アンバサダーとは?メリットやインフルエンサーとの違いを徹底解説

ビジネスでは認知拡大や販売促進を目的に「アンバサダー」を利用することがあります。アンバサダーを導入することにより、どのようなメリットがあるのでしょうか?本記事では、アンバサダーマーケティングについて解説します。

 

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アンバサダーとは

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アンバサダー(ambassador)は英語の言葉であり、日本語訳すると「大使、(公式または非公式の)使節、代表」という意味になります。

都道府県の観光大使などが、身近なアンバサダーの例です。特定の企業や組織から任命を受け、製品やサービスのブランド価値を高めるための広報や普及活動を行います。

アンバサダーマーケティングとは?

「アンバサダーマーケティング」とは、対象となる商品・サービスに対して好意的な感情を持つファンであるような人(アンバサダー)に、商品を宣伝してもらうマーケティング手法のことです。

アンバサダー自身が商品やサービスのヘビーユーザーであるため、ただ商品を紹介するのでなく、よりリアルな使用感や魅力を発信してもらうことができます。
ただし、あくまで立ち位置は「消費者の代表」であるため、企業という立場からの情報発信よりも消費者に対して効果的にアピールすることが可能です。

アンバサダーとインフルエンサーとの違い

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アンバサダーと似ている概念として「インフルエンサー」があります。どちらもマーケティング手法として利用価値のある存在ではありますが、両者には大きな違いがあります。

起用する目的の違い

アンバサダーとインフルエンサーでは、「起用する目的」が大きく異なります。

世間一般への影響力が強いインフルエンサーを起用する主な目的は商品の認知拡大です。

一方で、アンバサダーを起用する目的は、認知拡大に加えて既に商品を認知している層に対する理解促進(ファンの育成)など多岐にわたります。
アンバサダーの仕事内容に関して詳しく知りたい方は「​​大学生アンバサダーとは」の記事を参考にしてください。

起用コストの違い

アンバサダーとインフルエンサーでは、「起用するにあたってのコスト」が大きく異なります。

インフルエンサーに宣伝してもらう場合、基本的に企業から宣伝費用を支払って商品を宣伝してもらう形式になります。一方でアンバサダーは、商品のファンによる自発的なものであるため、コストはかかりません。例外として、公認アンバサダーとして著名人に宣伝を依頼するケースや、現金ではないもののアンバサバーのためのランク制度や特典を設けるケースがあります。

アンバサダーが注目されている理由

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次に、マーケティング手法としてアンバサダーの存在が注目されている理由について解説します。

  • 口コミの影響力が増加した
  • マスメディアの影響力が低下した

今まで広告媒体といえば、テレビや新聞、ラジオが主流であり、CMを流せば商品は売れるという仕組みでした。それは消費者が情報を得られる手段としてマスメディアの存在が大きかったためです。また、比較検討する商品の種類も今よりも少なかったでしょう。

しかし、現代は様々なモノやサービスで溢れる時代となりました。消費者の情報を得る手段も多様となり、自分で商品やサービスを調べたうえで購入行動を起こすという習慣が付きました。

その結果、企業が発信する情報よりも消費者目線の口コミを購買活動の判断で参考にする人が増えたのです。

アンバサダーの発信する情報は言わば「自分よりも商品に詳しい消費者の意見」です。口コミの中でもワンランク上の信頼性を持つ意見と言えるでしょう。
そのため、多くの企業がアンバサダーに注目し、採用を心がけているのです。

アンバサダーマーケティングを導入するメリット

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アンバサダーマーケティングを導入することにより、以下のメリットを享受できます。

購入の後押しをすることができる

アンバサダーマーケティングの実施により「商品購入の後押しができる」というメリットが発生します。

アンバサダーが商品の魅力・良さを宣伝することにより、消費者は「自分と同じ消費者目線での魅力」を知ることができます。企業からの情報発信と比較して説得力があり、情報をキャッチした消費者は商品購入に積極的になることができます。

コストを抑えて情報を発信できる

アンバサダーマーケティングの実施により「コストを抑えた情報発信ができる」というメリットが発生します。

アンバサダーは、企業から依頼する形でない限り、商品のファンが自発的に情報発信を行います。そのため、情報発信にコストがかからず、低コストでの宣伝が可能になります。

ファンの意見を聞くことができる

アンバサダーマーケティングの実施により「ファンの意見を聞くことができる」というメリットが発生します。

アンバサダーは、宣伝手法として取り入れられるだけでなく、商品のファンの一人でもあります。熱心な消費者からの情報は、商品開発を行う企業にとっても有益な意見として参考にできます。

ファンのデータを集めることができる

アンバサダーマーケティングの実施により「ファンのデータを集めることができる」というメリットが発生します。

上述の通り、アンバサダーとは商品のファンの一人でもあります。企業がアンバサダーを集め管理することで、どのような人がどのような意見を発信しているのかを収集することができます。
アンバサダーに限らず顧客情報を収集することは、ビジネスを展開するうえで大事ですが、やはり興味関心が高い利用者の意見は価値が高いです。ファンだけというグルーピングでデータ収集および分析を行えば、より効果的なマーケティング施策を打ち出すことできるでしょう。

著名人・有名人でアンバサダーマーケティングを始める方法

上述で紹介した通り、アンバサダーは◯◯県の観光大使であればその土地にゆかりがある人物など、特定の条件を決めたうえで選別しなければいけません。以下ではアンバサダーを探すうえで、考慮すべきポイントを紹介します。

ブランド・商品・サービスのファンであること

とにかく人気や影響力がある人をアンバサダーに起用しようとしてはいけません。アンバサダーとはブランド・商品・サービスのファンであるべきです。

人気があるからといって他県出身でゆかりのない人を県の観光大使には任命しません。話題性があっても発信する情報に信頼性が持てないためです。ブランド・商品・サービスをよく知る人物であるか、過去の投稿や発言などの情報を集めましょう。

ブランドとアンバサダーのイメージがマッチしているか

ブランドのファンであるという大前提をクリアしたうえで、何名か候補が上がったのであれば次はブランドイメージとその人物のイメージを比較しましょう。

影響力を把握する

ブランドのファンであり、ブランドイメージともマッチしているのであれば次の選定要素は影響力です。フォロワー数、いいね数、チャンネル登録者数、保有資格情報、経歴などを参考に、数や質の面から情報発信力を見極めましょう。

囲っているユーザー層を把握する

全く同じフォロワー数であったとしても、年齢層が若いなどフォロワーの属性は人によって様々です。より細かな選定をするのであれば、自社ターゲットに近いフォロワーを囲っているかまでをチェックしてみるといいでしょう。

炎上リスクがないか

アンバサダーのちょっとした一言でネガティブな情報が拡散されてしまうこともあります。コンプライアンスを守り、有益な情報を発信し続けてくれる人物であるかを見極めることも重要です。

また、ブランドに関する情報発信だけでなく日常生活や男女関係、政治、宗教など、その人自身が何かしらの発言で批判されるリスクがないかなども考慮すべきです。

一般公募でアンバサダーマーケティングを始める方法

上述では、有名人や著名人をアンバサダーに起用する際の手順を解説しましたが、一般公募でユーザーの中からアンバサダーを探す方法もあります。
こちらの方法の方が、よりユーザー目線の情報が発信できるなど、ターゲット層に親近感を持ってもらうことができます。

食品であれば有名料理人ではなく、一般主婦など。どのような人にメッセージを伝え訴求を行いたいのかを整理して、有名人路線でいくのか、一般人路線でいくのかを考えてみると良いでしょう。

アンバサダーマーケティングの始め方

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最後に、アンバサダーマーケティングの始め方について解説します。

ファンの発見・組織化

  • SNS運用
  • LINE運用
  • コミュニティサイトの運営

 

SNSなどを活用してファンおよびファン予備軍を発見します。日常的にコミュニケーションなどを図り、より有益な情報を発信するアンバサダーへと育成させます。

さらにコミュニティサイト(会員サイト)を運営し、自由に情報を発信したり、ファン同士でコミュニケーションが取れる場を提供することでファンを組織化していきます。

ファンの活性化

  • ファンの情報や行動をデータベース化
  • ブランド貢献度(ランクアップ制度)の導入
  • 行動に対するインセンティブの提供

 

コミュニティサイト等で組織化したアンバサダーに対して、アンバサーダーとして活動することによるメリットを提示します。例えばランクアップ制度を用意してモチベーションを向上させたり、行動に対して特典が生まれる仕組みを作るなどです。

これにより、ファンはアンバサダーならではの行動を積極的に行ってくれるようになります。

効果測定・データの活用

最後に「アンバサダーマーケティングで得た効果の測定とデーターの活用」を行います。

  • タイアップ企画や取り組みをコンテンツ化
  • 販促へのデータ活用

 

データを測定し、分析することでより効果的なアンバサダーマーケティングを実施できるようになります。また、商品の販促へとデータを転用することにより、売上アップの効果も期待できます。

 

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