【2023最新】サンプリングで道路使用許可は必要？取り方と罰金について

宣伝などの目的で「サンプリング」を検討されたことはありませんか？
サンプル配布を街頭で行うにあたっては、実は「道路使用許可」が必要です。どこに許可を得るべきなのか、許可なしでサンプリングを行ったらどうなるのかをきちんと把握しておいてください。本記事では、サンプリングで道路使用許可を得ることについて解説します。

サンプリングにおける道路使用許可について

「手渡しによるサンプリングを実施する」ということは、当然ながらどこかの場所で実施することになります。その場所が自社の所有地でもない限り、どこかの団体や自治体等が所有・管轄している場所を借りるというになるでしょう。

そのため、サンプリングを実施するためには「許可が必要」という認識を持ってください。

実施する場所によって、許可の申請先も異なります。本記事では上記の2通りに分けて解説します。

会場や施設内でサンプリングをする場合

サンプリングを実施する場所が、どこかの「会場」や「施設」であった場合には、その施設の所有者や管理者に許可をとる必要があります。一方で、公的な許可は必要ありません。サンプリングの実施にあたっては、その施設の所有者・管理者としっかりと話し合って、無用なトラブルを避けるようにしましょう。

一般歩道でサンプリングをする場合

一般歩道でサンプリングを行う場合は「道路使用許可」を得る必要があります。

道路使用許可を取らなかった場合の罰則

道路使用許可を得ることなく一般道でサンプリングを行った場合、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。無用なトラブルを避けるためにも、道路上でサンプリングを実施する場合は”必ず”道路使用許可を得てから実施するようにしましょう。

ポスティングは例外となる

同じ「サンプルを配布する」という行為である「ポスティング」を実施するにあたっては、特別な許可は必要ありません。
ポストを設置しているということは、つまり配布物の受取を承諾していることなので、同じサンプリングでもこちらは許可がいらないということになります。

サンプリングで道路使用許可を取る方法・流れ

以下ではサンプリングを実施する際、道路使用許可を得るまでの実際の流れについて解説します。

申請先

道路使用許可の申請先は「実施場所を管轄する警察署」です。
注意するべき点は「会社の住所を管轄する警察署」ではなく、あくまでも「実施場所を管轄する警察署」になることです。

必要な書類

道路使用許可を得るにあたっては、申請のために以下の4つの書類等を必要とします。

「道路使用許可申請書」は、申請する「実施場所を管轄する警察署」の窓口で取得できます。

「地図」は、サンプリングを実施する場所の周辺地図を印刷し、実施場所を丸で囲んでおきましょう。インターネットで利用できる地図でも印刷できれば問題ありません。

「平面図」は歩道の幅などの情報を正確に記入しておきましょう。

「配布物」は、サンプリングの場合はサンプルの現物を用意します。現物の準備が難しい場合は配布物の写真でも許可される場合があります。

申請に必要な期間

申請の当日の受付は数十分で済みます。
承認にかかる時間は3日程度ですが、場合によっては1週間以上かかるケースもありますので、余裕をもって申請しておくことをおすすめします。

サンプリングの規制区域

許可さえ出せば絶対に使用許可が下りるというわけではありません。規制区域というものがそれぞれの所轄警察署によって定められており、配布場所によってはNGを出されてしまうケースもあります。

事前に所轄警察に相談をしてサンプリング許可が下りる場所なのかを確認しなければいけません。

当日のスタッフ人数

現場でサンプリングを行うスタッフの人数も所轄警察によって定められています。1つの申請で最大2名が一般的です（1つの申請で2箇所まで申請できるため）。例外的に1名しか認めていない警察署もありますので、申請の際に確認するようにしてください。

サンプリング箇所と申請件数

サンプリングを実施するための道路使用許可の申請は、1つの申請で2箇所まで申請することができます。
そのため、複数の箇所でサンプリングを行う場合、同時にいくつかの申請をする必要があります。例えば駅周辺で同時に6箇所でサンプリングを実施したい場合には「3件（6÷2）」の申請が必要です。

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