く、親しみやすさが感じられるはずです。
フジロックは本格的なキャンプができることが特徴です。また、国内アーティストだけでなく海外アーティストも多数参加するため、洋楽好きからの支持も得ています。ロッキンやサマソニなどの「都市型」のフェスと違い、「郊外型」のフェスであるためこの3つの中では経験者向けです。
サマソニは、海外アーティストが多く参加するフェスではありますが、流行りの邦楽バンドやJPOPアーティスト、アイドルなども出演しておりジャンルの幅が広いことが特徴です。特定のアーティスト狙いで参加する人も多いです。
音楽フェスの楽しみ方・いいところ
「音楽フェスの楽しみはなんだと思いますか?(N=500)」と質問しました。フェスの楽しみ方として実際に集まった意見を以下で紹介します。
好きなアーティストの演奏を楽しむ
フェスの最大の楽しみはやはり、好きなアーティストの演奏を楽しむことです。自分が好きなバンドやアーティストが1日で複数聴けるという点も単独ライブやコンサートでは味わえない醍醐味です。
後述で様々なフェスの楽しみ方を紹介しますが、まずはオーソドックスに「音楽」そのものを楽しみましょう。
フェス飯・屋台・グルメを楽しむ
音楽フェスにはライブ以外にも、グルメを楽しむという要素があります。最近では「フェス飯」などと呼ばれ、ファンの間で有名なグルメがあるくらいです。
とくに、フジロックはフェスの中でもグルメのバリエーションが豊富です。和食から中華、イタリアン、メキシカンまで世界のグルメが集結します。公式サイトを見て食べたい食事を考えておくも良し、その場で気に入ったお店を利用するも良し。会場ならではの「食」を楽しんでみてください。
その場の空間・非日常感を楽しむ
フェスには通常のライブやコンサートとは違った熱気・雰囲気・一体感が存在します。とくに大自然の中で開催されるフェスは独特の空気感・開放感を楽しむことができるでしょう。気温、天気、人、不便さや不都合までも普段との生活の違い全てを楽しんでみてください。
新たなアーティスト探しを楽しむ
複数のアーティストが出演する点もフェスならではの特徴です。好きなアーティストだけを見て回るプランもいいですが、普段は聞かないアーティストのステージを覗いてみることも楽しみの1つです。
フェスでのライブをきっかけに新しいアーティストのファンになることも多々あるので、自分のスケジュールに空きができた時は、知らないアーティストのステージに足を運んでみてはいかがでしょうか。
自然・景色・キャンプを楽しむ
一部の郊外型のフェスを除くと、音楽フェスは大自然の中で開催されることが一般的です。自然・景色などのアウトドア要素を楽しんで見るのもいいでしょう。
とくに「キャンプインフェス」と呼ばれるフェスでは、テントを張り、ゆったりとした時間を過ごしたり、みんなでバーベキューを楽しんだりできます。
周辺の観光を楽しむ
フェス帰りや、ライブがない時間帯に周辺の観光をすることもフェスの楽しみの1つです。フジロックであれば新潟県の苗場スキー場で開催されるため、ゴンドラや温泉などを楽しめます。サマーソニックであれば千葉県幕張で開催されるため、ショッピングや映画などを楽しむことができます。
一緒に行く友達・家族・恋人との時間を楽しむ
フェスに参加したことある人に、「誰と行きますか?(N=177)」と質問しました。音楽フェスだからといって、音楽が主体となる必要はありません。友達や家族との時間を過ごすことをメインの目的とする方もいるでしょう。
ステージの最前列にグイグイいくことはせず、後方でキャンプチェアに座り談笑を楽しむのもいいでしょう。こうした日常生活の中に生演奏の音楽が聞こえてくるという点もフェスならではの魅力です。
また、最近では1人でフェスを楽しむソロフェスをする方も増えています。好きなようにステージを回れますし、好きなときに食事をし、好きなときに帰れるため小回りのきいた立ち回りができるでしょう。音楽を楽しむのであれば誰かと一緒である必要はありません。
フェスファッションを楽しむ
フェスならではのファッションを楽しんだり、写真をとって思い出に残すことも代表的なフェスの楽しみ方です。Tシャツに短パン、スニーカー、サングラス、ハットにボディバッグがポピュラーな格好です。
山のフェスではアウトドアな雰囲気の格好で色使いを楽しんだり、海のフェスではマリン要素を取り入れたりと、開催場所や時期によってファッションコンセプトを変えてみるのも上級者テクニックです。
音楽仲間探しを楽しむ
フェスを通じて友達ができたり、恋人ができるといったことも良くあることです。趣味が同じ仲間なので心を通わすまでに時間はかからないでしょう。キャンプイン型のフェスではとくに周辺のグループとの助け合い・コミュニケーションはよくあるので、こうしたことをキッカケにフェス仲間を作れると嬉しいですね。
音楽フェスをより楽しむための事前準備
上記で紹介した、楽しみ方をより充実させるためにはある程度事前準備が必要です。どこまでやるかは個人個人の判断ですが、失敗したくないという方はぜひ参考にしてください。
出演情報だけでなくセトリまで調べる
出演アーティストを確認するだけではなく、そのアーティストが何を演奏するのかまでをチェックしておくと良いでしょう。
当日演奏する曲のリストはセットリスト(セトリ)と呼ばれており、公式サイトから確認できることが多いです。
曲の予習までを済ませておくと、一緒に会場で歌うこともでき、より一層満足度が高まります。
会場の回り方を決めておく
当日のスケジュールは前もって決めておくと、スムーズに動くことができます。とくにグループで参加する場合は、どのアーティストを見るかや単独行動をするか集団行動をするかなど、その場で決定していてはタイムロスになってしまう場面が多く発生します。
◯時の枠は誰々、◯時の枠は誰々とざっくりでも構いませんのでステージの回り方を頭に入れておくといいでしょう。
アーティスト特有のノリ方を予習しておく
アーティストの予習するのであれば、ただ曲を聞くだけでなくライブ特有のノリ方がないかを確認しておくといいでしょう。掛け声や振り付け、ガヤ入れ、定番のMCの仕方とレスポンス方法など、アーティストならではのノリ方があることがあります。
もちろん、できなくても楽しめるポイントですが、かけ声などをバシッと決めると会場の一体感をより一層味わうことできます。
服装や持ち物を考えておく
楽しさを倍増させるためではなく、マイナスをなくすために服装や持ち物の準備は念入りにしておくべきです。
・動きやすさ
・日焼け対策
・雨対策
・暑さ対策
・寒さ対策(屋内の場合は夏でも!)
・ゴミ袋
・虫除けグッズ
・タオル
・着替え
・充電器
・日焼け止め
・ジップロック(紙幣・スマホが濡れないように)
・ウェットティッシュ
フェスマナーを把握しておく
フェスには独自のマナーがあります。本人にその気がなくとも、知らないだけで悪質なお客さんと判断されてしまうこともあるので、きちんと予習しておくべきです。
- 場所取り / 居座り
- ヒールの高い靴
- サンダル
- 撮影
- ペット同伴
- 喫煙
- モッシュ(ぶつかり合い)
- ヘドバン
- 大声で歌いすぎる
- ゴミの捨て方
よくあるマナーをまとめてみました。フェスの公式サイトでは「よくある質問」などの箇所に会場内のルールがかなり細かく書かれているケースが多いので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
以上、大学生の音楽フェスに関する実態調査について解説しました。ガクセイ協賛は、大学生の意識調査などを全国800大学の学生にアンケートを行なっております。商品やサービスのアンケート、就活やバイトに関する意識調査など、大学生へのアンケート調査をご希望の方はご相談ください。また、フェスや学園祭などに関する協賛をご検討されている方も、ガクセイ協賛をご確認ください。