学食トレイ広告とは?効果や訴求力を徹底解説

商品やサービスによっては、「学生」に限定したプロモーションを実施したいケースがあるでしょう。学生に対するプロモーション方法はさまざまですが、その1つに「学食トレイ広告」というものがあります。本記事では、学食トレイ広告の効果やメリット・デメリットについて解説します。

 

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学食トレイ広告とは?

学食トレイ広告とは?のバナー

「学食トレイ広告」とは、学食や学内のカフェテリア等の飲食店で使用するトレイ(おぼん)に広告を掲載する宣伝方法です。
後述で詳しくメリットを解説しますが、トレイという目に止まりやすい媒体を利用していることから、食事を注文した人の視認率がほぼ100%になることが最大の特徴です。

「トレイ広告」は大きく以下の2種類に分類することができます。

  • 紙タイプ
  • シールタイプ

紙タイプとはトレイの上に敷く紙に印刷するタイプの広告です。一方、シールタイプはトレイ上に耐久加工されたシールを貼り付けるタイプの広告です。

大学の学食トレイ広告は後者の「シールタイプ」が採用されているケースが一般的です。

学食トレイ広告の料金、期間、サイズなど

学食トレイ広告の平均費用は、1枚当たり約650円〜1,000円(作業費込み)となります。
期間は1か月間〜とされていることが一般的です。また、最低枚数(1000枚程度〜)を設けているケースも確認できます。

そのため、費用感として65万円程度〜を想定しておくといいでしょう。サイズは学食で使用するトレイの大きさにより異なりますが一般的にA4サイズ相当になります。

詳しい費用対効果については「学食トレイ広告の料金!費用対効果は高いの?」の記事を参考にしてください。

学食トレイ広告の効果・訴求力

学食トレイ広告の効果・訴求力のバナー

次に、学食トレイ広告を利用するにあたっての効果や訴求力について解説します。

視認率

トレイを利用した学生であれば確実に目に留まるため、学食を利用した人に対しての視認率は100%となるでしょう。

また、「マイナビ学生の窓口」のアンケート調査によると、学食の利用率(週1回以上学食を利用する割合)は大学生全体の約50%とされています。
つまり、1週間学食トレイ広告を掲載すれば、およそ半数の学生に対して1度は訴求できるということになります。

参考サイト:マイナビ 学生の窓口

接触時間

学食トレイ広告の接触時間は学食を利用している時間に準ずるでしょう。アンケートや検証データなどはありませんが、一般的な食事であれば10~30分程度の滞在は期待できるでしょう。その間は、トレイ広告が視界に入ることとなります。

学内ポスター広告など一瞬目に留まるような宣伝媒体と比較すると接触時間が長いといえます。
そのため、商品名や企業名だけを訴求するような広告ではなく、しっかりと広告の内容を目にしてもらい、商品理解を深めたうえで購入を促すことを目的として広告との相性がいいでしょう。

反復回数

学食トレイ広告は「反復回数を期待できる」というメリットがあります。

前述の調査によると、1週間に3回以上学食を利用する学生の割合は、全体の約20%に上るとされています。仮に週3回学食を利用する大学生がいるとすると、1か月間の広告掲載期間のうち同じ広告を12回以上目にするという計算です。

広告は何度も同じ内容を目にすることによって強く印象付けることができます。学食という「何度も利用することになる施設」で「相応の時間、目にすることになる」という特徴を活かすことによって、ターゲットである学生に対して広告の内容を強く印象付けることができ、売上や認知度アップといった効果につなげることができるでしょう。

学食トレイ広告の注意点

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最後に、学食トレイ広告を利用するにあたって把握しておくべき注意点について解説します。

学年別などのセグメントはできない

学食トレイ広告は「セグメントできない」というデメリットがあります。

学食は誰でも好きに利用できるため、多くの学生に対して訴求できるというメリットがある反面、セグメント分けしたターゲットを絞ることは極めて難しいです。

音大や女子大など、大学単位で大きくセグメントを切ることはできるのですが、「新生活キャンペーン(1年生向け)や「就活サービス(3.4年生向け)」など対象の学年・学部が設定されている場合は効果的ではないかもしれません。

ガクセイ協賛」では、学年や学部にターゲットを絞ったプロモーションを得意としています。特定の学生に向けた情報発信を検討されている方は、ぜひご検討・ご連絡くださいませ。

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効果測定が難しい

学食トレイ広告は「効果測定が難しい」というデメリットがあります。

学食トレイ広告に限った話ではないのですが、そもそも「紙媒体」の広告は実施後の成果が見えにくいという点が大きなデメリットです。インターネット上での宣伝のように、アクセス解析等ができる広告媒体と比べると、広告を打ち出してどの程度の成果が出たのかを観測することは難しいでしょう。

ただし、最近では「QRコード」などを活用することで、学食トレイ広告の宣伝効果を可視化する動きもあります。広告宣伝では費用対効果などを分析するために、こうした媒体を活用することで宣伝効果をしっかりと把握できるような工夫が重要です。