2021年大学生のクリスマスの予定・意識調査

2020年のクリスマスは新型コロナウイルスの第三波の影響で、外食や大人数でのパーティなども自粛されていた方がほとんどでした。2021年4月以降ワクチン接種が進み、8月をピークに感染者数も減少し、緊急事態宣言解除後の12月現在は1日平均100人台で推移しています。一方で新たに感染力が強いとされるオミクロン株の脅威がある2021年のクリスマス、ウィズコロナの時代に大学生はどのような意識でクリスマスを過ごす予定なのか意識調査を行いました。

 

調査期間:2021年12月10日(金)~2021年12月15日(水)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生490名

 

〜 学生集客のためのガクセイ協賛の事例 〜
学生を集客する方法のひとつに「協賛」があります。
その「協賛」にもさまざまな種類があり「何ができるかよくわからない」という担当者様がほとんどではないでしょうか。
イメージできるように、実際の活用事例を簡単にご紹介しています。ぜひご参考ください。
協賛の活用事例を確認する

 

クリスマスを楽しみにしている大学生の割合は全体の83%

今年のクリスマスを楽しみにしているか質問したところ、「非常に楽しみに感じている」と回答した学生の割合は41%、「楽しみに感じている」と回答した割合は41%でした。

【図1】クリスマスを楽しみにしているか(n=490)

大学生のクリスマス調査1

楽しみと回答した学生の理由は、例年通りイベントごととして楽しみたいと回答しています。2021年は金土でもあり、非日常のイベントを楽しもうという学生の意思が感じられます。

一方で、楽しみではないと回答した学生の理由は、そもそもイベントに興味がない方や、バイトや就活など用事がある方がほとんどで、コロナの感染を気にしている学生は8人と少数でした。

回答者全員に、12/10〜15の時点でクリスマスの予定があるかを質問したところ、66%の学生は予定があり、予定がない学生が18%。検討中が17%と回答。

 

外出してクリスマスを楽しむ予定の大学生が過半数

2020年は、クリスマスイベントもほとんど開催されず、飲食店も制限があったため、自宅で過ごすケースがほとんどでしたが、2021年は外に出てクリスマスを楽しもうと予定している学生が過半数となりました。

緊急事態宣言が解除された現在でも、平日の夜の外食はまだまだ例年通りにはなっていません。その分、金土である今年はクリスマスのイベントの時くらいは「非日常を味わいたい」「気分転換したい」と考えている学生が8割を超えています。また、「クリスマスをきっかけに外出できたり人と会いやすかったりする」と回答した学生も多く、外で楽しむきっかけとしてクリスマスに予定を立てているとも考えられます。

【図2】今年のクリスマスの過ごし方は?(n=321)

大学生のクリスマス調査2

 

家族以外の人とクリスマスを過ごす大学生は67%

緊急事態宣言下においては、家族以外との飲食を減らしてきた学生も、家族と過ごす人の割合は例年とあまり変化はなく2割程度。恋人と過ごしたい学生が33%と最も多く、友人が28%、仲間内の大人数で過ごす学生は6%となりました。

比較的少人数で過ごす予定の学生が多いのが印象的です。例年よりも外部イベントが少ないことも起因しているが、部活やサークルなど団体主催の大人数でのクリスマスイベントはまだ自粛している団体が多いようです。

【図3】今年のクリスマスは誰と過ごす予定か(または過ごしたいか)?(n=490)

大学生のクリスマス調査3

 

大学生のプレゼント事情

2021年、クリスマスにプレゼントを購入する大学生はどれくらいいるか調査しました。結果は、未定を除くと半々になります。

【図4】クリスマスプレゼント(自分へのご褒美も含む)は購入するか?(n=490)

大学生のクリスマス調査4

大学生は誰にプレゼントを購入するか

クリスマスプレゼントを購入した(する予定)と回答した学生に、誰にプレゼントをするか聞いたところ、恋人が66%。次いで多かったのが自分用。そのうちの半数は恋人や友人、家族へのプレゼントと自分のプレゼントを購入しますが、残りの半分の学生は自分用のみのプレゼントを購入します。プレゼントは、誰かに喜んでもらうために提供するものです。クリスマスを理由に購入する人もいますが、普段頑張っている自分、耐えてきた自分へのプレゼントをする学生も多いようです。

【図5】誰あてのプレゼントか?(n=196)

大学生のクリスマス調査5

大学生は何をプレゼントに購入するか

大学生のクリスマスプレゼントは、アパレル商品が一般的という結果になりました。一方で、生活用品や趣味の道具、デジタル機器などといった回答は少なく、個人のこだわりや必要性が見えにくいものは避けられる傾向があります。学生の場合は、何をプレゼントして欲しいか聞くケースが、少ないの可能性がありそうです。
学生だけでない一般的な例年のデータでは旅行なども多いですが、コロナウイルスによる旅行減少の影響もあるかもしれませんが、学生の場合は食事も割り勘が一般的であったり、プレゼントするには費用負担が大きいという理由で片方が旅行費を負担するケースが少ないようです。またエステなどのプレゼントも社会人と比べて少なく、一緒の思い出として残るプレゼントが選ばれています。

【図6】プレゼントの品目は?(n=196)大学生のクリスマス調査5

プレゼントの金額はいくらか

大学生のクリスマスプレゼントは1万円以下が66%となりました。恋人に対するプレゼントでも誕生日プレゼントとは異なり、手に取りやすい金額帯が多いのが特徴です。また、友人や家族には、もらった側が気を使わない5000円以下のものが好まれています。男女比での金額感の差はほとんど見られませんでした。
1万円以上のプレゼントをするケースは恋人へのプレゼントの割合が多いのですが、自分へのプレゼントで考えている人も多かったのが印象的です。商品を普通に購入するのではなく、敢えてクリスマスプレゼントと称して買う、意気込みのようなものを感じます。

【図7】プレゼントの金額は?(n=196)

大学生のクリスマス調査7

 

ウィズコロナにおける学生活動

2021年8月、コロナウイルス感染者数ピークの時期は若者の感染者数が多いことが連日ニュースで取り上げられました。一方で2020年4月以降、数年間のみの学生生活が制限され続けたことも事実です。クリスマスは多くの学生にとっても大きなイベントであり、思い出に残せるチャンスでもあります。

一生の間で学生を謳歌できる時間は限られています。学業に励むことは学生の本分ではありますが、学生時分に得られるものはそれだけではありません。仲間を作り、自分で判断して行動する、さまざまな経験をして、いろいろなことが身についていく。海外旅行、成人式、歓迎会、送別会、アルバイト、就職活動、初詣、部活動、サークル活動など、この 1年半は様々な学生活動に制限がかかってしまいました。今でも制限がかかったままのものもあります。一方で、自分と向き合う機会が増え、周囲に影響されずに自分らしさを見出した学生もいるでしょう。創意工夫で上記に変わるものを自分の中で見出せた学生もいるかもしれません。

コロナ収束ムードでも、今回のアンケートでオンラインイベントに参加する学生も少数ですが存在することは、ウィズコロナの象徴とも言えるでしょう。コロナウイルスのリスクが消える世の中になることはまだまだ想像できませんが、恋人と、友人と、家族と、それぞれがそれぞれの望む形で幸せなクリスマスを過ごせることを切に願います。

【画像】あなたにとって理想のクリスマスの過ごし方は? のキーワード群

大学生のクリスマス調査8

 

ガクセイ協賛は、大学生に様々なアンケート調査を行っています。また、企業様の依頼でアンケート調査のお手伝いをしております。800校8,000学生団体に対して、ご要望に合わせたセグメントによるアンケートの回収が可能ですので、学生向けの集客やマーケティングをされている方はご相談ください。

<ガクセイ協賛の詳細はこちら>