就活生の企業研究の方法!入りたい会社と入りたくない会社の特徴【アンケート調査】

本記事では「就活生の企業研究の方法と入りたい会社と入りたくない会社の特徴」に関するアンケート調査をしました。調査概要と質問項目は以下の通りです。

調査期間:2024年08月19日(月)~2024年08月25日(日)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約800の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生1483名
対象属性:女性833人、男性576人、性別未回答19人
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学生を集客する方法のひとつに「協賛」があります。
その「協賛」にもさまざまな種類があり「何ができるかよくわからない」という担当者様がほとんどではないでしょうか。
イメージできるように、実際の活用事例を簡単にご紹介しています。アンケート調査の活用事例もありますので、ぜひご参考ください。
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【質問項目】
Q1.現在の就活の状況を選択してください(n=1483)
Q2.どのような手法で企業研究を行っていますか(行いましたか)?(複数選択)(n=472)
Q3.どんな会社に入りたいですか?最も重要だと思う要素をお答えください(n=472)
Q4.その要素を持っていても、応募したくない会社には、どんな原因があるでしょうか?(単体でも応募意欲がなくなる原因として、当てはまる要素を全て選択してください)(n=472)
Q5.企業研究をする上で、最も信用できた(できる)情報は、どんな情報でしょうか?(n=472)

学年別!大学生の就活状況【8月時点】

Q1.学年別:現在の就活の状況を選択してください
Q1.学年別:現在の就活の状況を選択してください(n=1483)

8月時点で就職活動を開始している大学生は、3年生で68%、4年生で70%でした。

一部、留学や大学院への進学を考える学生を考慮すると(文部科学省「令和5年度学校基本調査」によると大学院進学率は12.5%)、3-4年生のほとんどの学生が8月時点では、就活へのアクションを開始しているようです。

1-2年生も10%程度は、情報収集から就職活動をスタートしています。

何かしらの就職活動を開始している学生(472人)に対して、企業研究の方法について詳しく質問をし、その結果を以下で解説します。

 

現代の就活生はどのように企業研究をするのか

Q2.どのような手法で企業研究を行っていますか(行いましたか)?(複数選択)(n=472)
Q2.どのような手法で企業研究を行っていますか(行いましたか)?(複数選択)(n=472)

ガクセイ協賛では、どのような方法で企業探しをするかという別のアンケート「就活生が企業探しのための情報収集に使っているツール・サービス【アンケート調査】」を行っており、そちらでは、就活情報サイトが71%だったのに対して、今回の「企業研究」では33%でした。

気になる企業を見つける方法は「就活情報サイト」が主流ですが、気になる企業について深堀りする場合は「企業のHP」を閲覧する学生が多いようです(企業HPは26%の増加)。

そのほか、「企業探し」に比べると、企業動画・動画まとめサイト・企業SNSを活用する学生が多く、現代の就活のトレンドになっているようです。詳細情報を探すためには、採用ページやHPに掲載する情報はもちろんのこと、会社のリアルな雰囲気を知るため、動画を見る学生が多い傾向にあるのでしょう。

 

就活生の考える「入りたい企業」の特徴

Q3.どんな会社に入りたいですか?最も重要だと思う要素をお答えください(n=472)
Q3.どんな会社に入りたいですか?最も重要だと思う要素をお答えください(n=472)

就活生が入りたいと考える企業の最大の特徴は、給料や待遇が良いことでした。人材採用の競争において、賃金の高さは大きなアドバンテージとなるようです。

厚生労働省「令和5年新規学校卒業者の求人初任給調査結果」によると、大卒の初任給平均額は21万2,500円とされています。業界や地域ごとに数値は違いますが、企業側の目線として、賃金的な側面から自社をアピールできるのかの指標となるでしょう。

Z世代の特徴として「働きやすさ」や「自分のやりたい業務をやる」といった、ダイバーシティを尊重した意見が多く集まっていますが、それでも給与を重視する学生が多いようです。もしかすると、昨今の物価高などを経験していることで金銭的な安定を期待が高まっているのかもしません。

 

就活生の考える「入りたくない企業」の特徴

Q4.その要素を持っていても、応募したくない会社は、どんな原因があるでしょうか?(n=472)
Q4.その要素を持っていても、応募したくない会社は、どんな原因があるでしょうか?(n=472)

就活生が入りたくないと考える企業の最大の特徴は、入りたい企業の結果と呼応しており、賃金が低く待遇が悪い会社が不人気でした。社員の仲が悪い、サービス残業が蔓延している、パワハラ気味の上司がいるなどの「働きやすさ」に関する項目が次点にあることも同様です。

現代の学生は現実的な印象があります。終身雇用が幻想となった現代では、会社イコール自分ではなく、曖昧な夢ややりがい搾取には敏感で、自分自身にプラスかを会社(の利益)と切り分けて考える傾向があります。会社にとって合理的なことでも、自分にとって不合理なことは我慢しない考えを持っています。いくら給料が良くても、自分のやりたいことや生活、ストレスを犠牲にしたくないと考える人が多いようです。

企業は、就活生が企業研究を行うツールとして活用しているコーポレートサイトやSNS、動画コンテンツなどの媒体を通じて、マイナスな印象を与えないことも重要ですが、会社が新入社員に期待することと応募者がやりたいこと・やれることの乖離を埋める必要があるでしょう。

 

就活生が考える企業研究の決め手となる情報源

Q5.企業研究をする上で、最も信用できた(できる)情報は、どんな情報でしょうか?(n=472)
Q5.企業研究をする上で、最も信用できた(できる)情報は、どんな情報でしょうか?(n=472)

現代の就活生は、コーポレートサイトやSNS、動画コンテンツなど多様な媒体を活用して情報収集をするものの、インターネットリテラシーが高く、その全てを鵜呑みにすることはありません。

ネット環境で育ってきたからこそ、重要視しているのは生の声であり、企業研究をするうえで信頼できる情報源として「対象の会社の現職社員の情報」や「対象の会社と関わりある知人からの情報」、「口コミ場情報サイト」「対象の会社の退職社員の情報」などを大事にしています。

これらの情報は、アンコントローラブルなものもあり、社内環境の作り方や、採用する人材の見極め、顧客に対する対応など、普段の企業活動をどれだけ真摯に取り組んできたのかが、人材確保において最終的に重要になってくるのかがよく分かる結果となりました。

ただし、だからといって何もできないわけではなく、しっかりと顔を見せて会社や働き方、社員の声をオープンに届ける必要があります。

 

ガクセイ協賛では、現代の就活生の傾向に合わせて企業動画を用いた採用活動のお手伝いもしています。合同説明会で各社が話されるような企業説明を、動画で届ける企業研究weekを定期的に開催しており、多くの就活生が活用しています。ご興味ある人事担当者の方は、ぜひ一度ご相談ください。まずは資料をお送りします。

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以上、大学生の「就活における企業研究の方法と応募を決めるポイント」に関する実態調査について解説しました。ガクセイ協賛は、大学生の意識調査などを全国800大学の学生にアンケートを行なっております。商品やサービスのアンケート、就活やバイトに関する意識調査など、大学生へのアンケート調査をご希望の方はご相談ください。

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