大学生が、個人やサークルなどの団体で企業から協賛を受けることは簡単なことではありません。募集や営業などの手間をかけても、協賛企業を集められるかどうかはわからないのです。そんな大学生が企業から協賛を受けたい時に便利なのが「ガクセイ協賛」というサービスです。本記事では、ガクセイ協賛がどのようなサービスなのかについて解説します。
ガクセイ協賛とは?
ガクセイ協賛は、大学生が企業のPR活動などに協力して、協賛金を集めるための協賛プラットフォームです。
アカウント登録(無料)を行うと、各企業が立ち上げた「協賛プロジェクト」を閲覧できるようになります。学生の利用者はプロジェクトの条件を達成することで、報酬として資金を得ることができます。
2014年にリリースされたサービスであり、これまでに8,000件以上の協賛プロジェクト、500社以上の協賛企業が集まっています。また、実際に多額の資金を集めた学生も多く、これまでの協賛金の総額は30億円を超えています。
ガクセイ協賛の特徴
そもそも協賛とは、イベントや活動などに企業や個人が賛同し、その団体に対して資金や物品などを提供することをいいます。
「協賛」と聞くと、大きな組織が行う資金集めの手段だと想像する方が大半でしょう。そのイメージとは裏腹に、ガクセイ協賛では大学生を中心に小さなコミュニティ、個人が協賛を簡単に募ることができます。
本来、学生が独自に協賛企業を探すことは決して簡単なことではありません。しかし、すでに多くの企業との提携が進んでおり、多数のプロジェクトが掲載されているガクセイ協賛であれば、手軽に協賛企業を探すことができます。
ガクセイ協賛の仕組み・利用の流れ
ガクセイ協賛は、以下の手順で利用します。
- 無料アカウント登録
- 協賛プロジェクトを探す
- お好みの協賛企業に協力する
- 協賛金や物品協賛を受け取る
まず「無料アカウント登録」を行います。スマートフォンアプロ、もしくはブラウザサービスにアクセスして「新しくはじめる」を選択し、必要事項を入力してアカウント登録を完了してください。アプリはiOS・Androidの両方に対応しています。
必要事項で決定したパスワードとメールアドレスを使ってログインすると、会員専用ページに移動します。会員ページから「協賛プロジェクト一覧」をタップしましょう。協賛可能なプロジェクトが一覧表示されますので、条件に合うプロジェクトを探してください。
プロジェクトを選択するとプロジェクトの詳細情報が表示されますので、内容を確認します。内容に問題がなければ、協賛を実施してください。
プロジェクトを遂行すると、自分のアカウントにキャッシュが貯まります(報酬が協賛金である場合)。残高から好きな金額を指定してアプリから請求を行います。簡単な操作で請求できますので、数分で申請できるでしょう。アカウント登録時に設定した銀行口座に最短3日で報酬が振り込まれます。
学生の目的と企業の目的
- 免許費用を集めたい
- 留学費用を集めたい
- 部費やサークル費用を集めたい
- 学生イベントの開催費用を集めたい
- 生活費を集めたい
ガクセイ協賛を利用する学生の主な目的は、上記の通りです。
協賛と聞くと、公演や学園祭、ミスコンテストなど大きなイベントを開催するために出資をしてもらうイメージをしてしまいますが、実際に利用をしている方の中には、免許費用や生活費など個人的な目的のために協賛金を集めている方もいます。
- サービスを学生に広めたい(プロモーション)
- 学生の意見を集めたい(アンケート)
- 自社のサービスやアプリを使ってみてほしい
- 学生とタイアップした企画を作りたい
一例ではありますが、ガクセイ協賛を利用する企業の目的は上記の通りです。
学園祭で自社をPRしてくれる学生や、アンケート調査に協力してくれる学生、サービスを使ってみてくれる学生、企業の研究を手伝ってくれる学生など、さまざまな学生を集めるために、ガクセイ協賛でプロジェクトを立ち上げています。
ガクセイ協賛で企業から協賛してもらえるもの
一般的に「協賛」というと資金面でサポートをするイメージが強いです。
ガクセイ協賛を利用する場合も、基本的に報酬は現金となります。一部例外があるので参考程度にご確認ください。
- 現金協賛型
- 物品協賛型
- 技術協賛型
- 人的協賛型
現金協賛型とは、文字通り資金を提供してもらうことです。ガクセイ協賛におけるメインの形であり、多くのプロジェクトは現金協賛型となっています。
物品協賛型は、現金ではなく何らかの品物を協賛金の代わりに提供してもらうことです。例えば「大学で子ども向けのイベントを開きたい、そこで配るためのお菓子を提供してほしい」といったケースが考えられます。
技術協賛型は、企業が持っている技術やノウハウを提供してもらうことです。
最後に人的協賛型は、企業が保有する人材を提供してもらうことです。例えば「社員を講師として提供してほしい」といったケースが考えられます。
ガクセイ協賛で企業に対して協力すること
- アンケート協力
- 告知の協力
- イベントでの広告掲載
- ホームページでの広告掲載
プロジェクトの内容(学生が企業に協力すること)のよくある例は、上記の通りです。ただし、多くの企業が日々、様々なプロジェクトを立ち上げているため、上記以外にも貴重な体験ができるプロジェクトに出会えるかもしれません。
ガクセイ協賛では、これまでの信頼と実績に応じて、「認定パートナー」および「特別認定パートナー」という二段階の称号が与えられるシステムがあります。
特別認定パートナーに認められれば企業に対してプロジェクトの提案が可能になるので、企業に対して協力できるリターンの選択肢は広まります。
ガクセイ協賛のプロジェクト内容
以下ではガクセイ協賛に掲載されているプロジェクトの報酬や所要時間について解説をします。
協賛金の金額
協賛金の金額については、以下のような事例が参考になるでしょう。
規模:1人
プロジェクト内容:アンケート回答や記事の執筆など
協賛総額:152,000円
個人利用での事例となります。
この方は、1件あたり数百円〜数千円に報酬が設定されているアンケート回答や記事執筆などのプロジェクトを複数達成したことで、短期間で15万円ほど稼ぐことに成功しています。
規模:80人
協賛総額:3,562,000円
規模:200人
協賛総額:15,887,000円
団体利用での事例となります。
様々なプロジェクトをメンバーの適正に合わせて複数対応しており、数十名〜数百名(部活やサークルのメンバー全員など)でプロジェクトに参加することで、100万円〜1000万円の協賛金を集めることに成功している団体もあります。
プロジェクトの所要時間
所要時間はプロジェクトによって大きく変動します。
例えば「新しくリリースした就活サイトに登録してください」といったプロジェクトであれば、すぐにでも達成可能です。
一方で、ある程度の活動を行わないと協賛金の条件を満たせないケースもあります。
資金調達までの日数
基本的に協賛金は「日曜日までの請求分が、翌週の金曜日までに支払われる」という仕組みで運用されています。
申請から最短3日で振り込みできるケースもあるため、資金調達までの日数はプロジェクトの所要時間プラス3日〜1週間程度で考えておくといいでしょう。
協賛金は、会員登録した際に登録してある銀行口座に入金されます。また、協賛金の受け取り方法については、銀行振込以外にも「Amazonギフト券(ギフトコードをメールで受け取るタイプ)」での受け取りも可能です。なお、協賛プロジェクトによって支払いサイトは異なるので注意しましょう。
以上、ガクセイ協賛の概要を解説しました。
ガクセイ協賛について、より詳しく知りたいと思った方や登録をしてみたいと思った学生の方は「ガクセイ協賛のTOPページ」をご覧ください。
学生集客にご興味がある企業様は、こちらのガクセイ協賛の詳細をご確認ください。
【関連リンク】ガクセイ協賛 | ||
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