屋外ビジョン広告とは?導入メリットや価格相場を徹底解説!

ビジネスを加速させるためには自社の商品やサービスを消費者に伝える「宣伝」が欠かせません。宣伝といえば広告を利用するのが一般的ですが、その中でも「ビジョン広告」と呼ばれる広告には、どのような訴求効果があるのでしょうか。本記事では、ビジョン広告の導入メリットや費用相場について解説します。

 

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屋外ビジョン広告(街頭ビジョン)とは?

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「屋外ビジョン広告」とは、デジタルサイネージ広告の中でも、町中や壁面に設置されている”大型のもの”を指します。

屋外ビジョン広告とだけではなく、「大型ビジョン」や「街頭ビジョン」などと呼ばれることがあります。

屋外ビジョン広告は、従来型の紙媒体の広告手法と比べて近代的な広告手法であり、訴求効果も違いがあります。以下で詳しく解説をします。

屋外ビジョン広告は誰が見るの?

屋外ビジョン広告を目にするのは、主に以下のような人たちになります。

  • 通行人
  • 運転中の人
  • 信号待ちをしている人
  • 待ち合わせをしている人

 

屋外ビジョン広告は街頭に設置されているため、その近くを通る人が中心になります。
一見するとターゲティングできそうにないと思われるかもしれませんが、例えば「サラリーマンが多い通り」や「大学生が多い大学近隣の道路」のように、ある程度ターゲットを絞って広告を訴求することも十分に可能です。

ビジョン広告のプランによっては時間帯や曜日を選択できるものがあります。そのため、「どこに」広告を出稿することでリーチ層の絞り込みを行うだけでなく、「いつ」広告を出稿するかでもターゲットを絞ることができます。例えば、平日であればビジネス層にリーチでき、休日であればファミリー層にリーチすることができるなどが考えられます。

屋外ビジョン広告のメリット

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次に、屋外ビジョン広告のメリットについて解説します。

多くの人にリーチできる

屋外ビジョン広告は「多くの人にリーチできる」というメリットがあります。

人通りの多い道路に面している箇所にビジョン広告を設置することができれば、多くの通行人に広告を見てもらうことができます。
ビジョン広告の掲載場所を決定するにあたって、国土交通省が毎年発表している「交通量データ」を参考にするといいでしょう。

潜在層にアプローチできる

屋外ビジョン広告は「潜在層にアプローチできる」というメリットがあります。

ビジョン広告は、いわゆる「プッシュ型広告」に該当します。プッシュ型広告は「プル型広告」と比較して不特定多数の消費者に対して訴求できるため、潜在層にアピールして顧客化できる可能性が広がります。

話題性を生みやすい

屋外ビジョン広告は「話題性を生みやすい」というメリットがあります。

ビジョン広告では、インパクトのある動画を配信することが可能です。ユニークな動画広告を作れば人々の関心を集めることができ、SNSなどで拡散されれば想像以上の広告効果を発揮するかもしれません。この点もプッシュ型広告が持つ「多くの人に訴求できる」というメリットが活かされています。

実際の例を挙げると「クロス新宿ビジョン」を活用した「猫」の広告などが話題を生みました。ツイッターやインスタで拡散され、ニュースでも多くのメディアに取り上げられました。

音声や動画で広告を流すことができる

「音声や動画」などの特徴は、屋外ビジョン広告ならではの特徴というよりは、デジタルサイネージ広告全体の特徴ですが、屋外ビジョン広告の場合、デジタルサイネージに使用されるデバイスの中でも画面が大きく「音声や動画」との親和性が高いです。

迫力のある映像を音声付きで放映することで、より一層通行人の目を引くことができるでしょう。ただし、度がすぎると騒音トラブルに発展することもあるようなので注意が必要です。

屋外ビジョン広告のデメリット

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次に、屋外ビジョン広告を利用することによるデメリットについて解説します。

ターゲットを絞りづらい

屋外ビジョン広告には「ターゲットを絞りづらい」というデメリットがあります。

地域性やビルの利用者層(ビジネス街など)から、ある程度の絞り込みはできるのですが、より細かなセグメントには向いていないという点がネックになります。
車や生活用品、食品など誰しもがターゲットとなる商品との相性は良いのですが、特定の属性(女性向け、学生向け、ビジネス向けなど)に対して訴求したい、限定された商品・サービスは費用対効果が悪くなってしまうでしょう。

大学生をターゲットにした商材の広告であれば、全国800大学の学生が利用しているガクセイ協賛が効果的です。

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効果測定がしにくい

屋外ビジョン広告には「効果測定が難しい」というデメリットがあります。

例えばネット広告であれば、アクセス解析などを利用することで簡単に広告の効果を測定できます。しかし、街頭を通る人が目にするだけのビジョン広告では、どの程度その広告が購買などのアクションへと繋がったのかを知ることが難しくなってしまいます。

その解決策としては、以下のような手法があります。

  • 特定の検索キーワードを訴求する
  • 特定のハッシュタグを訴求する
  • QRコードを埋め込む

 

特定のキーワードやハッシュタグによる検索数の測定や、QRコードの利用者数の測定などによって、疑似的にビジョン広告の効果測定が可能になります。ただし、QRコードの場合、一定時間出し続ける必要があるので、利用しにくいと考えられています。

若年層へのアプローチには向いていない?

屋外ビジョン広告には「若年層へのアプローチには向いていない」という意見もあります。

若年層は、街頭を通行するにあたって「スマートフォンに目が向いている」可能性が高くなっています。
スマートフォンに目が向いているため、当然ながら視線の先にないビジョン広告は視認されていないことになります。もちろん、他の世代にも言えることではあるのですが、傾向として学生などの若年層が多いのではないかと考えられます。

静的な看板と比べると反復効果が少ない

看板の魅力として、一定期間その広告が変わることなく設置される点にあります。長期間、出稿をするのであれば「あのビルの上のあの看板」といったように、町のランドマークのようになることも可能です。

一方、屋外ビジョン広告はほとんどは動画タイプの広告であり、自社以外にも複数の広告が流れるためこうした反復効果にはそこまで期待できないでしょう。

都心部と地方でのビジョン広告の違い

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一口にビジョン広告と言っても、出稿する「エリア」によって広告としての効果にも大きな違いがあります。では「都心部」と「地方」でビジョン広告を出す場合、どのような違いがあるのでしょうか。

リーチ数

ビジョン広告による「リーチ数」は、圧倒的に都心部の方が有利になるでしょう。

地方でも細かなエリアごとに異なりますが、基本的に都心部の方が街頭の通行人が多く、特に乗降者数の多い駅前などのエリアであれば相当数の通行人に対してビジョン広告を目にしてもらうことができるでしょう。

表示回数

ビジョン広告における「1日あたりの広告の表示回数」については、地方の方が有利になるでしょう。

出稿数の多い都心部のビジョン広告は、さまざまな広告がとっかえひっかえで表示される傾向にあります。一方で地方の場合では1日のうちで広告が表示される回数が多いため、限られたリーチ数を活かした広告戦略を構築することが可能です。

接触時間

ビジョン広告での「接触時間」については、都心部の方が有利な傾向にあります。

地方は「車社会」であるため、停車時でなければビジョン広告を見てもらうことは難しいです。一方で都心部は電車メインの交通手段であるため、歩いて移動している人が多い傾向にあります。商品理解を深める(ゆっくり見てもらう)という目的では、都心部の方が向いているといえるでしょう。

料金

ビジョン広告の「広告料金」については、地方の方が有利になります。

詳しくは後述しますが、広告料は基本的に都心部の方が高くなる傾向にあります。もちろん、リーチ数が多いメリットを生かして費用対効果は十分に確保できるケースが多いですが、長期間の広告出稿には相応のコストがかかることは覚悟しなければなりません。

屋外ビジョン広告の料金相場

屋外ビジョン広告の料金相場のバナー画像

最後に、屋外ビジョン広告の広告料金の費用相場について解説します。

新宿駅 アルタ:15秒 2回/1時間 7日間 700,000円

東京都心では、やはり高額な広告料が必要になることがわかります。また、1時間あたりの広告表示回数が少ないことも視野に入れて利用する必要があります。

海浜幕張駅 幕張メッセ:15秒 4回/1時間 7日間  210,000円
横浜駅 YOKOHAMA VISION:15秒 4回/1時間 7日間 150,000円

関東近郊では、都心部ほど高額な料金は発生しませんが、地方のビジョン広告と比較するとやはり高額になる傾向にあります。

博多駅 博多シティ:15秒 4回/1時間 7日間     90,000円
大分駅 おおいたシティ:15秒 4回/1時間 7日間  50,000円
鹿児島中央駅 AMU VISION:15秒 4回/1時間 7日間 48,000円

地方都市では、都心部の10分の1のコストでもビジョン広告に出稿できることがわかります。上述で地方のビジョン広告は都心の広告に比べるとリーチ数が少ないと解説をしましたが、同等のコストで掲載期間を伸ばしたり、1日に表示させる回数を増やすことは可能でしょう。

屋外ビジョン広告の種類・事例

屋外ビジョンを利用し広告を流すというオーソドックスな方法だけでなく、変わった種類・事例を紹介します。

複数面のシンクロ

複数の屋外ビジョン広告を連動させ、同時にCMを流す方法です。いきなりイベントが始まったかのような強いインパクトを与えることができます。全く同じ広告を同時に流すだけでなく、キャラクターが移動するといったクリエイティブにすることも可能です。

WEB中継

アーティストのライブや、自社の企画(イベント・プレス発表)などを生放送で発信する方法です。

参加型プロモーション

スマートフォンやタブレットと連動をさせることで、屋外ビジョンに映る画面にユーザーが参加することができる方法です。
体験型ならではの印象に残る情報発信が可能です。また、端末のデータを収集できることから、本来弱点とされる効果測定も可能です。

ネーミングライツ

屋外ビジョン広告の放映枠だけではなく、外枠の設置面に企業ロゴなどを掲載する方法です。放映枠の数割以上を占めることなど、媒体によって条件はありますが、企業イメージを世間に強く浸透させることができます。

センイル広告

アーティストなどのファンによる「推し活」の一部として活用されている方法です。ファンクラブなどの団体や、クラウドファンディングを利用した個人などが、有名にしたいアーティストの周年や誕生日を祝うために、屋外ビジョン広告を利用しています。

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