理系学生を採用するための最も効率的な方法を徹底解説

企業の採用方針や業種によっては「理系」の学生を集中的に採用したいと考えることもあるでしょう。理系学生を採用するにあたっては、理系学生が就活においてどのような傾向で行動するのかといった情報を把握しておくことが重要です。本記事では、理系学生を採用するための効率の良い方法について解説します。

 

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理系学生の採用が難しい理由

  • 理系知識を必要とする職種の増加
  • 理系学生の減少
  • 大企業による理系学生の採用独占

理系職種のニーズが増加している

昨今、ビジネスにおいて「テクノロジー分野」の成長が著しいです。エンジニアを筆頭に、ビッグデータサイエンティスト、アナリストなど、理系学生の採用需要が増えることは当然でしょう。

ということは、数多くの企業の間で、限られた理系学生の取合い合戦が勃発するということです。正しい採用戦略を練らなければ、他社に理系の人材を取られてしまうかもしれません。

理系学生の総数が減少している

少子化や経済的な不況(理系学部の学費が高額である問題)などの背景から、理系学生の総数は減少傾向です。採用ニーズが上昇しているにも関わらず、就職候補者は減少しており、採用難易度は高まっています。

画像引用: 3.2高等教育機関の学生の状況

大企業に理系学生が流れてしまう

労働力の需要供給のバランスが需要に傾いている売り手市場な状況に加えて、大企業に優秀な理系学生の応募が集中してしまう傾向が中小企業に打撃を与えています。

後述する理系学生の就職動向「大企業を希望する方が多い」ともニーズがマッチしており、中小企業が理系学生を確保する難易度が高まっています。

## 理系学生の特徴・採用メリット

理系学生の採用需要は増しているのイメージ画像

理系学生を採用することには以下のようなメリットがあります。

PDCAを回すことに長けている

理系の人材は「論理的な思考」に強い傾向にあります。トライ・アンド・エラーを繰り返すことは学生時代の日々の研究で身についているスキルであり、ビジネスにおいては「PDCA」の効果的なサイクル形成に役立つでしょう。

「やりきる力」が強い

理系の人材は、粘り強く試行することで結果を出す実験をしてきて「やりきる力」が身についている傾向にあります。仕事において、途中で投げ出すことは、場合によっては企業間の関係を損ない、社会的な信用の失墜にもつながる可能性があります。重要な仕事を任せられる人材として、理系学生は信頼性の高い人材となるでしょう。

数値分析に強い

理系の人材は、数値データを用いたレポートを作成してきており、「数値分析に強い」という傾向にあります。得られたデータを客観的に分析し、それをビジネスにフィードバックすることが可能です。数値やデータを扱う部署に配属するのに、理系の人材は適しているといえます。

理系学生の就活の3つの特徴

理系学生の就活の3つの特徴のイメージ画像

理系学生を効率的に採用するために、まずは理系学生の事情を理解することが重要です。

1.大学院進学率が高い

文部科学省が発表した「令和2年度学校基本調査」によると、理系学生の大学院進学率はおよそ34%です(理学・工学・農学の平均値)。文系学生の大学院進学率は5%に満たないため、文系学生は理系学生と比較して就職を選ぶ人数が少ないということになります。就職を選ぶ理系学生は少ないということは、そもそもの採用母数が少なくなってしまいます。

参考サイト:学校基本調査|文部科学省

2.理系学生はとにかく時間がない!

理系学生は「時間が限られている」という傾向にあります。前述の通り、理系学生は文系と比較して「実験と研究」に多くの時間を割いています。就活に利用できる時間も限られているため、その限られた時間でどれだけ効率よく就活できるかを重要視しているのです。

3.大手企業を望む傾向がある

理系学生は「大手企業に就職したい」という傾向が見られます。

「キャリタス就活2019」で発表された、『発表!2019年卒の就活生が選ぶ人気企業とは?〜就職希望企業ランキング:大学生編〜』によると、理系学生に人気の企業は1位が「トヨタ自動車」でした。そのほか東日本旅客鉄道(2位)、東海旅客鉄道(3位)、ソニー(4位)という結果となっており、いずれも大手メーカーや鉄道会社などがランクインしています。

理系学生が大手企業を望む理由としては以下が考えられます。

  • 研究室の推薦が大手である
  • 研究室の先輩も大手が就職しているから
  • 研究分野を活かすため
  • 就活に充てる時間が少ないから大手の選考を優先している
  • 大手から内定もらえるので、他を検討しない。

効率的に理系学生を採用する方法

効率的に理系学生を採用する方法のイメージ画像

効率的に理系学生を集めるためには、理系学生の持つ特徴を踏まえた対策が必要です。そこで、理系学生向けの採用対策について解説します。

採用情報の露出を工夫する

進学に目を向けている理系学生が多い中で、進学を希望する理系学生に向けて的確に採用情報を発信し、理系学生にキャッチしてもらえるかが重要なポイントになります。

また、学部生だけでなく、大学院生に向けて情報を発信するということも重要です。

以下で詳しく紹介しますが、理系学生や院生が多く利用している媒体を使って情報を発信するようにしましょう。

柔軟なスケジュール対応

理系学生は基本的に忙しく、時間がないことを考慮すると、柔軟なスケジュール対応を採用活動に組み入れて行動することが重要になります。

研究などで日々忙しい理系学生は、企業が行う採用活動(合同説明会やインターンシップなど)とスケジュールが合わないケースも珍しくありません。忙しい時間を割いて採用活動に参加してもらうわけですから、企業側が柔軟にスケジュール対応し、忙しい理系学生でも無理なく参加できるスケジュールで採用活動を進めることが重要です。

魅力的なクリエイティブを制作する

理系学生は大手志向が強いため、どうしても中小企業は選択肢として見られないケースも多くなります。とはいえ、いきなり事業を急成長させて大手企業の仲間入りをすることは現実的ではありません。

そのため、理系学生が知る機会の少ない中小ベンチャー企業は、まずクリエイティブで目を引かせて知ってもらい、事業内容だけでなく条件面や社風(先輩社員の声など)などで自社の魅力を伝える必要があります。

理系学生に情報を届けるためにできること

理系学生に情報を届けるためにできることのイメージ画像

最後に、理系学生に対して企業や採用に関する情報をしっかりと届けるためにできることについて解説します。

理系学生採用に特化したリクルートサービスの活用

「理系学生の採用に特化したリクルートサービス」を活用することで、効果的・効率的に理系学生に対して情報発信できます。リクルートサービスのかなには特定の分野に特化しているサービスがあり、中でも理系学生に特化しているサービスを選択すれば、理系学生に対して集中的にアプローチできます。

大学と連携する

理系学生が多く在籍している大学と連携することで、理系学生に対して集中して情報発信できます。研究室訪問やポスター掲載などができるかもしれませんが、大学側もできる対応に限りがあります。念のためアプローチしてみて、可能であれば連携させてもらいましょう。

直接的に理系学生にコンタクトする

「採用ページ」など適切な情報を発信することも重要ですが、プル型のアプローチだけでなく企業からアクションを起こすプッシュ型のアプローチを試みることも大切です。

具体的にはダイレクト・スカウト型の採用をすることです。自社で仕組みを構築することが難しい場合は、ダイレクト・スカウト型のサービスを利用するという選択肢もあります。

その他にも、SNS運用など、日常的に学生とアプローチすることで、採用に関する情報を自然に届けることができます。

ガクセイ協賛を利用している800大学5500団体の中に、サークルや学生団体の他に、大学研究室の登録もあります。研究室にリーチすることもできますし、個々の理系学生に絞ってリーチを増やすこともできます。特定の大学や学部学科、エリアなどを絞って情報を発信することも可能ですので、理系学生の採用支援をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。

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