ゼミ合宿に行きたくない理由と断る方法

大学ではゼミに入り、自分の興味関心の高い学問について、より専門的に研究を進めていくことができ、ゼミに入る方も多くいらっしゃいます。このゼミに付き物なのが、「ゼミ合宿」です。

ゼミ生の中でもモチベーションが高い方はゼミの代表者やゼミ合宿の幹事などを務める方もいらっしゃいますが、さまざま理由でゼミの合宿に行けない方や、ゼミ合宿に対してあまり意欲が湧かない方にとっては、悩ましいイベントになっているはずです。

本記事では、ゼミ合宿に行きたくない理由について解説しています。また、ゼミ合宿の断り方についても解説しています。参加したくない本人や、メンバーがなぜ合宿に参加しないのかを知りたい代表者の方は、ぜひ参考にしてください。

 

ゼミ合宿の目的

ゼミ合宿の目的

ゼミの合宿は、同じゼミのメンバーと一緒に宿泊をして研究を進めていきますが、このゼミの合宿には、以下のような目的があります。

  • 学習、研究を目的
  • 交流を目的

 

まずは、ゼミ合宿ではゼミ本来の勉強を行うことを目的としています。その土地でしかできないフィールドワークを行ったり、ディスカッションや論文についての意見交換をしたりします。また、研究の発表会を兼ねている場合もあります。

このように、いつものゼミよりも時間を要する学習や、いつもと違う環境だからこそできる研究を進める内容になります。

一方で、合宿はゼミ生の交流も重要な目的になります。合宿にレクリエーションを取り込んでおり、観光やBBQ、花火などのレジャーで楽しみ、フットサルやテニスなどのスポーツをゼミ生同士で楽しみ、互いの理解やコミュニケーションを深めていくきっかけになります。

どちらの目的をより重視しているかはゼミによりますので、メンバーがゼミ合宿に行きたくない理由を考えるうえで、本記事では2つの目的ごとに分けて解説します。

【学習】メンバーがゼミ合宿に行きたくない理由

【学習】メンバーがゼミ合宿に行きたくない理由

ゼミの合宿に参加したくない理由はさまざまですが、ここでは学習主体のゼミ合宿に行きたくない理由を解説していきます。

学習内容に興味がないから

ゼミの研究テーマが、自分の興味がある内容ではないなど、合宿で行う学習内容に関心が湧かないため、参加したくないという理由があります。

またこういった場合は、合宿で行うプレゼンテーションやフィールドワークに対してもモチベーションが上がらなくなってしまいますし、そもそもプレゼンテーションなどに苦手意識がある方は、合宿自体に参加したくないという気持ちになってしまいます。

こういった場合、ゼミ合宿に参加しないこともできますが、単位などに影響がでないかを考慮したうえで判断しておく必要があります。

通常の講義で単位を取り終えてしまっている

ゼミに参加せずとも、通常の講義で単位を取り終わっている方にとっては、ゼミ合宿での学習に必要性を感じなくなってしまいます。

このように、ゼミでの単位取得を必要としなくなってしまった場合は、合宿での学習にモチベーションが上がらないため、参加したくないという考えになってしまいます。

【交流】メンバーがゼミ合宿に行きたくない理由

【交流】メンバーがゼミ合宿に行きたくない理由

同じゼミに入っていると、その中でさまざまな交流があります。ゼミは少数で行うことがほとんどなので、ゼミ生は仲良くなりやすい傾向にはあります。

しかしながら、中には合わない人、苦手な人もいるかもしれません。そういった方とわざわざ宿泊を兼ねて勉強をしたくない、ゼミ合宿で行うレクリエーションが煩わしいと感じてしまう方もいらっしゃいます。ここからは、ゼミ合宿での交流が嫌で参加したくない理由を解説していきます。

経済的にきついから

ゼミ合宿にかかる費用は、一般的には自己負担が発生します。大学からの補助を受けることもありますが、一定金額は自費で負担することがほとんどです。

ゼミ合宿に対してモチベーションを感じていない方は、経済的な理由からゼミ合宿に参加したくないと思っています。

ゼミ合宿でメンバーが負担する金額を軽減したいとお考えの代表者や幹事の方は、「ガクセイ協賛」を使ってみてはいかがでしょうか。ガクセイ協賛は、全国600以上の大学にある、部活やサークルなどが利用している協賛サービスです。

このガクセイ協賛を利用することで、ゼミ合宿にかかる活動資金を協賛という形で調達することもできるので、ぜひ参考にしてみてください。

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時間的に厳しいから

大学生は、学業以外にもさまざまな予定があります。ゼミ以外の予定を理由に、時間的な問題からゼミ合宿に参加できないと考えている場合があります。例えば、以下のような予定です。

  • 就活
  • インターン
  • アルバイト
  • 親族の行事、集まり

ゼミ生の中には就職活動を控えている方もおり、就活の予定やインターンなどを理由に参加できない場合があります。また、アルバイトをしている学生も多く長期休みを利用したゼミの合宿では、アルバイトの繁忙期と重なってしまい、なかなか休めないという学生もいるはずです。

そのほかにも、家庭の事情で親族の行事や集まりなどを理由にゼミの合宿に参加できないという方もいるでしょう。

メンバーがゼミ合宿に参加できない理由はさまざまです。就職活動が理由であれば、仕方ありませんが、アルバイトなどの理由であれば、代表者や幹事の方にとってはできる限り参加して欲しいと思うはずです。

できるだけ多くのメンバーに参加してもらいたいのであれば、とにかく早めにスケジュールを決めることをおすすめします。就活関連の予定は数ヶ月前に決まってしまうこともありますが、アルバイトのシフトは週単位や月単位で決まるので、2〜3ヶ月前に日程を決めておけば、アルバイトのシフトを外してもらえるように調整が効くはずです。代表者や幹事の方もそうですが、大学生は学業以外にもさまざまなことに取り組んでいるので、とにかく早めにスケジュールを決めることをおすすめします。

遊びがメインの合宿に意義を感じないから

メンバー間の親睦を深めることにウエイトを置いた合宿ですと、参加する意義を感じないと思うメンバーもいらっしゃいます。

代表者や幹事の方は、メンバー同士が楽しめるレクリエーションを考える必要があります。スポーツでも、誰もが自然と参加できる競技にしたり、ゲームもストレスなく参加できるものであれば、参加意義を感じていない方も考えを変えてくれるかも知れません。また、この場合であれば、学習要素をしっかりと取り入れることで、解消できる可能性も高いです。

飲み会が不安だから

メンバーの中には、お酒の場が苦手な方もいらっしゃいます。特に、お酒の飲み方が荒い人がメンバーの中にいれば、不安を感じてしまうのも仕方ありません。

飲み会が不安という理由は、飲み会の形を制限すれば改善できるかも知れません。例えば、時間をしっかり決めることや、飲み会の会場だけ分けることなどです。

飲み会も、同じ場所でダラダラと過ごすことなく、短時間で終わるのであれば、効果的に交友を深めることができるでしょう。お酒に酔って、飲み会の場が荒れる前にお開きにできるようにしておけば、飲み会が苦手な方も参加しやすいかも知れません。

ゼミ合宿の参加義務

ゼミ合宿の参加義務

ゼミ合宿の参加は、あくまでも任意です。そのため、ゼミ合宿に参加するかどうかは学生個人で決めることができます。

まず、交流目的よりのゼミ合宿の場合は、参加不参加を自分の意志で決めてしまっていいことが多いです。もしも不安要素を感じて参加を悩んでいる場合は、ほかのゼミ生などに相談してみることで解決できるかも知れません。

一方で、学習目的よりのゼミ合宿の場合は、参加しないことで、単位取得に影響するかをよく考えてみることが必要です。ゼミ合宿に参加しなくても単位をもらえることが多いですが、補習的なものが用意されていることもあります。

ゼミ合宿の不参加を伝える方法

ゼミ合宿の不参加を決めたら、できるだけ早めにその意志を伝えましょう。

ゼミ合宿は、教授や合宿の幹事に不参加を伝えるだけで大丈夫です。あくまでも、ゼミ内での行事ですので、報告はゼミの教授や合宿の幹事で問題ありません。

このとき、不参加の理由の伝え方は、角が立たないようにすることを考慮しましょう。上述したように、就活関連の理由や、家庭の事情でも大丈夫です。相手が理解してくれるように話しましょう。単純に行きたくない、行くのが面倒だという理由でも、変に嘘をつかないようにしましょう。角が立たないように伝える必要はありますが、嘘をついてしまえば、あとあとバレてしまったときにトラブルの原因になります。

ゼミの合宿は、どうしても都合がつかない理由があって参加できない場合は、任意参加なので、断ることも可能です。しかし、ゼミ合宿に参加することで、研究テーマに関しての学びが深まりますし、フィールドワークやディスカッション、プレゼンテーションなどを通してさまざまなスキルを身につけることもできます。

また、泊まりで活動を行うことで、メンバー間の交友は深まりますし、苦手だと思っていた人とも仲良くなったり、いつもとは違う一面を見ることもできるかもしれません。メンバーと仲良くなることは、研究に協力してもらったり助言をもらったり、プラスに働くことがあります。このように、ゼミ合宿にはさまざまなメリットがあります。

ゼミ合宿を仕切る代表者や幹事の人も、多くのメンバーに参加して欲しいと思っているはずです。ゼミのメンバーが参加しない理由を少しでも減らすために、メンバーの合宿費用の自己負担を少なくしてみてはどうでしょうか。このように、経済面で不安を感じる方は、ガクセイ協賛を活用することで、協賛金として経済的援助を受けることもできます。少しでも自己負担を減らすことで、メンバーの参加率もあがるかも知れません。

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