【2023】デジタルサイネージ広告の料金相場、導入費用を徹底解説

街頭や施設内などの場所で、静画だけでなく動画コンテンツも表示できる広告手法として「デジタルサイネージ」という媒体があります。
さまざまなメリットがあり魅力的な広告媒体なのですが、出稿にはもちろん費用がかかります。本記事では、デジタルサイネージ広告を利用するための料金について解説します。

 

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デジタルサイネージ広告を出すための方法

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まずは、どのようにしてデジタルサイネージ広告を利用したプロモーションを行うのかについて解説します。
ここでは大きく「自社設置」と「他社出稿」の2つの方法に分けて解説します。

デジタルサイネージ広告の概要について詳しく知りたい方は「デジタルサイネージ広告とは?特徴や種類、活用例を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

1. 自社でデバイスを設置する場合

他社が設置しているデジタルサイネージ広告を表示するためのデバイスに、自社の広告を表示して利用することができます。

駅構内などの施設内や、建物の外観と一体化しているタイプなどのデバイスがあります。

すでに設置されているデバイスを利用するため、面倒な工事や設置作業はなく、広告料の支払いのみで設置費用やデバイスのレンタル費用は発生しません。

大きなメリットは、リーチできる人数の多さや属性を考えて戦略的に露出できる点にあります。反対にデメリットとして「立地」「時間」「回数」などの条件を求めると費用が高額になってしまうことがあります。

また、自分の社屋や店舗にサイネージを購入するケースと比べると、複数の企業広告が交代交代で表示されるため、印象が薄まってしまう可能性もあります。条件次第ではプロモーション効果が十分に得られないケースもあることを念頭に置きましょう。

デジタルサイネージ広告を出稿する料金

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次に、デジタルサイネージ広告を出稿する(自社ではデバイスを用意しない方法)ために必要な料金について、項目ごとに解説します。

車内広告(電車)

「車内広告(電車)」とは、電車内に設置されているデジタル機器に広告を表示するタイプです(紙媒体の中吊り広告ではありません)。料金が決まるポイントは、CMの秒数や掲載する期間、路線や車両などの条件によって大きく異なります。例えば、以下のような料金相場です。

山手線、15秒、1週間、4,800,000円
中央線快速、15秒、1週間、2,800,000円
中央線快速、15秒、1週間、女性専用車両のみ、250,000円

基本的に、利用者数が多い車両・路線であるほどに、広告料も高額になる傾向にあります。また「女性車両のみ」と限定すると料金が安くなるだけでなく、女性にだけアプローチしたい場合(化粧品広告など)にセグメントを切りやすいのも特徴です。

飛行機内広告

飛行機内広告は、文字通り飛行機の機内に設置されているデジタル機器に広告を表示するタイプです。料金が決まるポイントは電車内広告と同じく、CM秒数や掲載期間、路線や飛行機の種類により変動します。

ANA座席前CM 15秒 1ヶ月800,000円

電車内広告と比較すると、コストパフォーマンスが良い条件で利用できることがわかります。ただし、電車内広告と飛行機内広告ではアプローチできる属性や人数などの条件が大きく異なりますので、自社の広告の目的やペルソナに合わせて利用しなければ料金どころの問題ではありません。

駅内広告

「駅内広告」とは、駅構内に設置されているデジタル機器に広告を表示するタイプです。料金が決まるポイントは、CM秒数や掲載期間は上記と同じ傾向がありますが、どの駅に設置されているかが重要なポイントになります。

新宿、渋谷、東京駅などの複数エリア、1週間、15秒、5:00-24:00、1ロール6分(1時間10回)、4,500,000円)

基本的に乗降客数の多い駅であるほど、料金も高額になります。また、同じ駅内でも人通りの多い場所とそうでない場所では、料金相場が大きく異なるケースもあります。

屋外ビジョン

「屋外ビジョン」とは、施設外に設置されているデバイスに広告を表示するタイプです。建物に据え付けてあったり、スタンドアロン型のデバイスを街頭に設置しているケースもあります。+料金が決まるポイントとしては、駅内広告と同じく「どこに設置されているか」が重要なポイントです。

新宿アルタ 15秒 2回/1時間 7日間 700,000円
幕張メッセ 15秒 4回/1時間 7日間 210,000円
横浜駅ビル 15秒 4回/1時間 2週間 50,000円

人通りの多いスポットであるほど、短期間でも高額の料金になる傾向があります。もちろん、高額になるような場所であるほどに多くの通行人にプロモーションできるため、短期間で数多くの人に対して宣伝したい場合に強力な利用価値があります。

屋外ビジョン広告の詳細について知りたい方は「屋外ビジョン広告とは?導入メリットや価格相場を徹底解説!」の記事を参考にしてください。

店舗内広告

「店舗内広告」とは、商業施設などの施設内に設置されているデバイスに広告を表示するタイプです。料金が決まるポイントは、駅内広告や屋外ビジョンと同じく、どこ店舗で広告を表示するかが重要なポイントになります。

レジ前広告(ディッパーダンチャンネル) 15秒 関東28店舗 2週間 160,000円
イオンチャンネル 15秒 全国200店舗 2週間 650 万円
オフィストイレ内広告 2週間 (想定表示回数 85,000回) : ¥250,000

 

イオンのような全国展開して店舗数が多い店舗内広告だと、短期間でも相当な料金が発生するケースが多いです。ただし、その店舗を利用する属性に対して集中的にアプローチできるため、例えば食品スーパーであれば買い物に来る主婦層にアプローチできるなどセグメントを切りやすいのも特徴です。

タクシービジョン広告

プレミアム:60秒 15,000,000円 ※1
コラボレーション:30秒 10,000,000円 ※2
スタンダード:30秒 5,000,000円 ※3

※1週間、12,500台、東京23区

タクシービジョンとは、前部座席の後ろに取り付けられたモニターに広告を表示させるサービスです。

タクシーの利用者する方(ビジネスマン・富裕層・飲酒機会が多い・役職者)にターゲットを絞ってアプローチすることができます。また、映像だけでなく音声付きの広告を流すことができるため、より高い認知向上効果に期待できます。

広告会社にもよりますが、今回の例では「※1:乗車後1番先に表示される枠」「※2:2〜8番目に表示される枠」「※3:9番目〜に表示される枠」の3種類となっています。

バス停広告(シティスケープ)

政令指定都市:7日間 75,000円(1箇所)

都市部などでは、バスシェルターとパネル型の広告が一体となった「スマートバス停」があります。

バス利用者はもちろん、ドライバーや通行者にも大画面でインパクトのある広告を見てもらうことができます。
シティスケープは公道において設置を許可されている唯一の大型広告媒体であるため、ビルはめ込み型のサイネージなどと比べ「他の広告のノイズがないこと(広告に集中させることができる)」が最大の魅力です。

2.自社でデバイスを設置するケース

デジタルサイネージ広告を表示するためのデバイスを、購入またはレンタルすることでデジタルサイネージ広告を利用します。

デジタルサイネージ用のデバイスを業者から購入またはレンタルし、自社の社屋や店舗の敷地内にデバイスを設置します。(購入する場合、初期費用がかかりますが継続的なコストを抑えられます。レンタルする場合、初期費用は発生しませんが継続的なコストが発生してしまいます。)

自社購入のメリットとしては、自社の広告だけを表示できるため、24時間いつでも自社広告のみを表示できます。一方、デバイスの設置場所が自社が保有する土地の敷地内に限られるため、アプローチできる顧客数が街頭広告や交通広告などと比較すると限られてしまう点がデメリットとして挙げられます。

デジタルサイネージを導入する料金

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次に、デジタルサイネージ広告を導入する(自社でデバイスを調達・設置する方法)際に発生する料金を項目ごとに解説します。

ディスプレイ費用

デジタルサイネージ広告を表示する「ディスプレイ」の導入にかかる料金は、どのような(サイズや仕様)ディスプレイを導入するかによって料金相場が大きく異なります。

まず「屋内用・屋外用」の違いですが、基本的に屋内に設置するタイプのディスプレイの方が安価です。屋内用が10万円で購入できるものがあるのに対して、屋外用の場合は倍以上の料金相場となります。

次に「データの取得方法」の違いですが、ネットワークを介して映像データを取得するタイプの方が高額です。SDカードなどを媒介として映像データを取得するタイプの場合であれば高額でも150万円ほどで購入できますが、ネットワークを介する場合だとその2倍弱の料金が必要になるケースもあります。

また、自社でデジタルサイネージを導入する場合もディスプレイだけはレンタルすることもできます。その場合購入するよりも短期的な費用は抑えられるでしょう。

STB費用

「STB(セット・トップ・ボックス)」は、ディスプレイに動画や画像を再生する際に必要な機器です。一般的なモデルであれば数万円で購入できるものが多いですが、高機能なタイプだと10万円を超えるケースもあります。

CMS費用

「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」は、デジタルコンテンツを一元的に保存・管理することでスムーズに運用できるソフトウェアです。どの程度まで高機能であるかによって料金相場が変動しますが、安いものだと月額5,000円ほどで利用できるものがあります。

コンテンツ制作費用

デバイスに表示する広告コンテンツを業者に発注する場合、これにも料金が発生します。静止画コンテンツの場合であれば数万円で発注できるケースが多いですが、動画コンテンツだと数分の内容でも10万円を超える料金相場となります。どの業者に発注するかで、同じ条件で依頼する場合でも料金が大きく異なるため、料金を抑えるためには「相見積もり」をすることをおすすめします。

工事費用

「工事費用」は、購入・レンタルしたデバイスの設置に特別な工事を必要とする場合に発生します。設置に高所作業や特殊な器具などを必要とする場合、工事費用は高額になる傾向にあります。一方で、デバイスを自力で設置できる場合であれば、基本的に工事費用は発生しません。

運用費

デジタルサイネージ広告を利用するためには、以下の「運用費」が発生します。

  • 電気代
  • サーバー費用
  • 点検費用、サポート費用

どの程度の料金が発生するかについては、使用するデバイスの種類(大型ディスプレイであるほど電気料金が高くなる)やサポート内容(プラン内容によって料金が変動)によって異なります。一般的なモデルであれば、合計で1万円~3万円ほどで済むでしょう。

以上、デジタルサイネージ広告の料金について解説をしました。
媒体によっては、多額の費用がかかるものもあり、サービスや商品との相性を見極めないと費用対効果が低くなってしまう可能性があります。
ガクセイ協賛」では大学生に特化したプロモーションのお手伝いをしています。ご相談内容にもよりますが、学生が多く利用する駅にデジタルサイネージ広告を出稿するよりも、低コストで効果の高いご提案ができるかもしれません。興味のある方はぜひご相談ください。

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