ハロウィーン(ハロウィン)に関する調査概要と質問項目
大学生(若年層)にとって、ハロウィンとは年中イベントの中でもどのような立ち位置にあるのでしょうか?
本記事では大学生のハロウィーンに対する意識を調査するために972名の大学生にアンケート調査を行いました。
調査概要
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生972名(女性:622、男性:334、未回答:16)
質問項目
Q1.過去5年、ハロウィーンイベントに参加したり、仮装したりした経験があるか
Q2.今年のハロウィーンを楽しみに感じているか
Q3.楽しみに感じている理由は?
Q4.楽しみに感じていない理由は?
Q5.今年のハロウィーンの過ごし方は?
Q6.今年のハロウィーンは誰と過ごすか
Q7.ハロウィーンに関連したものでお金を使ったものは?
Q8.ハロウィーンに関連したもので購入したものの合計金額は?
Q9.ハロウィーン関連品で購入したものの合計金額は、昨年と比較して増えたか
Q10.今年挑戦してみたい仮装・コスプレは?
ハロウィーンの参加率!どの程度の大学生が仮装するの?
「Q1.過去5年、ハロウィーンイベントに参加したり、仮装したりした経験があるか(n=972)」という質問をしたところ、4割の学生が参加したことがあると回答しました。
「travelvoice」の調査によると、直近1年間でクリスマスの参加率は68.2%です。クリスマスのような「よりポピュラーなイベント」と比較すると、そこまで参加率は高くないことがわかります。
男女別のデータを見ると、女性の方が参加率が高い傾向にあることがわかります。
ハロウィンの参加方法は人それぞれですが、「仮装・ファッション・メイク・料理作り」などが主な方法であり、女性にとって参加しやすい・魅力的な内容となっているのでしょう。
大学生はハロウィーンを楽しみにしている?
次に「Q2.今年のハロウィーンを楽しみに感じているか(n=972)」という質問をしてみた結果、楽しみである(非常に楽しみ・どちらかといえば楽しみ)と回答した方が70%となった。
実際に参加すると回答した方40%であったのに対して、楽しみと回答した方70%。
30%ほどの差があることがわかります。その理由は、参加はしないものの楽しみにしている学生が一定層いるためでしょう。
街の雰囲気を楽しんだり、期間限定スイーツを楽しんだり、ゲーム内のハロウィーンキャンペーンを楽しんだりと、深く参加しない人にとってもハロウィーンは「楽しみなイベント」の1つなのでしょう。
大学生はなぜハロウィーンに参加するのか・しないのか
Q2で「楽しみ」と回答した方に対して、「Q3.楽しみに感じている理由は?(n=676)」という質問をすることで、その理由を具体的に調査してみました。
結果は、季節イベントの1つだから、非日常感を味わえるからという回答が多くを占めました。
クリスマスにケーキを買って友人や家族と集まるのと同じように、年中イベントの1つとして当たり前にハロウィーンに参加する意識があるようです。
反対にハロウィーンが楽しみではないと回答した方に「Q4.楽しみに感じていない理由は?(n=296)」と質問したところ、「自分には関係ないイベントだと思うから」という回答が多くを占めました。
楽しみにしている学生(70%)が年中行事として当たり前という意識を持っている一方、楽しみにしていない学生(30%)もまた参加しないことが当たり前だと感じています。
そのため、日本人に対するハロウィーンの浸透率がそのまま楽しみにしている割合と楽しみでない割合に現れたのだと推測できます。
その他にも「イベント事で騒ぐことが苦手・イメージが悪い」といった回答も一定数ありました。怪我のリスクがある・感染症のリスクがある・行儀が悪いなどネガティブなイメージを持つ方もいるようです。
アンケート取得後の事故ではありますが、ハロウィーンに大勢が亡くなられた韓国ソウルの梨泰院で起こった事故によって、ネガティブな印象を受ける方も増えた可能性があります。
大学生のハロウィーンの過ごし方
具体的なハロウィーンでの過ごし方を調査するために、「Q5.今年のハロウィーンの過ごし方は?(n=972)」という質問をしました。
「家で過ごす」と「その他(いつも通り学校・サークル・バイト)」の合計54%と、Q1で「参加しない」と回答した割合60%が概ねリンクしています。
残りの46%(参加する人)の内訳を見てみると「外出や外食」が最も多く、次いで「ホームパーティー」、「オフラインイベント」、「オンラインイベント」の順となりました。
積極的にイベントなどに参加するという方よりも、ハロウィーンを理由に出かけたり、友人たちと集まるきっかけにしている方が多い印象です。
大学生はハロウィーンを誰と過ごす?
「Q6.今年のハロウィーンは誰と過ごすか(n=972)」と質問した結果、一番多い回答は友人となりました。
しかし、1人や家族、恋人、大勢などの回答もそこまで大きな差はないことがわかります。ハロウィーンは明確な参加方法が決まっておらず、楽しみ方の自由度が高い分、誰と過ごすかもバラバラなのでしょう。
ハロウィーンにおける大学生の消費行動
「Q7.ハロウィーンに関連したものでお金を使ったものは?(n=972)」という質問で大学生の消費について調査してみました。
結果、ハロウィーン関連の消費で最も多いのはお菓子であることがわかりました。
「仮装」や「飾り付け」にお金をかけるイメージが強いですが、それはあくまで一部の熱狂的な人たちのイメージであり、学生全体で見ると身近でハードルが低い市販のお菓子が消費行動の多くを占めるようです。
さらに、「Q8.ハロウィーンに関連したもので購入したものの合計金額は?(n=972)」という質問で実際の消費金額を調査してみたところ、「1,000円以下」や「0円」と回答する大学生が過半数以上いることがわかりました。
大学生にとって、ハロウィーンはお金を使って何かをするイベントというよりは雰囲気や友人との時間を楽しむイベントとして定着しているようです。
コロナ自粛をしていた2020・2021に比べると外出や旅行・イベントにお金を使うことが増えました。ハロウィーンにはどのように影響しているのでしょうか。
「Q9.ハロウィーン関連品で購入したものの合計金額は、昨年と比較して増えたか(n=972)」という質問をしてみました。
結果は「変化なし」と回答する方がほとんどでした。もともと参加者の多くが少額でハロウィーンを過ごしていたこともあり、積極的にコスプレなどをしてハロウィーンに参加する方は元々少数で、コロナによる消費影響は学生個人単位では大きく見られませんでした。
2022年ハロウィーントレンド!大学生に人気のコスプレ
最後に、「Q10.今年挑戦してみたい仮装・コスプレは?(n=972)」という質問で2022年のハロウィーンの仮装トレンドを調査してみました。
多くの票が集まったのは「猫」「ポリス」「メイド」「チャイナドレス」「魔女」などの王道コスプレでした。
アニメからはスパイファミリーの「アーニャ」と「ヨル」、鬼滅の刃、呪術廻戦の「五条悟」などが複数の票を獲得していました。
【ハロウィーンのコスプレを決めるポイント】
・コンセプト(可愛い・かっこいい・ウケ狙い)
・予算
・セットが売っているか
・手作りできる時間はあるか
・何人で仮装するのか
以下では、意見が挙がったキャラクターをまとめています。ハロウィーンのコスプレを決めるポイントを考慮しつつ、以下の意見を来年以降のコスプレ選びの参考にしてください。
【動物・空想】 | ||
猫 | 魔女 | キョンシー |
かぼちゃ | ドラキュラ | ゴースト |
くまさん | お姫様 | ゾンビ |
ピエロ | 天使 | ゴスロリ |
デビル | – | – |
【アニメ】 | ||
アーニャ | ヨルさん | ディズニー |
ミニオン | チェンソーマン | 鬼滅の刃 |
五条悟 | コナン | ヴァネッサ |
ジャイアン | マレフィセント | ウマ娘 |
セーラームーン | シンデレラ | ウォーリー |
トガヒミコ | バズライトイヤー | 白雪姫 |
エルサ | リヴァイ | ガンダム |
マリオ | あられちゃん | ナルト |
【映画】 | ||
ハリー・ポッター | joker | スターウォーズ |
スパイダーマン | シザーハンズ | 貞子 |
チャッキー |
【職業・人物】 | ||
ポリス | メイド | チャイナドレス |
ナース | シスター | 囚人 |
バニー | 巫女 | SWAT |
マッドサイエンティスト |
以上、大学生のハロウィーンの過ごし方ついて解説しました。ガクセイ協賛は、大学生の意識調査などを全国800大学の学生にアンケートを行なっております。商品やサービスのアンケート、就活やバイトに関する意識調査など、大学生へのアンケート調査をご希望の方はご相談ください。