インフルエンサーマーケティングとは?データで見る効果とメリット・デメリット

SNSで大きな影響力を持つインフルエンサーを活用したマーケティング手法が浸透してきました。

本記事ではそんなインフルエンサーマーケティングについて解説をしています。いまさら聞けない基礎知識から実践的な知識までをわかりやすく紹介しています。普段からインフルエンサーを閲覧している若年層のアンケートデータをもとに説明しているので、ぜひ参考にしてください。

【本記事で扱うデータについて】
調査期間:2023年07月24日(月)~2023年07月26日(水)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約700の学校の学生
調査方法:インターネット調査
回答者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生500名(女性:343人 男性:157人)

 

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目次

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとはSNS上で影響力の強い配信者・投稿者に自社製品やサービスなどを紹介してもらうことで認知拡大や理解促進、売上向上につなげるための施策のことを指します。

自社製品やサービスのことを知らない方を多く集め、情報を発信してもらうことは非常に困難です。インフルエンサーマーケティングであれば、インフルエンサーが囲っている大きなコミュニティに対して一括で情報を発信することができます。

メリット面については後述で詳しくお伝えしますが、そのほかにも情報を届けたいコミュニティの属性を選びやすかったり、製品やサービスの信頼性を向上させることができたり、消費者を代表する声を届けることができるなど様々なメリットがあるため注目されています。

インフルエンサーとは?

インフルエンサーとは、上述の通りSNS上で大きな影響力を持っている人物・グループのことを指します。

本記事ではSNSと広い表現を使っていますが、動画サイトやブログ、オンラインサロンなどコミュニティ形成できるサービスで影響力を持っている人は全てインフルエンサーと言えるでしょう。

インフルエンサーマーケティングを行う場合は、フォロワーの規模数やコメントなどの反応数に注目するようにしましょう。

一般的には、コミュニティが大きいインフルエンサーであればあるほどリーチ力は高まります。反対に小規模なコミュニティであるほどフォロワーとの距離感が近くエンゲージメント力(反応)が高いとされています。

インフルエンサーマーケティングの現状・今後の推移

現在、インフルエンサーマーケティングの基礎を知りたいと考えている方の中には、出遅れてしまったと考えるひともいるでしょう。

しかし、その心配はありません。

株式会社サイバー・バズ」の調査によると、2023年のソーシャルメディアマーケティング市場は1兆899億円であり、前年度に引き続き上昇傾向にあるとされています。さらに、今後も市場規模は拡大することが予想でき、2027年には2023年比の約1.7倍である1兆8,868億円になると推測されています。

現時点で「今さら」と考える必要はありません。むしろ今後市場規模が広まることに備えて対策しておくべきと考えるべきでしょう。

若年層のSNS利用状況

本章からは、実際に大学生に行ったアンケートデータに基づきインフルエンサーマーケティングの現状やメリット・デメリットについて解説します。

Q1.あなたはSNSのアカウントを持っていますか?
あなたはSNSのアカウントを持っていますか?(N=500)

インフルエンサーマーケティングが注目を集めている根本的な原因として、若年層を中心にSNSを利用する方が非常に多くなっていることが挙げられます。

具体的にはLINEが100%、Instagramが96%、Twitter(現X)が90%、YouTubeが89%です。

TikTokのようにリリースからの年数が浅いですが普及率が高まってきているSNSや、Facebookなどリリースからの年数が経っていますが、若年層の普及率が低いSNSもあります。

SNSにおけるインフルエンサーのフォロー状況

Q2.SNSでインフルエンサーをフォローしていますか?
SNSでインフルエンサーをフォローしていますか?(N=500)

SNSが単純に普及しているだけでなく、SNSアカウントを持っている学生の多くがインフルエンサーをフォローしています。

そのため、インフルエンサーに情報発信を依頼することで効率的に大多数の消費者に質の高い情報を届けることができます。

インフルエンサーが紹介する商品の購入経験

Q6.インフルエンサーの紹介する商品を購入した経験はありますか?
インフルエンサーの紹介する商品を購入した経験はありますか?(N=500)

さらに、実際にインフルエンサーの情報を受け取り、商品を購入したことがある学生の割合も高いです。

SNSをやっている人が多い、インフルエンサーをフォローしている人が多い、商品購入につながるケースが多い。この3つが揃っているからこそ、インフルエンサーマーケティングは大きな効果を発揮しています。

インフルエンサーマーケティングのメリット

Q8.購入に至った理由は?
購入に至った理由は?(N=233)

情報を消費者に届けやすいという大きなメリットの他に、インフルエンサーマーケティングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。より細かい粒度で解説します。

実際の使用感を消費者目線で伝えることができる

実際の使用感を消費者目線で伝えることができることがメリットとして大きいようです。購入経験がある方の意見としても購入の決め手となった理由は「使用感がわかったから」という意見が多く集まりました。

消費者のナーチャリングにつながる

化粧品であれば化粧品、ガジェットであればガジェット。特定のジャンルに精通したインフルエンサーがわかりやすく商品の価値を伝えてくれることも大きなメリットになります。

SNSであればコメントやリプライを通じて、1人1人の問題解決が可能です。消費者が購入の意思決定をする際の不安を解消できるため、購入に繋がりやすいのでしょう。

好きなインフルエンサーであるという理由から購入に繋がりやすい

「モデルの◯◯と同じ化粧品を使っている」好きな人や憧れの人と同じものを使いたいという感情もあるでしょう。ブランディングに成功しているインフルエンサーであれば、その人を同じものというだけでファンにとっては商品価値が高まることとなります。

複数のインフルエンサーに依頼することで流行・定番感を作れる

ある程度、コストをかける必要がありますが複数のインフルエンサーに依頼をすることで、繰り返し視認させ商品を消費者の頭の中に根付かせることができます。

どのチャンネルやアカウントでも同じ商品が紹介されていると、「定番」や「流行り」といったイメージを持たせることも可能でしょう。特定のジャンルに特化することで、ユーザーの興味と合致したインフルエンサーの投稿を、複数閲覧してもらえる可能性が高まります。

目的に応じた柔軟なマーケティングができる

インフルエンサーを使ってどんな施策をするのかは企業がコントロールできます。

単純に商品をチャンネルやアカウントで紹介してもらうことだけでなく、リアルイベントに参加して紹介してもらうことも可能ですし、監修に携わってもらうことも可能ですし、長期スパンでアンバサダーになってもらうことも可能です。

イベントの来場者数やメディア映えが目的であればリアルイベントを選ぶなど、企業が何をしたいのかに合わせて柔軟に依頼方法を変えられるという点もインフルエンサーマーケティングの魅力です。

参考リンク:アンバサダーとは?メリットやインフルエンサーとの違いを徹底解説

一方的な宣伝よりも広告感が少ない

従来の情報発信のように、企業から一方的に消費者に情報を届けるよりも「広告感・CM臭さ」がないという点もインフルエンサーマーケティングの強みでしょう。

商品・サービスにしつこいなどの悪いイメージを持たせずに訴求できる方法と言えます。

オンライン上での販売に繋げやすい

オフラインでの広告と比較すると、ユーザーがデバイスを使ってインフルエンサーのツイート、配信、動画を見ているためそのままオンラインショップやサービス登録などに誘導しやすいという点も、購入に繋がりやすい理由の1つです。

URLを貼ったり・SNS内のショッピング機能を活用することで、より少ない歩数で鮮度が高い(購入意思が高い)状態でユーザーを商品ページへと誘導することができます。

Q11.ライブ配信を見ながらインターネット上で買い物ができる「ライブコマース」を利用しますか?
ライブ配信を見ながらインターネット上で買い物ができる「ライブコマース」を利用しますか?(N=500)

なお、ライブコマースなどそのアプリやサービス内で即座に商品購入ができるサービスはまだ浸透していないようです。

試験的に併用で導入してみるのも面白いですが、販売を目的にするのであれば、オンラインショップへの誘導をすることが一般的です。

口コミの拡散に繋がりやすい

インフルエンサーの情報発信を皮切りに一般ユーザーの口コミが広まるという現象も起こりやすいです。

紹介ツイートへのリプライとして実際に使用・利用したことがあるユーザーから「これは本当に良い!」といった意見がもらえたり、「◯◯さんが使っていた△△を使ってみたら本当に使用感がよかったです」といったように、自発的に口コミを発信する方も現れるでしょう。

参考リンク:バイラルマーケティングとは?メリット・デメリット、やり方、事例を解説

ターゲティングがしやすい

あらかじめ、インフルエンサーが作ったコミュニティ(フォロワー)に対して情報を発信するため、どのコミュニティが良いのかを企業の意思で選ぶことができます。

自社商品・サービスのターゲットとなるコミュニティを上手に選ぶことができれば、従来のマス的な広告よりも遥かに費用対効果は高くなるでしょう。

効果測定がしやすい

インフルエンサーマーケティングはオンライン上での施策となることが多いため、効果測定がしやすいというメリットがあります。

ツイートや概要欄に記載するURLにクリックタグを挿入して遷移を計測したり、専用のLPを作ることでどのインフルエンサーからの反応が良かったのかを細かく分析してPDCAを回すことができます。

SEOの強化につながることもある

ブロガーなど、WEBサイトを持つインフルエンサーに商品のURLや企業サイトのURLを貼ってもらうことで外部的なSEO効果を得ることができます(ノーフォロータグをつけない場合)。

とくに、そのジャンルで権威性があると判断できるサイト(サイト内に化粧品に関するページが充実している・資格保持者など著者情報が明確に記載されている)からの被リンクはポジティブな影響を及ぼすでしょう。

SNSからのみの被リンクは直接的なSEO効果はないものの、実際に訪れたユーザーのエンゲージメントにより間接的にSEO効果を及ぼすことも期待できます。

インフルエンサーマーケティングのデメリット

Q9.購入に至らなかった理由は?
購入に至らなかった理由は?(N=267)

インフルエンサーマーケティングにはメリットが多数ある反面、デメリットもあります。実際にアクションを起こす前にしっかりとデメリット部分の理解も深めておきましょう。

商品紹介=信用できない・広告であるというイメージがある

比較的、広告臭がないマーケティング手法であるとはいえ、コンテンツに「プロモーションを含みます」などがついていると、案件であることを察するユーザーは多いです。

そのうえで台本で管理されたセリフでひたすらに商品・サービスを褒め称えるような発信の仕方をしてしまうと、信用できないと捉えられてしまう危険性があります。

あくまで、実際の感想を中立な立場で伝える必要があります。

説明の上手さはインフルエンサーの力量によって左右される

インフルエンサーのキャスティングによっては情報が上手に伝わらない可能性があります。

ジャンルに精通していることだけが選定のポイントになるのではなく、多彩な表現や一般的な立場での評価などを織り交ぜることができる人物に依頼をしないと、有益な情報としてユーザーに届きません。

ステマのリスクがある

ステマとは広告・宣伝であることを明記せずに、消費者を欺いてプロモーションを行うことです。対策をすれば問題ありませんが、プロモーションタグのつけ忘れなどでこうした事態が発生してしまうこともあります。もちろん意図的に行うことは違法となります。

インフルエンサー自身に炎上のリスクがある

日常的な不適切な言動が多いインフルエンサーを起用してしまうと、プロモーション期間中に炎上をしてしまい、商品やサービスのイメージがダウンしてしまう可能性があります。

普段の言動を調査して炎上に繋がりやすい発言(政治・宗教・セクシャル)などモラル面も精査する必要があります。

インフルエンサーの管理・マネジメントが難しい

インフルエンサーにはインフルエンサーの世界観があります。動画作品に関するこだわりであったり、言い回しの表現であったり、彼ら彼女らの良さであり変えられない部分があります。上がってきた投稿文章やコンテンツがイメージと全く違うことも起こりえます。

このマネジメントしきれない部分がマーケティング担当者の大きな負担とならないように、どういった活動をどのようにしている人物・グループなのかを、依頼前に見極めるようにしましょう。

自社に合ったインフルエンサーの選定が難しい

ここまで、ターゲットとなるコミュニティとのマッチング度合いや商品・ジャンルの知識、普段の言動、説明力、企画力、世界観など多数のキャスティングの際に必要となる項目を挙げてきましたが、これらを全て判断しきること自体が担当者の負担となることもあります。

インフルエンサーマーケティングは手軽なものではなく、最初に考え尽くす項目が非常に多いものであると認識したうえでアクションを起こすようにしましょう。

インフルエンサーマーケティングに適したSNS

ここまでメリット・デメリットについて解説しました。次に実際にインフルエンサーマーケティングを行う際に、どのようなインフルエンサー・どのSNSを選べば良いのかを解説します。

Q4.どのSNSでのインフルエンサーの投稿に影響を受けることが多いですか?
どのSNSでのインフルエンサーの投稿に影響を受けることが多いですか?(N=500)
Q7.どのSNSのインフルエンサーが購入のきっかけになりましたか?
どのSNSのインフルエンサーが購入のきっかけになりましたか?(N=233)

購入経験を調査したところ、Instagramがインフルエンサーの情報発信による購入経験が多いことがわかりました。

次いで、YouTube・Twitter・TikTokとの相性が良いようです。

全般的なジャンルで見ると、Instagramが非常にインフルエンサーマーケティングにおいて強い媒体と言えますが、商品・サービスのジャンル別にみると、何でプロモーションすべきかが若干変化してきます。次章で解説します。

インフルエンサーマーケティングに適した商品・サービス

本章では、インフルエンサーマーケティングに適した商品・サービスを紹介します。商品・サービスのジャンルとSNSの種類をかけ合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

化粧品・美容

Q7.購入したことがある商品は?化粧品
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

もっともインフルエンサーマーケティングとの相性が良い製品は「化粧品・美容」のジャンルでした。

化粧品はかなり個人差があるものです。そのため最終的に見るようになるインフルエンサーは自分と近しい肌感覚を持った人である傾向があります。過去の経験からこの人が言う事なら自分にも合うという信頼が生まれているため、購入経験がある割合が高いのでしょうか。

そのほかにも、値段が高いため失敗したくないという心理から、使用者の声を重要視する傾向があると考えられます。

洋服・アクセサリー

Q7.購入したことがある商品は?洋服アクセ
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

洋服アクセサリーも化粧品と同様に購入経験の割合が高いジャンルでした。

ファッションの系統や感性が似ているインフルエンサーに対して憧れや参考にするためにフォローしているので、インフルエンサー紹介する商品が自分の手持ちのアイテムとの相性が良かったり、単純に憧れの人と同じ服装をしたいという考えから購入の意思決定をするのではないでしょうか。

食品や飲料

Q7.購入したことがある商品は?食品飲料
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

食品・飲料は美容、アパレルに次いで3番目にインフルエンサーをキッカケとした購入経験が多いジャンルでした。

商品の流行性や活用レシピなどインフルエンサーを介して得られる情報が有益なものであり、購買意欲がかき立てられるものであるため、インフルエンサーマーケティングとの相性が良いのでしょう。また、SNSは食との相性が良いため、食に関連することが投稿されやすく見られやすいということもありそうです。

雑貨・日用品

Q7.購入したことがある商品は?雑貨日用品
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

雑貨や日用品もやや「購入経験あり」の割合が高いジャンルでした。

理由としては、1つ1つの値段が高くないことが考えられます。便利な使い方や感性に合った小物などを知った時、値段的なハードルを気にすることないため、瞬間的にある程度購入の検討に至るのではないでしょうか。

アプリ・WEBサービス

Q7.購入したことがある商品は?アプリ
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

アプリやサービスについては、無料で利用できることが多いジャンルであるため、失敗のリスクが消費者にとって少ないと考えられます。口コミ評判をじっくり吟味する必要がないイメージがあります。

一方で、アプリ内の課金ガチャなどは排出率や性能などを詳しい人から教わりたい(回すガチャ選びで損をしたくない)という意思が働くため、知りたいことを意識したプロモーション施策が有効となるケースがあります。

家電

Q7.購入したことがある商品は?家電
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

家電は全てのジャンルの中でも余りインフルエンサーマーケティングとの相性が良くないジャンルでした。購入経験がある方が全くいないわけではないので、やり方次第で効果はあります。

商品の値段が他のジャンルと比べて高額になりやすいことから、インフルエンサーの情報だけを参考に瞬発的に購入に至るケースが少ないと推測できます。ただし、認知のきっかけや、購入の後押しになるなど、数値に現れにくいところで出る効果もあります。

書籍・DVD

Q7.購入したことがある商品は?本DVD
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

書籍・DVDもインフルエンサーマーケティングとはやや相性が悪いジャンルとなりました。

書籍・DVD(小説・漫画・映画)は世間的な流行性がわかりやすいものであることや、身近なコミュニティ内での話題や流行りも重要となってくるため、インフルエンサーに情報を求めることが少ないのではないかと推測できます。また、画像が主体のSNSでは伝わりにくいため、動画で解説しているものや、拡散性が高いSNSの方が有効である可能性があります。

ゲーム・ホビー

Q7.購入したことがある商品は?ゲーム・ホビー
購入したことがある商品は?SNSの種類ごとに教えてください。(N=233)

ゲーム・ホビーもインフルエンサーマーケティングとはやや相性が悪いジャンルとなりました。

ゲーム・ホビージャンルの製品はInstagramよりもTwitter・YouTubeとの相性がいい傾向があるようです。Youtubeであればゲーム実況やtwitterであれば速報など、投稿コンテンツの内容による向き不向きもあるかもしれません。それでも購入経験がある割合は10%ですが、施策を打つ際はこれらの媒体を選択するといいでしょう。

SNS上で商品を認知した後の消費者の行動

Q10.インフルエンサーの投稿で気になる商品を見つけた時、どんな行動をとることが多いですか?
インフルエンサーの投稿で気になる商品を見つけた時、どんな行動をとることが多いですか?(N=500)

インフルエンサーマーケティングは単体での完結が難しいマーケティング手法です。

インフルエンサーマーケティングに情報を発信をしてもらい、SNS上で商品を認知した後の消費者の行動として最も多いものが「インターネット上で商品を検索する」でした。

そのほかにも「SNSでその商品を検索する」と回答した方も多数いました。

どんなにリーチ数を確保しても、ナーチャリングに成功しても1つのコンテンツだけで購入に至る消費者は少ないです。

一般ユーザーの口コミ評判を蓄積させるための口コミマーケティングや、商品ページの作り込み、購入フォームのUIなど至るところで工夫をこらして初めて購入に繋がります。

【ガクセイ協賛とは】
ガクセイ協賛は、大学生に企業のPR活動などを協力してもらえるサービスです。現在、全国800大学8,000団体が登録をしています。
インフルエンサーマーケティングと同様に、学生にSNSで商品の紹介などをしてもらうことも可能です。影響力・知識がある方よりも、一般的な消費者と同じ目線で使用感などを伝えることができるため、インフルエンサーマーケティングと併用することで口コミの網羅性を高めることができます。

自社に適したインフルエンサーをキャスティングする方法

インフルエンサーマーケティングのデメリットにも挙げましたが、自社に適したインフルエンサーをキャスティングすることは難しいです。

実際にキャスティングをする方法はどのようなものがあるのでしょうか。

  • 気になるインフルエンサーを直接スカウト、キャスティングして依頼する
  • プラットフォームサービスを利用する
  • インフルエンサーマーケティングの会社を利用する

1つ目の方法はマーケティング担当が直接インフルエンサーを探し吟味する方法です。工数や労力はかかってしまいますが、紹介フィーなどは発生しません。

2つ目はプラットフォームサービスを利用することです。探しやすさは向上しますが、仕事を確保しやすいトップインフルエンサーはこうしたサービスを利用していないため、探せるインフルエンサーの幅は狭まってしまいます。

3つ目はインフルエンサーマーケティングの会社を利用することです。企画やコンセプトを伝えるだけでマッチしたインフルエンサーを紹介してもらえるため、工数労力は大幅に削減できますが、フィーが上乗せされるため料金はやや高めです。

以上、インフルエンサーマーケティングに関する実態調査について解説しました。ガクセイ協賛は、協賛を受けたい全国800の大学生の会員がおり、大学生集客に特化したサービスです。大学生インフルエンサーに商品やサービスの紹介を依頼することもできますし、ターゲティングした学生にアプローチすることもできます。

学生の動向や、就活やバイトに関する意識調査など、大学生へのアンケート調査を収集することもできます。また、フェスや学園祭などに関する協賛をご検討されている方も、ガクセイ協賛をご確認ください。

▷ ガクセイ協賛の詳しい情報を確認する