サークル新歓の費用について、おごりでなければ人は集まらない?

大学生活で楽しみのひとつであるサークル活動。サークル側も多くの新入生にサークルへ加入してもらい、サークル活動を盛り上げたいと思っているでしょう。しかし、新歓を開催するにあたって、気になることがいろいろあります。

気になることのひとつとして「出費はどのくらいなのか」という点が挙げられるでしょう。本記事では新歓の費用について解説していきます。新歓の出費はどの程度なのか、新入生はおごりでなければ集まらないのかなど開催する側が気になる点についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

サークルで新歓を実施する費用

では、サークルでの新歓の費用は一体どの程度の金額がかかるのでしょうか。一般的に、居酒屋での大人数コースの場合、1人あたり3000円程度です。コース内容や時間、人数によって多少安くなることもありますが、どんなに安くても2500円程度となります。

新歓の費用を、サークル既存のメンバーで負担するのであれば仮に3000円のコースで既存メンバー30人、新入生20人の計50人で開催した場合、支払総額は15万円になります。その費用を既存メンバーの30人で割ると1人あたり5000円の負担になります。大学生にとって5000円の出費は大きく、金銭的に負担だと感じてしまう可能性が高いです。

新歓費用は「おごり」である必要があるのか

しかし、新歓の費用は既存メンバーがすべて負担しているサークルばかりではありません。
新歓の費用は0円に設定しているサークルもありますが、500円や1000円といった金額設定にしているサークルも少なくありません。1人あたりにかかる費用すべて新入生に負担させるのでは、新歓に参加する新入生が集まらず、サークルに興味を持ってもらうこともサークルメンバーが増えることもありません。

新入生の新歓参加者に、どの程度新歓の費用を負担してもらうかは、「無料にすることで既存メンバーの不満がどれほどになるのか」「500円、1000円といった新歓の参加費で参加者がどの程度減ってしまうのか」などを考慮して折衷案を出すことが重要となります。既存メンバーの離脱を防ぐためにもメンバーからの意見をよく聞いて費用の設定を行いましょう。

新歓は必要なのか?

新歓は必要なのか?

そもそも、新歓の開催は本当に必要なのでしょうか。新歓を開催するメリットとして、多くの新入生にサークルのメンバーや雰囲気、活動内容を知ってもらうことができることが挙げられます。サークル内の雰囲気や活動内容を知ってもらうことで、活動内容に興味のある新入生がサークルに加入してくれる確率が高くなります。

サークルメンバーを集めるには、新歓はかなり影響力が強いといえます。しかし、実際にはサークルの活動内容にはあまり興味がなく、飲み食い目的で参加する人もいます。飲み食い目的であっても、新歓に参加した際に「サークルの雰囲気が気に入って加入をきめた」「話を聞いて活動内容に興味をもった」という人も少なくありません。

新歓の開催は、多くの新入生に参加してもらうことで新入生の加入の可能性が高くなります。サークルのメンバー数が十分であっても、できれば開催しておくと良いでしょう。

新歓によるメンバーの負担を減らすための工夫

新歓によるメンバーの負担を減らすための工夫

しかし、新歓の開催は既存のサークルメンバーに負担がかかってしまいます。そのため、新歓を開催するのであれば、サークルメンバーの負担を減らすための工夫が必要となります。
では、どのような工夫ができるのでしょうか。

  • 学年によって負担率を変える
  • 居酒屋を使わない
  • 資金調達を行う

上記について詳しく解説いたします。

学年によって負担率を変える

新歓の費用をサークルメンバー全員が同じ金額負担することになると、不満が生まれ、2、3年生が離脱してしまう可能性があります。そのため、4年生が多く負担し、2、3年生は負担を減らすことで金銭的理由での離脱を防ぐことができます。しかし、あまりにも4年生の支払いを多くしてしまうと負担に感じてしまうためよくありません。4年生が負担に感じすぎないような負担率にするよう気をつけましょう。

居酒屋を使わない

新歓の開催費用を抑えるためにも、居酒屋ではなくレンタルスペースを活用するのもおすすめです。レンタルスペースで行う際、飲食を自分たちで準備すれば居酒屋よりも費用を抑えることができます。

また、お酒が苦手な人にとって居酒屋での開催は「お酒を飲まなければいけない」と思い参加しづらく感じてしまいます。レンタルスペースを借りなくても、お花見の時期であれば、外での開催も可能です。お花見など、外での開催は雰囲気を楽しむことが出来るだけでなく、場所代もかからないため、費用を抑えることができるのでおすすめです。

資金調達を行う

また、既存メンバーの金銭的負担を減らすための工夫として「資金調達を行う」といった方法があります。資金調達の方法は、「団体でできるアルバイトをする」「新歓ポスターやHPに企業向けの広告宣伝枠を作る」などの方法があります。

新歓の開催をメンバーから徴収しなくても開催できるような取り組みを行うことが重要です。ただし、「団体でアルバイト」は、メンバーにバイトしてもらうため、実質的に会費を増やすのとあまり変わりがないかもしれません。また「広告枠を売る」に関しては、広告枠を買ってくれるお客さんを見つけてくる必要があり、かなり苦労する可能性があります。

効率的な資金調達を行う方法として、「ガクセイ協賛」の活用がおすすめです。ガクセイ協賛は、大学生に特化した協賛のプラットフォームです。全国800大学8,000学生団体が利用しており、企業が募集しているプロジェクトに協力することで、協賛を受けることが可能です。資金調達を検討されるのであれば、まずは「ガクセイ協賛」をしてみてはいかがでしょうか。

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