大学生のアルバイト割合!バイトしない理由を徹底解説

アルバイト不足を課題としている企業・お店は多くあります。本記事では、大学生を対象にアンケート調査を行い、大学生の現在のアルバイト割合を掲載しています。また、大学生がアルバイトをする理由、したくない理由についても深堀りをしているので、アルバイトの維持や新規採用をお考えの方はぜひ参考にしてください。

 

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大学生のアルバイト割合(率)

Q1.現在アルバイトをしていますか?の画像
現在アルバイトをしていますか?(n=487)

アンケート調査の結果、現在アルバイトをしている大学生の割合は80%でした。なお、過去にアルバイトを経験したことがある学生を含めると、96%が「経験あり」となり、今までアルバイトをしたことがない学生は全体のわずか4%です。

Q11.今後アルバイトをやりたいですか?の画像
今後アルバイトをやりたいですか?(n=96)

また、現状アルバイトをしていないと回答した学生の94%は「今後はアルバイトをしたい」と考えていることから、大学生のアルバイトへの意識は非常に高いことがわかります。

アルバイト不足の課題

現在、アルバイト不足が原因で、出店戦略の見直しをしたり、営業時間の短縮したり、労働者の賃金を大幅に上げたり、責任者が長時間労働している企業やお店は多数あります。

こうしたアルバイト不足の課題は、学生たちがアルバイト(仕事)に対して何を求めているのかを理解し、適切に求人募集やPRを行うことで解決できます。

なぜなら、上述の通り現在もアルバイトをしている学生や、現在はアルバイトをしていないがしたいという意志がある学生が非常に多いためです。アルバイト不足の原因は「若者世代の労働への意識が低下」ではありません。

大学生がアルバイトをする理由

Q6.アルバイトをする(していた)目的はなんですか?のバナー画像
アルバイトをする(していた)目的はなんですか?(n=467)

大学生がアルバイトをする一番の目的は、趣味や貯金、学費、生活費など「お金」であることが多いです。

しかし、大学生たちは社会経験を積むためであったり、スキルを向上させるため、友人や恋人作りのためであったりと、収入を得ると同時に様々な目的を同時に達成したいと考えています。

アルバイトの離脱を防いだり、新規採用をするために、単に時給面を訴求するだけでは思ったような結果が出ないかもしれません。

友だち作りの場として

Q7.アルバイトで仲の良い友人はできましたか?の画像
アルバイトで仲の良い友人はできましたか?(n=467)

アンケート調査でも、実際にアルバイトを通じて友だちができたという意見が多く集まっており、大学生から、アルバイト先が友だち作りの場としても活用されていることがわかります。

 

Q8.アルバイトを通した友人作りについて、次の項目があてはまるかの画像
アルバイトを通した友人作りについて、次の項目があてはまるかどうか教えてください。(n=467)

友だち作りにおいて、アルバイト先は、その職種に興味を持つ仲間たちと同じ目標に向かって行動することから、連帯感や仲間意識が生まれやすく、関係を深めやすいという特徴があります。また、生活の中心には大学があるため、アルバイト仲間と四六時中いることはなく、バイトがオフの時に付き合うか否かなど距離感の調整がしやすいようです。

 

キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ株式会社が行った調査では、若者世代(Z世代)が友だちを作る際に重視する項目は「趣味」や「年齢」「価値観」とされています。

アルバイト先での友だち作りは、今の若者世代(Z世代)が友だちを作る際に重視するポイントを抑えているため、「バイト仲間に出会えること」が若年層のアルバイトを集めるうえで、1つの訴求ポイントとなるかもしれません。

参考:【Z世代の友達作りに関する調査】

スキルアップ・社会経験ができるから

  • エクセルの資格を取得できた
  • 正しい社会人マナーを学べた
  • 接客スキルが向上した
  • 仕事の仕方、考え方が身についた
  • コミュニケーション能力が向上した

 

アルバイトを通じて、実際に体験でき嬉しかったことの1つに「スキルアップができる」という内容があることが、アンケート調査を通じてわかりました。

大学生の多くはアルバイトを通じて社会経験ができることに大きな価値を感じているようです。求人情報を発信する際は、アルバイトを通じてどのような能力が身につくのかを発信すると、効果的でしょう。

やりがいを感じるから

  • お客さんにありがとうと言われた時、やってよかったと感じた
  • 家庭教師のアルバイトで生徒が志望校に合格することを見届けられた

 

大学生はアルバイトで社会やビジネスでの成功体験を得ることに魅力を感じています。

仕事を通じてどのような喜びがあったのか、実際に働いている学生の体験談を発信することは、アルバイトの応募を増やすために、効果的であると考えられます。

大学生がアルバイトをしない理由

趣味や遊びなどを優先したい:32%
学業を優先したい:26%
希望通りの待遇のアルバイトが見つからないから:15%
今までアルバイトで嫌な思いをしたことがあるから:8%
新型コロナの影響で今まで通りには働けないから:6%
お金に困っていない:5%
親や家族に禁止されている:1%
その他:7%

バイトをする理由とは反対に、現在バイトをしていない人にバイトをしない理由を質問したところ、上記のような回答が得られました。

趣味や学業、家庭の事情など、雇用者がコントロールできない理由も多いですが、待遇改善やシフト条件の緩和、職場環境の改善、感染症対策などを、働きやすい環境作りを行うことで、対策できることも多いです。

(関連記事)大学生がアルバイトをするメリット・しないメリットについて詳しい記事はこちら

大学生のアルバイト実態

本章では大学生のアルバイトのリアルな実態について解説をします。大学生がどのような労働環境でアルバイトしているのか、参考にしてください。

大学生アルバイトの平均時給・月収

画像「Q5.アルバイトの月収はどれくらいですか?」
アルバイトの月収はどれくらいですか?(n=391)
Q4.時給はどれくらいですか?の画像
時給はどれくらいですか?(n=391)

地域による差もありますが、大学生の多くは1000円〜1200円の時給で勤務しています。月収にすると、4〜6万円と回答した方が一番多くなりました。

時給の見直し、高時給で求人募集をすることはもちろん魅力的ではありますが、現状で1000円程度に時給が設定されていれば十分アルバイトは集まると考えられます。
人材不足の原因を考える際は、金銭面だけではなく、多角的にどのような魅力が足りていないのかを考える必要があります。

大学生のアルバイトの探し方

画像「Q2.アルバイトはどのように探しますか?」
アルバイトはどのように探しますか?(n=487)

アンケート調査にて、「アルバイトはどのように探しますか?」と質問をしたところ、「アルバイトの求人情報サイト」と回答する大学生が大半を占めました。

現在、若年層世代に合わせたアプローチ方法として、動画コンテンツやSNSでの情報発信を行う企業が増えていますが、求人情報探しにおいては、Webサイトを利用する習慣が根付いているため、まずは求人サイトでの情報発信をしっかり行うべきです。

大学生に人気のアルバイト(職種)

画像「Q3.現在どんなアルバイトをしていますか?」
現在どんなアルバイトをしていますか?(n=391)

大学生に対してアンケート調査で、「現在どんなアルバイトをしていますか?」と質問したところ、「飲食店」と「塾・家庭教師」のアルバイトが人気であることがわかりました。

飲食店は、初めてでもチャレンジしやすいことや、大学生のバイト仲間が多いこと、シフトの融通が効きやすいことなどから、大学生にとって応募のハードルが低いようです。
塾・家庭教師は、現役大学生ならではの学力の高さを活かせ、高収入であるため人気が高いようです。

人気の業種であれば、もちろん学生のバイトは集めやすいでしょう。一方に、マイナー業種など、働くイメージが掴みにくいお仕事の場合は、業務内容や職場環境などより詳細に情報を発信することが重要となります。

Withコロナにおける大学生のアルバイトへの意識変化

画像「Q9.あなたのアルバイトに新型コロナの影響はありましたか?」
あなたのアルバイトに新型コロナの影響はありましたか?(n=467)

現在、大学生でアルバイトをしている方は、新型コロナの影響で「シフトが減少した」や「人員削減があった」、「アルバイト先が潰れた」と回答しています。

そのため、シフトを入れやすいことや、フルタイムで働けること、失業の心配がないなど、アルバイトの学生たちが「安定して働くことができる」という情報は、今の時代非常に価値が高いと言えます。求人情報を発信する際は、優先的に記載するべきでしょう。

以上、大学生のアルバイト割合や、バイトをする理由・しない理由について解説しました。ガクセイ協賛は、大学生の意識調査などを全国800大学の学生にアンケートを行なっております。商品やサービスのアンケート、就活やバイトアンケートなど、大学生へのアンケート調査をご希望の方はご相談ください。

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