学校前(校門前)配布の効果と許可の取り方について

マーケティングにおいて「サンプリング」を実施する場面も出てくるでしょう。サンプリングはさまざまな場所で実施される可能性がありますが、中でも「学校前(校門前)」でサンプリングすることによる効果が大きいケースもあります。本記事では、サンプリングやチラシ、販促物配布における校門前配布について解説します。

 

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学校前配布(校門前配布)とは?

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「学校前配布(校門前配布)」とは、学校の正門前においてチラシ配布やサンプリングを行うマーケティング手法です。

  • 家庭教師のバイト募集チラシ
  • 資格の予備校の受講案内
  • 化粧品のサンプリング
  • ガムやタバコのサンプリング
  • 就活サービス等の案内
  • インターン募集の案内
  • 旅行会社のパンフレット
  • 新規開店の飲食店の案内

 

学校前配布で配布されるモノの例は上記の通りです。

サンプリング(試供品を配布)だけではなく、チラシなどの販促物が配布されることがあります。

配布行為の中でも「ルートサンプリング」と呼ばれるマーケティング手法の中の1つであり、校門前を通る人つまりその「大学生」に対して集中的にリーチすることが可能です。

学校前配布(校門前配布)の費用

学校前配布(校門前配布)を実施するにあたっては、以下の費用が発生することを念頭に置く必要があります。

  • 配布スタッフの人件費
  • チラシの印刷料
  • グッズの制作費
  • 試供品の制作費
  • 運搬費用

 

費用相場については、何を、どれくらい配布するのかによって大きく左右されます。
そのため、費用相場や他社との比較についてはあまり考えすぎず、ここではイメージとして上記の項目の費用が発生することを理解しておきましょう。

学校前配布(校門前配布)の許可に関して

学校前配布(校門前配布)を実施するにあたって、サンプリングを実施する場所が道路での配布である場合には、所轄(配布場所を管轄する)の警察署に「道路使用許可」をとっておけば、基本的に問題ありません。

ただし、ビジネスマンとしてのマナーや配慮として、対象校への連絡もきちんと押さえておきましょう。もちろん、学校内でサンプリングする場合は、確実に対象校からの許可が必要となります。

ガクセイ協賛」では、学生を対象としたサンプリングのお手伝いもしております。800大学5500の学生団体が利用している協賛プラットフォームなので、学校前配布をせずに学生団体に配布を依頼することなどが可能です。興味がある方は、ぜひガクセイ協賛までご相談ください。

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学校前配布(校門前配布)のメリット

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世の中にはさまざまなプロモーション施策がありますが、それらのプロモーション方法と比較して学校前配布(校門前配布)にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

学生にセグメントできる

学校前配布(校門前配布)は、学生に対して集中的なセグメントが可能になります。

通常の無作為サンプリングと異なり、学校前配布(校門前配布)では基本的にその大学に通う学生のみが配布対象となります。プロモーションしたい商品・サービスが学生をターゲットにしているのであれば、費用対効果は高まることが期待できるでしょう。

直接的にアプローチできる

学校前配布(校門前配布)は、学生に対して直接アプローチできるというメリットがあります。

自社スタッフが学校前配布(校門前配布)の配布作業を担当する場合、その場で質問回答などサービス理解を深めるためのアプローチをしかけることが可能です。
これにより、学生からのコンバージョンレートが高まる可能性がある点は大きなメリットになり得ます。

【塾を知るキッカケになったもの】
知人、親の紹介:67%
ネット:11%
チラシ:6%

【塾に通う大きなきっかけになったもの】
知人、親の紹介:77%
ネット:11%
チラシ:8%

引用:校門前チラシ配布の影響力

実際にチラシ配布やサンプリングがサービスを利用する(認知する)キッカケとなっているというデータもあります。チラシ配布が大多数のパーセンテージを占めるわけではありませんが、少なからず影響力がある媒体であることがわかります。

視認率が高い

学校前配布(校門前配布)は、学生による視認率が高まるというメリットがあります。

学校前配布(校門前配布)では、ターゲットとなる学生1人に対して基本的に1つのモノを配るので、学生1人1人に対する視認率は高くなる傾向にあります。

また、スタッフTシャツなど配布スタッフがサービスを象徴するものを身に付けている場合であれば、配布数以上のプロモーション効果があるかもしれません。

学校前配布(校門前配布)のデメリット

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次に、学校前配布(校門前配布)を行うにあたってのデメリットについて解説します。デメリットについて理解するためには「チラシ配布に対する学生の反応」を把握しておくことが重要です。

配布物に付属のおまけだけ残し、チラシは捨てた:63%
チラシを受け取り、中身を見た(親に渡した):17%
チラシに興味がなく受け取ったことがない:12%
チラシ配布について否定的である:8%

引用:校門前チラシ配布の影響力

上記のデータを見てみるとわかるように、学校前配布(校門前配布)のサンプリングでサンプルを受け取ってくれた人が100%読んでくれるわけではない、ということがわかります。

サンプルの中身目だけが当ての学生が6割以上も存在するため、学校前配布(校門前配布)に対して過度な期待は禁物ということを念頭に置いておきましょう。

学校前配布(校門前配布)の効果を高めるコツ

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最後に、学校前配布(校門前配布)の効果を高めるためのコツについて解説します。

配布シーズンを工夫する

学校前配布(校門前配布)の効果を高めるためには「配布を行うシーズン・時期を工夫する」ことが重要です。

商品・サービスを利用する学生が増える時期とは、要するに「新学期」のことです。
新学期シーズンであれば、新生活を迎えた学生に対してリーチできる時期となるため、商品やサービスの性質によっては学校前配布(校門前配布)の効果も高まります。
その他にも、文化祭などのイベントの時期であれば、多くの学生にアプローチできるでしょう。

配布する品物を工夫する

学校前配布(校門前配布)の効果を高めるためには「配布物の中身を工夫する」ことも重要です。

学校前配布(校門前配布)においてチラシのみを配布するのではなく、何らかのグッズ(現在はマスクなど)を添付すれば受け取ってもらえる確率が上がります。添付するのは、実用性の高いものであることが重要であり、学生に対するイメージアップにもつながります。

配布スタッフの育成

学校前配布(校門前配布)の効果を高めるためには「配布作業を行うスタッフを育成する」ことも重要です。

モラルがない配布員では、受け取ってもらえる可能性が低くなるだけでなく、実施している企業のイメージダウンにもつながってしまいます。自社の人員で実施する場合には、学校前配布(校門前配布)を担当するスタッフは愛想の良さなどを考慮して決定することをおすすめします。

 

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