大学生を対象にしたマーケティングにおいて「アンケート調査」を実施することがあります。これから学生向けにアンケートを実施することを考えている方の中には「どういったアンケート内容にすればよいのだろうか?」と悩んでいる方もいるでしょう。本記事では、大学生アンケートの例題を紹介します。
大学生向けアンケートの例、テンプレート
以下では、さまざまなケースに応じたアンケート項目を記載しております。アンケート実施の目的に応じて、以下のテンプレートを参考にしてください。
属性に関するアンケート例
まずは「属性」に関するアンケート例です。
- あなたの学年(年齢)を選んでください
- あなたの所属する学部・学科を記入してください
- あなたの性別を選んでください
- あなたの住んでいる地域を選んでください
こうした「回答者の属性」に関する質問項目は、データを集計して分析する上で重要なポイントになります。
アンケート内容自体には影響しない項目ではありますが、どういった属性の人がどのような回答をする傾向にあるのかを分析するための重要な指標となるため、属性に関する質問項目は必ず入れておきましょう。
市場調査のためのアンケート例
次に「市場調査」のために必要なアンケート例です。◯◯の部分はアンケートの目的に応じて挿入してください。
- 現在、購入している◯◯を教えてください。
- ◯◯と聞いたときにどのような製品を思い浮かべますか?
- ◯◯を利用(使用)している理由をお書きください
- 現在利用している◯◯以外の◯◯を利用してみたいと思いますか?
こうした質問項目を設定することによって、学生の市場を理解し、参入の意思決定や新商品の開発、プロモーション方法の決定などにデータを活かすことができます。
上記の質問例の他にも、アンケートの実施目的に応じて市場調査に役立つ質問を盛り込んでおきましょう。
新卒採用に関するアンケート例
次に「新卒採用」に関するアンケート例です。
- 志望している就職先を教えてください
- 志望している業界を教えてください
- 志望している職種を教えてください
- 就職先として企業を選ぶポイントを教えて下さい
- 就職活動を始めた時期を教えてください
- エントリーした会社数を教えてください
- 一次選考を通過した会社数を教えてください
- 内定を取得した会社数を教えてください
- WEB面接を利用したことがありますか
- 可能であれば、会社での面接よりもWEB面接を利用したいと思いますか?
- インターンシップに参加した企業を教えてください
- その企業のインターンシップに関する情報は何で知りましたか?
- 参加したインターンシップの中で満足できた企業を教えてください
- 満足できたと回答した理由を教えてください
これらの質問を設定することによって、採用活動において「選考方法の意思決定」や「採用情報で何を打ち出すのか」を検討するうえで必要なデータを収集することができます。
また、自社の業界へ就職を希望する人数の想定したり、就職情報を告知し始めるタイミングを決定することも可能です。
その他にも具体的にどのような会社が人気なのかを知り、採用方法をベンチマークすることで自社の採用活動に活かすことも可能です。
アルバイトに関するアンケート例
次は「アルバイト」に関するアンケート例です。自社でアルバイト雇用に問題や不安を抱えている場合には、アルバイトに関する質問を充実させて、アルバイト雇用の問題点を解消しましょう。
- 現在アルバイトをしている企業名、ショップ名を教えてください
- アルバイトの目的を教えてください
- アルバイトをしていないと答えた方はアルバイトしない理由を教えてください
- アルバイトをするにあたって、興味のある業種を教えてください
- アルバイト先を選ぶポイントを教えてください
- アルバイトの継続期間を教えてください
- ○○の発生(コロナ禍など)でアルバイト選びの基準は変わりましたか?
目的やアルバイト選びのトレンドを調査することで、最新のアルバイト事情を把握することができます。
アルバイターの現状を深く理解することで、自社のアルバイト制度を見直したり、求人情報でアピールするポイントを改善することができるでしょう。
※ アルバイトのお役立ち情報をまとめているこちらのサイトも参考にしてください。
製品・サービスに関するアンケート例
次は「製品・サービス」に関するアンケート例です。質問数を充実させることによって、自社の製品やサービスに関する市場評価を細かく把握することができます。
- ◯◯を知ったキッカケを教えてください
- ◯◯をどこで購入したのかを教えてください
- ◯◯を購入した理由を教えてください
- 10点満点中どのくらい◯◯に満足していますか?
- ◯◯に満足する(しない)理由を教えてください
- ◯◯のパッケージ(ロゴ、看板)にどのぐらい好感を持てますか?
これらの質問によって、製品やサービスの品質向上や、顧客満足度の向上などにつなげることができます。この質問項目によって得られたデータを分析して商品開発部にフィードバックし、市場評価をもとにした戦略的な製品開発やサービスの改善を行いましょう。
店舗に関するアンケート例
次は「店舗」に関するアンケート例です。
- ◯◯を知ったキッカケを教えてください
- ◯◯を利用するのは何回目ですか?
- ◯◯を利用する頻度をを教えてください
- ◯◯を利用する際、どなたといらっしゃいますか?
- ◯◯を利用する際、どのような交通手段を利用されますか?
- ◯◯を利用する理由を教えてください
- 10点満点中どのくらい◯◯に満足していますか?
- ◯◯に満足する(しない)理由を教えてください
製品・サービスでの質問と同様に、顧客満足度やキャンペーン(販促・告知)の反応を調査する質問を設定します。これらの質問で判明した問題点を即座に改善し、店舗の評価を高めることで、ファンの増加、ひいては売上の向上を図ることができるでしょう。
また、店舗やサービスに関するアンケートを作成する場合は、「初回利用者」や「リピーター」などより細かなユーザー属性を把握し、誰からの意見であるのかを判断できるようにしておきましょう。
広告効果に関するアンケート例
次は「広告効果」に関するアンケート例です。過去に打ち出した(打ち出している最中の)広告の実際の効果を調べることができます。
- この広告をご覧になったことがありますか?
- どこでこの広告をご覧になりましたか?
- この広告をご覧になってどのような印象を受けましたか?
- この広告をご覧になり、どのような行動をしましたか?
広告宣伝の中には、オフライン広告など媒体によって効果測定が難しいものがあります。
アンケートを実施することによって、打ち出した広告宣伝がどの程度の効果を及ぼしたのかを測ることができ、広告の継続や今後の広告の打ち出し方の参考になるでしょう。
ブランドイメージ調査のためのアンケート例
次は「ブランドイメージ調査」のためのアンケート例です。この質問によって、自社ブランドがどのようなイメージを持たれているのかを明確にできます。
- あなたは、◯◯(ブランド名)をご存知ですか?または購入したことがありますか?
- ◯◯の購入頻度を教えてください
- ◯◯を今後も購入したいと思いますか?
- ◯◯に対するあなたのイメージを教えてください
- ◯◯に対してそのようなイメージを持つ理由を教えてください
ブランドイメージを改善することは、そのブランドの商品の売上に大きく関わります。現状のブランドイメージを明確にして、認知度を高めるべきなのか、認知されている内容を改善するべきなのかを検討しましょう。
WEBサイトに関するアンケート例
最後に「WEBサイト」に関するアンケート例です。
- ◯◯を何で知りましたか?
- ◯◯にどのくらいの頻度でアクセスしていますか?
- ◯◯のデザインに関する満足度を教えてください
- ◯◯の使いやすさ、探しやすさに関する満足度を教えてください
- ◯◯の情報量、コンテンツ内容に関する満足度を教えてください
- ◯◯以外に、利用しているサイトはありますか?
- ◯◯は、どのくらい役に立ちましたか?
「使いやすさ」や「利用頻度」などを調査する質問を設定することで、WEBサイトの問題点や改善点を明らかにすることができます。
WEBサイトの現状の問題点を深堀りし、改善することで離脱率を減少させ、コンバージョンレートを高めていくことができるでしょう。そのほか、自社顧客が利用している他社サイトを調査し、ベンチマークすることでサイト改善の画期的なヒントを得ることもできるでしょう。
こうしたアンケートによって、企業はさまざまな有益な情報を得ることができます。「ガクセイ協賛」では、企業が大学生に対してアンケートを実施するお手伝いをしております。大学生向けにアンケートの実施を検討している方は、ぜひ一度ガクセイ協賛までご連絡ください。
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