交通広告とは?種類や特徴を徹底解説

商品の売上アップやビジネスの成長のためには、適切に「広告」を活用する必要があります。一口に広告といっても種類があり、その中の1つに「交通広告」と呼ばれるものがあります。本記事では、交通広告の種類や特徴について解説します。

 

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交通広告とは?

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「交通広告」とは、交通機関や交通関連施設に付随するスペースを利用した広告媒体の総称です。例えば電車やバスの車内に掲載される広告や、駅やバスターミナルなどの施設内の広告などがこれに該当します。

交通広告が注目される5つの理由

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昨今、この交通広告がビジネスにおいて注目されています。その理由は以下の5つに分けられます。

1.ターゲットを絞って情報発信できる

駅や電車内など、広告の掲出場所によってはその利用者の属性がそれなりに絞られるため、特定のターゲットを狙った広告訴求が可能になります。例えば通勤通学するターゲット層を狙うなど、路線や掲載場所を厳選することにより、高い広告効果を期待できます。

広告は、どれだけターゲットを明確に定められるかが重要な鍵を握ります。通勤中のビジネスマンをターゲットにした広告を、買い物中の主婦層が見ても訴求効果は低いのです。広告を見てもらいたい層に対して集中的に広告訴求できることにより、高い広告効果を発揮します。

2.信頼性の高い公共交通機関に掲載できる

公共交通機関やその関連施設は、公共性や公益性が極めて高い場所であるといえます。そのような場所に広告を掲載することで、広告に対しても信頼性を感じてもらえるでしょう。

この特性を活かし、新商品など、社会的な信用がまだまだ乏しい商品・サービスの宣伝をすると効果的です。公共性の高い場所に広告を掲載することで、より多くの消費者に広告の信頼性を感じてもらうことができるでしょう。

3.広告の対象となる人数が多い

広告は、ターゲットを絞ることだけでなく、どれだけ多くの人に視認してもらい、認知度を高められるかも重要な鍵を握っています。駅や電車内という、多くの利用者が存在する場所に広告を掲載することにより、多くの消費者に商品やサービスのことを知ってもらうことができます。

とくに首都圏では、電車やバスの利用者は極めて多く、路線によっては1日で数万人という利用者が存在します。その人たちに集中的に広告を見てもらうことができるため、コストパフォーマンスの高い広告媒体であるといえるのです。

4.繰り返し視認される

通勤や通学など、特定の目的のために交通機関を利用する利用者は毎日・毎週5日というように、繰り返しその交通機関を利用しています。つまり、その交通機関に関連する場所に掲載されている広告を、何度も視認することになるのです。

何度も同じ広告を見ることによって、認知度や訴求効果をより高めることができます。新商品であっても毎日何度も広告を目にすることによって「反復効果」が発生し、「見たことがある商品・定番の商品」という意識を顧客の刷り込むことができるでしょう。

5.予算や目的に応じて広告が選べる

交通広告は出稿場所や出稿のタイミングが幅広く用意されており、その中から自社のニーズに合った広告を出稿することができます。予算や広告の目的に応じて選ぶことができるので、予算を無駄にすることなく効果的な広告を出すことができるのです。

また、昨今はこうした場所に「デジタルサイネージ広告」という、デジタル媒体の広告を掲載できるケースが増えてきました。デジタルサイネージ広告は表示する時間も選ぶ余地がありますので、通勤通学の時間帯を狙うなど、ターゲット層に応じた効果的な広告戦略を打ち出すことが可能になります。

WEB広告や雑誌新聞広告と大きな違い

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次に、その他の広告媒体と交通広告の大きな違いについて解説します。

メディアでは発信できない属性にアプローチできる

  • サラリーマン:日中テレビを見ない傾向
  • 学生:新聞を読まない傾向
  • シニア層:インターネットを利用しない傾向

このように、ターゲットは属性によって触れにくいメディアというものがあります。例えばSNSを利用する広告媒体の場合、若年層には効果的にアプロ―チできますが、中高年層にはあまり訴求することができません。

交通広告の場合、こうした属性の垣根を超えて商品を訴求することができます。幅広い属性に対して広告を目にしてもらいたいという都合がある場合には、幅広い層に対してプロモーションできる交通広告が効果的なのです。

消費行動に直接作用する

「オフラインtoオフライン」となる広告であれば、直接アクションにつなげることができます。例えばコンビニなどで気軽に購入できる商品の広告を駅構内や電車内で打ち出すことにより、その駅や電車を利用している消費者の購買意欲を高めることができるでしょう。

一方、「オフラインtoオンライン」となるような広告(Webサービス登録やECサイトでの購入など)は、スマホを取り出して、サイトにアクセスして、登録する、など工程が多いため、交通広告のようなオフラインの広告ではアクションのハードルが上がります。
これらの広告の場合は、直接的な効果を期待するよりも、何度も目にして認知してもらうことを目的にする方が良いかもしれません。

効果測定はしづらい!

データ計測やトラッキングできるWEB広告と比較すると、実際の効果は測定しにくいというジレンマがあります。調査員を配置して実地調査を行うような手法もとれないことはありませんが、費用対効果は十分に確保できるケースは稀でしょう。

ただし、最近では広告内に2次元コードや検索窓などを入れてSNSやWEBと連携させた交通広告を展開することにより、疑似的に接触率や効果測定を行うという取り組みが増えています。とはいえ、WEB媒体の広告と比較すると効果測定が難しいということは念頭に置いておきましょう。

交通広告が掲出できる乗り物

交通広告が掲出できる乗り物のイメージ画像

交通広告は、以下のような場所で利用することができます。

  • 電車
  • 地下鉄
  • 新幹線
  • バス
  • 飛行機
  • タクシー

場所によって具体的なメリットは変わってきますが、根本的なメリットはそれほど変わらないでしょう。利用者の属性は多少異なるので、広告を掲載したい商品やサービスなどの特性に合わせて効果的に広告を打ち出すことが、広告の費用対効果を最大化することにつながります。

交通広告の主な種類

交通広告の主な種類のイメージ画像

最後に、交通広告の主な種類について解説します。

構内広告

  • ポスター
  • 柱巻き
  • 看板/サインボード
  • イベントスペース

駅、空港、バスターミナルなど構内に広告を出稿する方法です。利用者に対して広告を目にしてもらうことになるため、乗降客数の多い駅であるほど広告効果も期待できますが、その分だけコストもかかりやすい点には注意が必要です。

構外広告

駅、空港、バスターミナルなどの施設外に広告を出稿する方法です。利用者だけでなく、周辺の通行人に対しても広告訴求できるというメリットがあります。都心部など周辺の通行人が多い場所では広告効果が高まります。

ホーム広告

駅のホーム内に広告を出稿する方法です。電車を待っている利用者に対して効果的に遡及できます。構内広告は通行人がメインとなりますが、ホーム内広告は待っている利用者がターゲットになるので、ゆっくりと広告を目にしてもらえる可能性が高まります。

車両内広告

  • 中吊り広告
  • 額面広告
  • ステッカー広告

電車やバス、新幹線などの車両内に設置されている広告です。車両によって掲載箇所は様々ですが、天井から吊られた中吊り広告や、座席上部などに設置された額面広告などが一般的です。
通勤通学時間や移動時間など、乗車時間中に乗客の目に留まる機会が多いため、視認率が非常に高い広告になります。そのため、広告の情報が浸透しやすく、広告宣伝効果が高い交通広告の一つであるといえます。

車両内ビジョン広告

紙媒体の中吊り広告とは異なり、電車やバスの出入口上部などの画面に広告を表示する方法です。飛行機やタクシーでは、座席の前に設置されているケースが多いです。デジタルサイネージ広告は広告を表示する時間を細かく設定できるため、通勤通学の時間帯に特化するなど集中的な広告宣伝が可能です。

車体広告

電車、バス、飛行機、タクシーなどの車体や窓ガラスに広告をプリントする方法です。電車の乗客はあまり目にしませんが、沿線の通行人に対して効果的に遡及できます。沿線の人通りの多さが、広告宣伝効果に大きく関わります。

雑誌広告

新幹線や飛行機などに設置されているパンフレットに広告を出稿する方法です。旅の記念として持ち帰られることも多いため、視認期間が長いことや反復して視認されることが大きな特徴といえます。

車内アナウンス広告

基本的にはバスで用いられる広告となります。停留所の案内のあとに、近隣にある店舗などを紹介してもらうことが一般的です。停留所と店舗名を連動させて定着させることができるため、通常の視認性広告と異なり「位置情報」の訴求ができる点が大きなメリットです。

ポケット時刻表広告

電車や新幹線の時間が記載されている小型の時刻表の中に広告を出稿することができます。掲載サイズが小さいため、ロゴなどを印刷してもらうことが一般的です。インパクトは小さいものの、ダイヤ改正があるまで手元に取っておいてもらえることから、反復効果は高くなることが予想できます。

おしぼり広告

新幹線でよく見られる広告です。車内で無料配布されるおしぼりの袋に広告を印刷することができます。外袋であるため、その場で捨てられてしまう可能性は高いですが、袋を開ける際に絶対に目にとまることから、配布数に対する視認率は100%となるでしょう。

 

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