企業から協賛を受けたら、必ず「お礼のメール」を送信しておきましょう。社会人として当然のマナーであり、お礼をするかどうかは次回以降の協賛の是非にも関わる可能性が高いです。本記事では、広告協賛金のお礼状(お礼メール)の書き方について解説します。
協賛金を頂いた当日のお礼メール
まずは「協賛金を受け取った当時に送信するお礼のメール」について解説します。以下は、その一例となりますので、必要に応じてテンプレートとして活用してください。
件名:協賛金のお礼/◯◯(団体名)/◯◯(氏名)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
お世話になっております。
◯◯(団体名)◯◯(氏名)です。
私達が主催した◯◯(イベント名)へのご協賛をお願いしたところ
快くご賛同いただき、誠にありがとうございました。
◯◯(イベント名)運営スタッフ一同、深く感謝いたしております。
ご協賛いただきました(支援金/品物)は◯◯として活用をさせていただきます。
貴社をはじめご支援いただきました皆様のご期待に沿えるよう
イベント成功に尽力いたす所存でございます。
今後とも末永いお力添えを頂きますよう
どうぞ、よろしくお願いいたします。
メールにて恐縮でございますが、ご協賛の御礼を申し上げます。
記載するべき内容としては、以下の項目を入れておくことをおすすめします。
- 宛名(社名、部署名、担当者名)
- 自身の名前
- 協賛に関するお礼
- 協賛金、協賛物資の使い道
- イベントに尽力する旨
- 今後の協力依頼
- 「メールにて恐縮」の文面
どのメールにも共通して言えることではありますが「敬語などの手紙マナーをきちんと守る」ことが重要です。社会人同士のやりとりとして、失礼にあたるような内容にならないように注意してください。
イベント終了後のお礼メール
次に「協賛を受けたイベントが終了した後に送信するお礼のメール」について解説します。
件名:協賛金のお礼/◯◯(団体名)/◯◯(氏名)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
お世話になっております。
◯◯(団体名)◯◯(氏名)です。
先日は、◯◯(イベント名)開催の折、ご協賛をお願いしたところ
快くご賛同いただき、誠にありがとうございました。
たくさんの方々からのご支援を受け、無事終了することができました。
当日は天候にも恵まれ、想定を大きく上回る◯◯人に参加いただきました。
イベントの目標でもある◯◯(コンセプト)を実現できたことと思われます。
それも、皆様のご支援があってのこととスタッフ一同、深く感謝しております。
当日開催した◯◯(プログラム)は、ブースが満席になるほど人気となりました。参加者全員が一丸となり、◯◯したことで会場は熱気を帯び、盛大に盛り上がることができました。
あらためまして、皆様からのご協力、ご支援に心より感謝とお礼を申し上げます。
今後とも末永いお力添えを頂きますよう、お願い申し上げます。
また、プログラムごとの動員数やパンフレットなどの配布数などは
別途「イベント報告書」にてお伝えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
メールの必須ポイントは「協賛を受けた直後のメール」と同様です。
また、イベント後のメールの内容としては「イベントの成功に関する報告」を記載しておくと心証が良くなる可能性があります。
できれば、イベント報告書を送付する旨を記載しておくべきでしょう。必ずしも必要になるとは言えませんが、イベント報告書を送っておけば次回以降も引き続き取り組みができる可能性が高まります。また、丁寧な印象を与えることができます。
協賛金のお礼メールで守るべきマナー
最後に、お礼メールで守るべきマナーについて解説します。
協賛のお礼は早めに送る
社会人として当然のマナーではありますが、お礼は早めに送ることが大切です。
電話で連絡をする場合のみ、相手の都合を考える必要もありますが、メールであれば、基本的にスピーディに対応してください。
ただし、メールを送る対象が「携帯電話」の場合は、夜中だと着信音で相手を起こしてしまう可能性がありますので、会社のメールアドレス宛に送るか、翌日相手が起床したタイミングを見計らって送信することをおすすめします。
礼儀正しい表現で書き記す
次に、礼儀正しい表現で書き記すことを意識してください。
社会人同士としてメールのやりとりをする以上は、礼儀・マナーをきちんとわきまえた文章でメールを仕上げなければなりません。
礼儀を失すれば、相手に対して不快感を与える原因になるでしょう。
定型文になりすぎないように
定型文になり過ぎないことも、お礼のメールにおいては重要です。
記事冒頭にてテンプレートを掲載していますが、そのまま使用することはおすすめできません。
自身の言葉ではなく、ネット上で拾ってきた文章であるとわかったとき、感謝の気持ちが足りないと思われてしまうこともあるでしょう。
テンプレートを活用しつつ、可能な限りオリジナルの文章でお礼メールを仕上げることをおすすめします。
わかりやすい件名にする
確実にメールを開いてもらうためには、「協賛金のお礼のメールである」ことが一目でわかるような内容にすることが重要です。
例えば「イベント協賛のお礼」「○○イベント協賛のお礼:○○大学△△(担当者名)」といった件名にするといいでしょう。
お礼のメールは送信することを目的とするのではなく、相手に読まれ、感謝の気持ちが伝わることを目的としてください。
「取り急ぎ」は不適切?
最後に「取り急ぎ」はお礼メールには不適切になる可能性がある点に注意が必要です。
「取り急ぎお礼まで」は「かなり急いでいるため、とりあえずお礼を言っておきます」という意味になってします、相手によっては不快に感じてられてしまう可能性があります。
「直接お会いしてではなく、すぐに感謝を伝えるためにメールでご連絡をしました。」といった表現をしたい場合は、以下の文章を使うと良いでしょう。
- 「まずはメールにてお礼を申し上げます」
- 「略儀ではございますが、まずはメールにてお礼申し上げます」
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