チラシの作り方を解説!人を集めるためのポイント

最近では、イベントなどの情報はネットやSNSを使って告知、拡散することが多くなりました。しかし、依然影響力があり多くの人にイベントの告知を行うため、有効とされているのがチラシでの集客です。紙のチラシは、近隣の飲食店や人が行き来する駅などに設置されるラックや、ターゲットを絞って投函するポスティングチラシなど、紙媒体ならではの印象に残る集客効果を期待することができます。特に限られた場所での集客、例えば大学構内などで同大学生を集客するためには高い効果を出すことができます。

しかし、どのようにチラシを作成したらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、チラシ作成の手順やポイントについて解説いたします。ソフトを使って作成することで、意外にも簡単にチラシを作成することが出来るため、チラシを作りたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

チラシの作り方の流れ

チラシの作り方の流れ

実際にチラシを作成する事になった場合、何から手をつけていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。チラシ作りに慣れていない方は、以下のような手順で進めていくといいでしょう。

  • 目的やターゲットの情報を整理する
  • 掲載する情報を整理する
  • デザインやレイアウトを考える
  • レイアウト通りにソフトで作成・編集する
  • 印刷する

以下では、上記の項目について1つ1つ詳しく解説していきます。

目的やターゲットの情報を整理するポイント

目的やターゲットの情報を整理するポイント

チラシを作る際に重要となるのが「どんなチラシを作るのか」を明確にすることです。そのために必要となるのが「チラシのターゲット」と「目的の整理」です。そのチラシを届けたい相手や目的を明確にすることで、どのような内容にするのか方向性が決まります。ターゲット層が曖昧なまま作成をはじめると、内容が伝わりにくいチラシになってしまうため注意が必要です。

ペルソナをしっかり描く

ターゲットと目的の整理を行ったら、次はペルソナを設定するといいでしょう。ペルソナを設定するメリットは、作成者同士で共通した人物像を認識できるため、効率よく作業を進めることができます。また、ペルソナのニーズを満たすように制作を行うことで多くのターゲットのニーズを満たすことができるため満足度の高いチラシを作成することができます。

5W1Hで情報を整理する

どのようにターゲット層を絞ったらいいかわからない場合には、5W1Hを使って情報を整理するといくのがいいでしょう。

5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」
の英単語の頭文字を取った言葉です。情報を整理する際には、この要素を意識することで正確に整理することができます。5W1Hを意識することで、ターゲット像を具体的にイメージできるようになります。

掲載する情報を整理するポイント

掲載する情報を整理するポイント

ターゲット層を絞り込んだら、次にチラシに載せる情報を整理します。

デザインやレイアウトの方向を定めるためには、チラシに掲載する情報をまとめる作業を行うことが大切です。必要な情報をまとめずに作成を始めると、伝えたいことがうまくまとまらず後から変更しなければいけなくなります。そのため、はじめに掲載する情報をきちんとまとめておきましょう。

チラシに掲載する主な情報は以下の通りです。

  • キャッチコピー
  • 団体名
  • 日時
  • 開催場所
  • 周辺地図
  • 連絡先
  • 参加費用
  • 予約の必要性
  • 活動紹介

掲載する内容が魅力的であるほど、多くの方の目に留まり見てもらえる機会も増えるため、的確なキャッチコピー、活動紹介などの情報は重要です。

デザインやレイアウトを考える

デザインやレイアウトを考える

チラシに載せるための情報を整理したら、デザインやレイアウトを考えます。どのようにレイアウトしてチラシにするか、設計図となるラフを作るとわかりやすいです。また、レイアウトを考える際には、情報に優先順位をつけることが重要です。ターゲットにメリットが伝わるようにレイアウトを考えましょう。

3つのブロックを意識する

レイアウトは以下のように考えてみると良いでしょう。

【紙面上部にタイトルやキャッチコピー】
タイトルやキャッチコピーなど、ターゲットに訴求できる要素を配置します。

【紙面中心部メイン画像を配置】
内容が一目でわかるような写真を中心部に配置します。

【紙面下部に説明文章】
イベントやサークル、部活などチラシで紹介したい事柄についての説明文章を記載します。また、連絡先や場所・日時などの情報の記載も行います。

配色はベース・メイン・アクセントを意識する

色の要素もチラシのデザインには大きく影響します。メインのテーマ色を決め、そのテーマ色と相性の良い色や濃淡の配色を考えると印象に残るチラシになります。

使用する色の数が多いとカラフルで賑やかな印象になり、色の数を1、2種類と少なくするとシンプルにキャッチコピーや文章を伝えることができます。

背景を含め、配色はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%にするとまとまりのあるビジュアルになります。

レイアウト通りにソフトで作成・編集する

デザイン通りにソフトで作成・編集する

まずは、作成したレイアウトを元にデザインする際に必要となる素材を集めます。画像やイラストを載せたチラシは、文字だけのチラシよりもインパクトがあり、より多くの方の目に留まるため効果が期待できます。画像やイラストは、多ければいいわけではないため、使いすぎないよう注意しましょう。

チラシのデザインに必要な素材は主に以下のとおりです。

  • メイン画像に使用する写真やイラスト
  • 紹介するイベントや部活等の写真やイラスト
  • イベント会場の写真
  • イベント会場の場所を伝えるイラスト

写真が必要な場合には、自分たちでカメラで撮影する方法もありますが、インターネット上の無料の素材サイトからイメージに合った写真素材をダウンロードする方法もあります。会員登録することで、写真やイラストを無料で利用できるサイトもあるため、イメージに沿った写真やイラストを活用しましょう。

素材集めが完了したら、デザインを考えます。デザインの作成は一般的にはパソコンのソフトを使用することが多いです。無料で利用できるインターネットサービスやスマートフォンのアプリでも作成可能ですが、有料のソフトを使用することで、できることが増えるため質の良いチラシを作成することができます。

専門ソフトを編集する

 

  • イラストレーター
  • フォトショップ

プロのデザイナーが多く用いているソフトは、テキストと画像のレイアウト用のアプリケーション「Adobe Illustrator」と、画像編集用アプリケーションの「Adobe Photoshop」です。プロ仕様のアプリケ-ションであるため、デザインの微細な調整を行うことができ、高品質なチラシを作成することができます。

しかし、プロも使用するアプリケーションであるため、未経験者が使うにはハードルが高くなります。無料の体験版もあるため、一度試してみるのもいいでしょう。

2022年6月現在、PhotoshopもIllustratorも買い切り版は販売が終了しているため、月額制のサブスクリプションのみの販売のみとなっています。
サブスクリプションの費用は、単体プランの場合、月額2180円、コンプリートプランの場合、月額4980円、フォトグラフィプランの場合、月額980円となっています。

無料ソフトやOfficeで編集する

  • PowerPoint
  • Word
  • Keynote
  • その他、無料の制作サイトやツール

Adobe製品は手が出ないという場合でも、Microsoft OfficenoのWordやExcelが搭載されているパソコンであれば、それらのソフトを活用してチラシの作成を行うことができます。

Adobe製品よりもできることは限られてしまいますが、テンプレートを用いることで、クオリティの高いチラシを作ることができます。テンプレートを用いなくても、図形やワードアートを使い、画像を配置することで、無料のソフトでも十分に見栄えの良いチラシを作成することができます。

編集を依頼する

本格的なチラシを作りたいがスキルがない、自作したデザインでは見た目に納得できない、仕上がりにこだわりたいという場合には個人やお店などプロに依頼する方法もあります。中にはレイアウトデザインも引き受けてくれる会社もあるため、見栄えにこだわる方にはおすすめです。

プロに依頼する場合の費用は相場は1万円~となっており、個人の方に依頼する場合は実績やスキル、知名度によって費用相場は変わります。そのため、事前に見積りの確認を行うことをおすすめします。

印刷する

印刷する

デザインが完成したらチラシの印刷を行います。印刷方法は主に3種類あります。

  • 家庭用プリンターを使う
  • コンビニや大学のプリントサービスを利用する
  • 印刷会社に依頼する

家庭用プリンターを使う

10枚程度の印刷の場合、自宅のプリンターでプリントしても良いでしょう。あくまで家庭用のプリンターのため、品質は劣りますが手間や費用は抑えることができます。

コンビニや大学のプリントサービスを利用する

10枚から100枚ほど印刷する場合には、家庭用プリンターでは色味にムラができてしまいチープな印象になってしまいます。さらに、家庭用のプリンターよりプリントのスピードも早く、綺麗に仕上がります。

コスト面を比較すると、「コンビニプリント>家庭用プリント>オンラインプリントサービス」の順となります。コストや仕上がり日数、手軽さ、クオリティなど何を最優先とするのかを考え、印刷する方法を選ぶようにしましょう。

印刷会社に依頼する

チラシの印刷枚数が100枚を超える場合には、印刷会社(オンライン印刷)へ依頼することをおすすめします。
高品質はもちろんですが、部数が増えるほど1枚あたりの単価は安くなり、オンライン印刷ならばコンビニや大学のプリントサービスを利用するよりも費用を抑えることができます。

印刷会社に依頼することで、色味も上質で品質の良いチラシの作成が可能ですが、用紙の種類によって仕上がりにも差がでます。どのようなチラシを作りたいかによって用紙の種類を選ぶといいでしょう。

チラシの作成は自分たちで作成するには時間や手間がかかってしまい、専門業者へ依頼すると費用がかかってしまいます。「もっと活動資金があったら」と悩んでいるサークルや部活などの学生団体も多いのではないでしょうか。

ガクセイ協賛は、チラシ作りにかかる費用を協賛によって集めることができます。学生側が企業にすることは、アンケート協力やモニター調査など簡単なことばかりです。個人はもちろん、団体で登録をして協賛金を集めることも可能ですので、サークルやイベントを行うメンバーみんなで、ぜひガクセイ協賛のプロジェクトに参加してみてください。予算の都合で「印刷クオリティ」や「発行枚数」などを諦めなくてよくなるかもしれません。

▷ ガクセイ協賛の詳しい情報を確認する

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