「交友関係を増やしたい」「同じ議題について討論したい」「将来に向けてスキルアップしたい」など大学生活ではさまざまな経験をしたい方も多いでしょう。そのようなときに活用すると良いのが大学生向けのイベントです。
しかし、参加したいと思える学生イベントが開催されていない場合も少なくありません。そんなときは自分でイベントを開催してみると良いでしょう。
せっかく開催するのであれば、多くの大学生に集まってもらい、盛り上がるイベントを開催したいですよね。しかし、今までイベントを開いたことがない場合、どんなイベントをしたら盛り上がるのか、どのように人集めをしたらいいのかわからない人も少なくありません。
実際にどういったイベントを開催すると大学生が多く集まるのか、盛り上がるイベントができるのか、イベント開催を考えている方は本記事を参考にしてみてください。そして、参加したいと多くの大学生に感じてもらえるようなイベントを開催しましょう。
学生イベントを企画する流れ
では、イベントを開催するにあたってどのように企画してイベント企画を行うと良いのでしょうか。イベントの開催は決めなければ行けないことも多く、効率よく進めて行かなければ当日に満足の行くイベントを開催することは難しいです。
参加した学生に楽しんでもらえるようなイベントを企画するためにも、以下のように進めていくと良いでしょう。
イベントを開催する目的と内容を決める
- 地域活性化・町おこし
- 交流・仲間作り・新入生の勧誘
- 社会問題の解決
- スキルアップ
- 記録・レコードへの挑戦
- 売上
まずは、どのようなイベントを開催するのか目的と内容を決める必要があります。イベントの内容は主に、以下のようなものがあります。
地域活性化・町おこし
町おこしとは、地域の経済力や人口増加のために行うために活動です。生まれ育った地域を盛り上げ、普段は交流することのない自治体関係者や、企業経営者など多種多様な大人と一緒に活動する事ができます。
交流・仲間作り・新入生の勧誘
大学生活で、さまざまな人と交流し人脈をつくりたいと考えている人も多いでしょう。同じ大学内やサークル内、学部内だけでは交流する人も限られてきます。ハロウィンやクリスマスなどのイベントを多くの人達と楽しんだり、大学生になったばかりで交友関係が狭い新入生たちと交流する良い機会になります。
社会問題の解決
学生が気になっている社会問題について意見交換をしたり、実際にボランティア等の活動を行うなど、「社会問題に関心はあるけれど何から取り組んだら良いのかわからない」というような方たちと一緒に挑む活動です。
スキルアップ
ワークショップなどスキルアップに向けたイベントです。「様々な経験行い貴重な経験を積む」ということが目的となります。例えば、コンテストに向けて技術を向上させる、デジタルマーケティングなどの知識を身につけるなど多種多様なイベントを開催することができます。
記録・レコードへの挑戦
イベントの目的が記録やレコードへの挑戦であることもあります。例えばメンバーを集めてギネス記録を狙ったりなどです。
売上
団体が活動する資金を集めることがイベント開催の目的となることもあるでしょう。その場合、売上を立てることが大きな目的となります。そのほかにも、売上を集めて寄付などに使用するチャリティー目的であることもあります。
このような多種多様なイベントを開催することができます。自分たちが行いたいイベントの内容や目的をよく考え、どのようなイベントにするか方向性を決めることが重要となります。
日時や場所、タイトル、予算、必要な人員や資材などの詳細を決める
次に決めるべきことは、日時や場所です。会場を借りる場合には、すぐに会場を確保するのは難しいため、早めに会場を抑えておく必要があります。イベントの内容によっては場所、飲食物などの用意が必要です。予算や必要な人員、資材などの詳細を決めておくとよいでしょう。
またイベントの告知など集客を行う際に、多くの人目を惹くためにもイベントタイトルはとても大切です。イベントのタイトルはインパクトのあるタイトルがおすすめです。しかし、内容とかけ離れたタイトルではイベント内容が伝わりにくくなってしまいます。イベントの内容がわかりやすい、けれど目を惹くようなタイトルをつけると良いでしょう。
企画書を作成する
イベントの目的、内容、日時や場所が決まったら企画書の作成を行いましょう。企画書の基本的な構成は、以下の通りです。
- イベントタイトル
- イベントの目的
- 具体的な内容
- 開催概要(日時や場所、人数等)
- 宣伝方法
- 費用・予算
しかし、構成がしっかりしていても内容が薄くては企画書の意味がありません。企画書を作成する際には、以下のポイントを抑えることでやりたいことが伝わりやすい企画書になります。
- 目的とゴールを明確にする
- スケジュールに余裕をもつ
- 予算と内訳を組み立てておく
- イベント開催メンバー以外に必要な人員がいる場合には明記する
イベントを告知する
イベントを盛り上げるためには、多くの人に参加してもらう必要があります。イベントの告知を行わなければ、イベント開催を知ってもらうことができず、多く人を集めるのは難しいでしょう。SNSでのイベントの宣伝は必須ですが、楽しそうな内容、興味のある内容というだけでは集客は難しいです。写真や動画のクオリティは高いほど、集客力率も上がります。また、SNSは定期的に更新することも大切です。
また、大学内にポスターを貼る、チラシを配るといった告知方法もあります。企画内容によっては、ポスターやチラシでの告知の方が効果がある場合もあります。イベント内容によって、さまざまな宣伝方法を検討してみましょう。
開催の準備
次にイベント企画の準備を行いましょう。
- タイムスケジュール
- 会場の予約
- ゲストの招待
- 映像や音響(選曲や映像作成含む)
- 衣装作成
- 進行の予行練習
主な項目は上記の通りです。特に、スケジュールは余裕を持って立てることが大切です。
当日運営と振り返り
イベントは予定通りに進まないことが多いです。さまざまなトラブルを想定しながら当日は運営を行いましょう。
イベントが無事終了したら、振り返りを行うことも大切です。運営はスムーズに行えたか、参加者は満足していたか、目的は達成できたかなど、参加者からの意見も取り入れながら振り返るとよいでしょう。振り返りを行うことで、次回開催に活かすことができます。
独自性のあるイベントを作るための企画アイデア例
学生が参加したいと思うイベントには独自性が必要です。似たような内容や目的のイベントでは差別化が難しく、集客力もあがりません。できるだけ多くの参加者に満足してもらうためにも他とは違う魅力的なイベントを開催することが重要になります。独自性のあるイベントにするためには、どのような企画アイデアがあるでしょうか。
著名人をゲストに呼ぶ
署名人によるゲストを呼ぶことで、参加者には普段聞けない話が聞けるという大きなメリットが発生します。その結果、集客力アップも期待できるのではないでしょうか。しかし、著名人といっても誰でも良いわけではありません。目的に沿った方を呼ばなければ意味がないため、予算があるならばキャスティング会社などを活用し依頼すると良いでしょう。
企業タイアップ・協賛企業をつける
イベントのコンセプトによっては、関連した企業や団体と協力して開催することも可能です。企業タイアップがつくことで普段は出来ないような体験やものに出会うことができます。こういった体験は、集客にも繋がる魅力的なイベントになるのではないでしょうか。
運営する側としても、企業タイアップや協賛企業をつけることで、資金協力や商品を得ることができます。しかし、企業タイアップや協賛企業をどのように見つけたらいいのか、どのように依頼したらいいのかわからない方がほとんどでしょう。効率的に協賛を募集するには「ガクセイ協賛」が有効です。
ガクセイ協賛は、大学生に特化した協賛のプラットフォームで、全国800大学8,000学生団体が利用している協賛サービスです。イベントの開催には、費用がかかるため「ガクセイ協賛」を利用し資金を集めたり、企業タイアップや協賛企業を見つけると良いでしょう。
参加型・体験型のイベントにする
参加型・体験型といった参加者メインの企画にすることも1つの方法です。参加型・体験型のイベントは積極的な参加者がいないと盛り上がりません。参加者が主体であるということに注意し、参加者目線の企画を行うと良いでしょう。
時期や季節に合ったイベントにする
トレンドや季節を意識したイベントも良いでしょう。夏休みなど時間のある時期に開催するのであれば複数日にわたるイベント企画、交流・仲間作りが目的であればハロウィンやクリスマスなどに絡めたイベント企画がおすすめです。
しかし、イベントの内容・目的に沿わないイベントにならないように気をつけましょう。
インスタ映えを意識する
学生にとってSNS映えは参加するか決める際に重要なポイントのひとつです。最近は写真ではなく動画の位置づけも高くなっています。そのため、フォトジェニックなだけでなく、ムービージェニックなイベントにするとより満足度の高いイベントになるのではないでしょうか。
イベントに人を集めるための企画アイデア例
多くの方に参加したい!と思ってもらえるようなイベントを企画したら、集客が重要になります。集客が見込めるアイデアをまとめたので参考にしてみてください。
SNSとイベントを連動させる
イベントの告知にSNSを活用することは効果的です。イベントオリジナルのハッシュタグを設定するとより効果的になるでしょう。ハッシュタグの作成は、イベント開催よりも前に行い、当日だけでなく告知の際にも活用することが大切です。オリジナルハッシュタグを事前に告知することで、参加者がハッシュタグを活用してくれます。
ハッシュタグを設定することで、参加者側がイベントの内容を知ることができるだけでなく、主催者側もイベントの感想を収集しやすいというメリットがあります。
オンラインでの開催も検討する
オンラインイベントは、地方や海外など遠方に住んでいる方が参加できるという利点があります。また、オンラインでの開催は会場を押さえる必要がないので、会場費や人件費といったコストを削減することができます。
友人同行や当日参加OKにする
イベントへの参加は、開催日ぎりぎりまで参加を悩む人も少なくないでしょう。参加したいけれど、ひとりでの参加は心細いと感じる人もいるはずです。そんな人のために、友人同行をOKにすると、参加しやすくなるため集客アップに繋がります。また、誘い合わせて来てくれるため、集客効果もアップします。インスタ映えなど、SNS映えを意識したイベントにすることで参加した友人も写真や動画を撮り、楽しんでもらえるのではないでしょうか。
また、当日参加をOKにすることで直前まで参加するか考えることができます。和気あいあいとしたイベントであれば、友人同行や当日参加をOKにすることは有効な手段といえるでしょう。
メディアとの連携を図る
イベント告知をメディアに取り上げてもらう方法も有効な集客方法といえるでしょう。プレリリースを発信したり、メディアへアプローチすることでイベントの開催告知や当日の様子が取材され集客が期待できます。しかし、イベントの内容によっては、SNSでの発信の方が集客に適している場合もあります。
参加料を無料にする
イベントへの参加で金銭的ハードルを下げるために、参加費を無料にすることは集客効果に繋がります。参加者は、勉強や交流が無料で行えるのでお得感があり満足感アップにも繋がります。イベントにかかる費用はすべて主催者にかかってしまうため、あまり費用はかけられないのがデメリットですが、イベントには参加してもらいやすくなります。
協賛企業をつけることができれば、費用を負担してもらうことも可能なため、参加料無料でのイベントの開催もしやすくなります。
参加特典をつける
イベントに参加した際にお土産を貰えるなど参加特典をつけるとお得感があり、満足度もアップするでしょう。お土産は、お菓子やペンなどが手軽ですが、企業タイアップや協賛企業がついている場合には、その企業の商品やサービス券などを渡すと宣伝にも繋がります。フォトジェニックなお土産を用意すれば、参加者がSNSで拡散してくれる可能性もあります。
過去の参加者を優遇する
新規で集客するよりも過去の参加者の方が圧倒的に参加のハードルが低いはずです。そのため、リピート割を付ける、参加特典をつけるなどしてイベントへ招待してみると良いでしょう。
リマインドメールを送信する
参加者の情報が集められている場合には、リマインドメールを活用すると良いでしょう。リマインドメールを送信することで、イベントの日時を忘れていたなどの理由での欠席を少なくすることが可能です。せっかく多くの参加者を集めても、当日の欠席者が多ければ意味がありません。人数制限や席数が決まっているイベントの場合人数の都合上、参加できなかった方もいるかもしれません。参加者のモチベーション維持にも繋がるため、当日の参加率を高めることも大切です。
記事の中盤でも解説しましたが、ガクセイ協賛では大学生の皆さんが活動資金を集めるお手伝いをしています。イベントの開催には費用がかかるため、「ガクセイ協賛」を利用し協賛金を集めたり、タイアップ企業を探してみてください。
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