大学のサークルに入るメリット・デメリットを徹底解説

大学生活でやってみたいことのひとつが、「サークル活動」ではないでしょうか。大学によってさまざまなサークル活動があり、学業とともに熱心にサークル活動を行う学生の方も多いです。

本記事では、大学のサークルに入るメリットについて解説しています。サークル活動をすることで自分にとってどのようなメリットがあるのか、これからサークル活動をはじめるか悩んでる方や、新メンバー募集をする際のメリットの打ち出しに悩んでいるサークル幹部の方はぜひ参考にしてください。

大学でのコミュニティの選択肢

大学でのコミュニティの選択肢

高校生までは、クラスや部活動でコミュニティができていたと思いますが、大学に入るとコミュニティの幅が広がります。大学での具体的なコミュニティの選択肢は以下のようなものがあります。

  • 部活動に入る
  • 大学のサークルに入る
  • 学外のサークルに入る
  • ゼミ・研究室に入る
  • 加入しない

学部によって異なりますが、大学ではクラス単位の講義はあまりありませんし、学生それぞれが講義を選択するので、毎時間同じ生徒同士で勉強をするわけではありません。

そのため、なかなか話すキッカケもなく、友人も作り辛い環境でもあります。そこで、学業以外の活動を行うことで、自分のコミュニティを広げていくことが必要です。

まず、大学内での部活動やサークルに入ることで横のつながりを広げていくことができます。同学年の学生だけでなく、先輩・後輩のつながりも増やしていくことができます。

また、学外のサークルに入ることで、学校内だけに限らず、そのサークル活動をしなければ出会わなかった方とも知り合うことができます。

一方で、サークルなどの団体に加入しない、という選択肢ももちろんあります。サークル活動をしなくても、人間関係を広げることはできます。例えば、学生が多く住んでいるアパートであれば、サークル活動をしていない方が、家にいる時間が増えるので、アパート内で友人関係が広がるということもあるでしょう。バイトなどでもコミュニティはできますが、辞めた後に続かないケースもあります。やはり、学業以外の何かしらの活動をしていた方が、幅広い人間関係を形成していくことができるはずです。

大学サークルの選択肢

大学にはどのようなサークルがあるのでしょうか。冒頭でお伝えしたとおり、サークル活動には大学によってさまざまな種類があります。ここでは、サークルの選択肢を紹介します。サークル活動は以下のとおりです。

  • 運動系サークル
  • 文化系サークル
  • ボランティア系サークル
  • 学習系サークル

より詳しいサークルについては、大学サークル・研究会の種類一覧!徹底網羅の記事をご参考ください。

運動系サークルは、バスケットボールやフットサルなど、さまざまなスポーツのサークルがあります。オリンピック競技にもなっているスケボーなども、サークル活動では盛んです。とにかく身体を動かすことが好きな方が集まるので、明るく、アクティブな方が多く集まっている傾向です。

高校生までの部活の延長のように活発に活動するサークルもあれば、趣味レベルで楽しむサークルもあり、力の入れ方も大学やそのサークルによってさまざまです。和気藹々とスポーツを楽しむサークル活動であれば、飲み会や合宿なども盛んに行われているイメージです。

文化系サークルは、映画制作やアート制作などを行うサークルです。文化系のサークルは趣味が合う仲間が集まってくるので、気の合う友人が出来やすいコミュニティになります。どちらかといえば、落ち着いた印象の方も多く、スポーツ系のサークルよりも「派手な飲み会」など活動外での集まりが少ないイメージです。

ボランティア系サークルでは、国内外でさまざまなボランティア活動を行います。どういったボランティアを行うかは、サークルによって変わってきますが、大学の近隣でボランティア活動を行うサークルもあれば、海外まで支援の輪を広げているサークルもあります。これは、留学生が多い大学ならではの活動です。インカレ(複数の大学の生徒が集まる)サークルなども多くみられます。

学習系サークルは、英語や数学など、特定の学問に特化したサークルで、とにかくその学問の勉強を追求していくような活動内容になります。こちらも文化系サークルと同じように、好きなことや趣味が共通しているため、仲良くなりやすいコミュニティになるイメージです。

大学サークルに入るメリット

大学サークルに入るメリット

ここからは、大学サークルに入るメリットについて解説していきます。サークル活動は楽しいだけではなく、サークルに入る学生にとってさまざまなメリットがあります。

友達を作ることができる

どんなサークルでも共通の目的を持って入ってきているので、趣味趣向が合いやすく、サークル内では友達が作りやすいというメリットがあります。

スポーツ系サークルであれば、そのスポーツが好きだということが共通項になりますし、ボランティア系のサークルでも、ボランティア活動をしたいという目的のもとに集まってきていますので、その活動を通して交友を深めていくことができます。

また、サークルは全学年一緒に行いますので、同学年だけでなく、縦の繋がりで交友を深めることもできます。

居場所ができる

サークルでできた友達と、サークル外の時間でも一緒に過ごす時間が増えるので、自分の居場所ができることはメリットになります。

大学生は、自分で選んだ講義を受けて、自分のスケジュールに合わせて登下校をします。学部によって異なりますが、高校生までのようにクラス単位で1日を過ごすケースはあまりないので、交友関係がないと、1日1人で過ごすということもあり得ます。

自分で受けたい講義を受けるので、講義がない時間を学内で過ごすこともしばしば。そんな時に、サークルの部室があればそこに集まってくるサークル仲間と過ごすことができますし、サークルの友達と時間を合わせて食事をすることもできます。

もちろん1人で過ごすのも良いですが、ヒマになった時に居場所があるということは、安心感にもつながりますし、サークルに入っているメリットになるでしょう。

講義の情報を集めやすくなる

サークルでは、縦のつながりもできるので、先輩から講義の情報を集めやすくなります。どういった講義があるかは自分で調べることができますが、その講義の内容やレポート・試験の傾向、単位の取りやすさなどは、実際にその講義を受けてきた人からしか知ることができません。

サークルに入ると、とにかく人脈を広げることができるので、そういった講義の情報も集めやすくなります。自分で調べるよりも断然情報量がありますので、サークルでの人脈は学業へも良い影響を与えてくれます。

目標ができる・ヒマがなくなる

大学生は、一般的な高校までの学生生活と異なり、朝から夕方までずっと授業を受けるわけではありません。

自分が選択した講義に合わせてスケジュールを組んでいくため、講義以外の時間がかなり多くなります。高校までの学生生活と比べると断然自由な時間が増えます。

そのため、自分のやってみたいサークル活動でいろいろなことにチャレンジすることもできますし、アルバイトをして社会経験を積みながら、お金を稼ぐこともできます。

目的意識をもって取り組むことができるサークルでは、日々の目標が出来ますし、学業以外にもサークル活動により、暇な時間もなくなるはずです。

自分の興味・関心のある活動ができる

サークルでは、自分の興味や関心のある活動をすることができます。

特にスポーツ系のサークルでは、マイナースポーツを行っているサークルもあり、これまでやる機会がなかったスポーツでも興味があればチャレンジすることができます。

同じように文化系や学習系のサークルでも、さまざまなジャンルのサークルがあります。もしも、やってみたかったサークルがその大学になければ、仲間を集めてサークルを立ち上げることもでき、とにかく自分のやりたい活動をすることができます。

ボランティア系のサークルでも、自分の関心のある活動をすることができます。ボランティアは幅広い活動内容がありますが、大学のサークルになると、個人ではできにくい規模感で活動をすることもできます。

社会的な能力が高まる・就活でのアピールができる

サークル活動を通して、社会的な能力を高めることができ、その経験を就職活動でもアピールすることができます。どのサークルでも共通して、サークル活動を通して以下のようなスキルを身につけることができます。

  • コミュニケーション能力
  • スケジュール管理
  • 組織運営
  • 企画
  • 計画の実行能力

サークル内での上下関係をはじめ、活動を通して一般の方とも接する機会があるため、コミュニケーション能力を高めることができます。

また、サークルを運営する側になると、組織運営をしていく能力や、企画力を磨くことができます。また、的確な組織運営と企画をしっかりと計画し、それを実行する能力も身につけることができます。

サークル活動は、遊びや飲み会が多いといったイメージもあるかも知れませんが、真剣に取り組むことで、本格的な組織運営を実践的に経験することができますし、そこで挙げた成果は就職活動でもアピールすることができます。なによりも、自分自身の自信に繋がるため、大学生活の中でも印象に残る経験となるでしょう。

お酒の場に慣れることができる

サークル活動では、メンバー間の親交を深めるために、飲み会を行うことも多くあります。しかし、大学生は年齢的にも飲酒ができるようになったばかりなので、まだまだお酒の場に慣れないという方も多いはずです。

飲酒ができるようになると、お酒の場はコミュニケーションの機会としても利用されます。そのため、ある程度お酒を飲む場所には慣れておいた方が、社会人になったときにも役立つはずです。

そういった経験を、サークルの飲み会などで経験ができるのは、お酒の場に慣れない方にはメリットになるはずです。

サークルに入るデメリット

サークルに入るデメリット

大学でサークルに入ることは多くのメリットがありますが、一方で人によってはデメリットに感じてしまうこともあるでしょう。ここからは、サークルに入ることで生まれるデメリットについて解説していきます。

経済的な負担が大きい

サークルは、基本的にはすべて自費で活動や団体の運営を行います。そのため、経済的な負担が大きくなる場合もあります。

例えば、スポーツ系のサークルですと道具の他に遠征やユニフォーム費用など、文化系サークルですと、作品の制作費などが必要になってきます。サークルを運営していくにあたってかかる費用は、サークルメンバーで支払っていくので、経済的に負担に感じてしまう場合もあります。

時間的な拘束がある

サークルに入ると、サークル活動の予定が入るので時間的な拘束は増えます。上述したように、大学生は講義以外の時間も有意義に使うことができるので、その時間をサークル活動にあてることで、ヒマな時間がなくなるというメリットがありますが、熱心なサークルに入ると、活動時間が増えるので、拘束時間が多くなってしまう場合もあります。

そのため、勉強の時間を確保したい方にとってはストレスになったり、アルバイトをする方はシフト選択の幅が狭くなったりすることもあるでしょう。学業だけでなく、アルバイトやサークル活動をすることによって、プライベートの予定も立てにくくなるので、サークル活動に対して時間的な拘束が多いと感じてしまう方もいらっしゃいます。

遊びに時間を浪費しやすい

サークルに入ることで、仲の良い友達ができ、より充実した学生生活を送ることができるかも知れませんが、一方で頻繁にある飲み会など、遊びの時間も増えがちです。そのため、時間の浪費をしてしまう可能性もあります。

もちろん、友達と遊ぶことも、飲み会に参加することも、充実した学生生活を送るためのかけがえのない時間ではありますが、それによって学業がおろそかになり、単位を落としたりすると、その遊びの時間が勿体無かったということにもなりかねません。

サークルを通じた関係が自分にとってデメリットにならないよう、しっかりとコントロールしながら、遊びとサークル活動と学業を両立させていくことが大切です。

人間関係・上下関係に悩むことがある

サークル活動を通じてさまざまな人間関係を築くことができますが、人によってはその人間関係や上下関係に悩むこともあります。

サークルには、趣味趣向が似ている方が集まってくる傾向にもありますが、それでも合わない人はでてきますし、苦手に感じる先輩などもいるでしょう。

そういった人間関係が自分にとってマイナスになることもありますが、人間関係で悩むことは、サークルに限ったことではありません。むしろ、サークルは数年間の付き合いで終わるものですから、そういった苦手な人とどうやったら上手く付き合っていけるのかを、チャレンジしてみてもいいかも知れません。

 

以上、大学のサークルに入るメリット・デメリットについて解説しました。

このように、メンバーがサークルに入るかどうかを検討する際、判断要素の1つとして経済的なことを考えます。サークルの代表者の方は、メンバーの負担を軽減させるためにも、「ガクセイ協賛」の利用を考えてみてはいかがでしょうか。ガクセイ協賛を活用することで、協賛金として、経済的援助を受けることができます。全国800大学8,000学生団体が利用している無料で利用できる協賛サービスですので、まずは登録して詳細を確認してみてはいかがでしょうか?

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