タイアップ企画の種類、メリットデメリットを徹底解説

ビジネスにおいて企業や個人、アニメ、ドラマなどの媒体と「タイアップ企画」をすることでマーケティング効果を発揮することがあります。タイアップ企画を成功させるためには、どのように企画するべきか、またどのようなメリット・デメリットがあるのかを理解することが重要です。本記事では、タイアップ企画の種類やメリットなどについて解説します。

 

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タイアップとは?

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「タイアップ」とは、ビジネスの世界においては「提携する」という意味で使われています。一般的なタイアップ企画は、「売上や利益の増加」、「企業の知名度の向上」を目的とすることが多いです。

タイアップ企画はマーケティング目的で実施することが一般的で、タイアップ先が持つ影響力を、宣伝や販促などに活用します。
また、タイアップは商品やキャンペーン、広告などにも用いられることが多く、その企業単独では成し遂げることが難しいさまざまな目的を達成するために用いられます。

コラボレーションとの違い

タイアップと似たような言葉として「コラボレーション」があります。どちらもビジネスシーンで使用される言葉であるため、混同されやすいですが、意味合いが異なる言葉です。きちんと使い分ける必要があります。

コラボレーションとは、一般的に両者の共同作業や合作として「成果物への付加価値を高める」という意味合いで用いられています。例えば「有名ラーメン店(例:蒙古タンメン中本)と食品メーカー(例:日清食品)コラボレーションした有名店カップラーメン」などです。
一方でタイアップの意味合いは「商業的な成果を挙げるための提携」であるため、商品そのものよりも、タイアップ先を活用した既存商品のプロモーションによって売上の向上などを目的にします。

タイアップの主な種類

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次に、タイアップの主な種類について、以下の4つに分けて解説します。

タイアップ企画(キャンペーン)

タイアップ企画(キャンペーン)は宣伝や販促のために、他の企業・団体・個人と提携して行うプロモーション活動のことを指します。
例えば、お菓子を購入しシールを集めて応募することで、人気アニメのグッズが当たるといった「応募型のキャンペーン」や「懸賞企画」などがこれに該当します。

タイアップ商品

タイアップ商品とは競合他社との差別化のためや付加価値を高める目的などで、他の媒体と協力して開発された商品のことです。例えばアニメキャラとタイアップすることによってその視聴者層(主に子ども)を中心とした興味関心を惹きつけることができ、売上アップなどの成果につなげることができます。

タイアップ広告

タイアップ広告とは企業が雑誌やWEBなどのメディアと提携して、商品やサービスを宣伝する広告手法のことです。メディアに商品紹介や商品の活用事例などの情報を記事スタイルで掲載する手法が挙げられますが、近年ではニュースサイトやに記事スタイルで表示されるタイアップ広告も盛んに用いられています。

タイアップ企画の協力先

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次に、企業がタイアップできる協力先について解説します。

企業

企業がタイアップ先の1つとして用いられるのは「他の企業」です。企業間でタイアップすることで、タイアップ先の企業の客層に対してプロモーションすることができ、企業の知名度アップやタイアップ中の商品の売上アップなどの成果につなげることができます。

番組

テレビやラジオなどの番組やコマーシャルなどの媒体とタイアップすることです。話題性のあるテレビ番組等とタイアップすることができれば、その視聴者層に対して強く興味関心を惹きつけることができます。タイアップ先の番組の視聴率や視聴者層とターゲットのマッチ率が企画の成功を左右させます。

アニメ・キャラクター

「アニメ・キャラクター」とタイアップするのも、タイアップ企画ではよく用いられている手法の1つです。話題のアニメとタイアップできれば高い宣伝効果を発揮しますが、キャラクターを使用するためにはライセンス料を支払う必要があるので費用対効果を考えてタイアップを企画する必要があります。

著名人・有名人

「著名人・有名人」とタイアップすることで、高い宣伝効果を発揮します。インフルエンサーと呼ばれるような影響力の高い著名人とタイアップすることで、その著名人のファンに対して強く商品やサービスを宣伝することが可能です。ただし、キャラクター同様にタイアップのためには相応の対価を支払う必要があります。自身が有名でなかったとしても、SNSで影響力がある人も、タイアップ先として価値があります。

学生

意外に思われるかもしれませんが、企業が「学生」とタイアップすることも珍しくはありません。有名大学の学生とタイアップ企画を行うことで話題性を集めたり、若年層向けのサービスを実際に使用してもらい信頼性を向上させるなどの目的があります。また、SNSなどで発信してもらうことで、他の学生から注目される可能性があります。

とはいえ、学生とのタイアップ、そもそもとして学生との接点を確保することは決して簡単なことではありません。

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タイアップ企画のメリット

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タイアップ企画には、以下のようなメリットがあります。

  • ブランドイメージの受け継ぎ
  • 信頼性の向上
  • 自社と異なる顧客層へのアプローチ

 

タイアップ先が持っている「ブランドイメージ」を、自社のプロモーションに受け継ぐことができ、そのブランドイメージの力を借りた効果的なプロモーションを実施できます。

また、タイアップ先の企業や媒体が知名度の高い存在であれば、タイアップ企画によって信頼性が向上し、新規顧客の獲得につなげることが可能です。

タイアップ先の企業は多くの場合「自社と異なる業種」であるため、基本的な客層が異なり、タイアップ先企業が持っている客層を自社の顧客として迎え入れることが可能になります。

タイアップ企画のデメリット

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さまざまなメリットがあるタイアップ企画ですが、実施するにあたっては以下のデメリットがあることについても把握しておく必要があります。

  • 企画成立までの所要時間
  • タイアップ先に支払う費用

 

タイアップ企画は、相手企業等との細かな調整が必要であるため、計画から実施までには相応の時間が必要になる点を念頭に置く必要があります。

また、メディアやアニメキャラクター等とタイアップする場合、タイアップ先に対して相応の費用を支払う必要があるため、費用対効果について入念に検討したうえでタイアップを進める必要があります。

タイアップ企画を行う3つのコツ

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最後に、タイアップ企画を実施するにあたって、これを成功させるために覚えておきたい3つのコツについて解説します。

自社の利益につながるタイアップ先を選ぶ

タイアップ先は、きちんと「自社の利益につながる」という結果をもたらしてくれる相手を厳選する必要があります。

タイアップ先は、ただ単純に人気があれば良いというわけではありません。タイアップ相手が、自社商品の特徴やターゲットとマッチするといった、タイアップ間での相性をきちんと見極める必要があります。

また、タイアップには相応のコストがかかります。タイアップ先によっては十分なタイアップ効果が得られず、費用対効果が悪い結果に終わることもあるでしょう。最終的な成果とコストが逆転してしまうといった悪い結果になる可能性はないか、自社の利益に対してどのくらい寄与するのかといった点を、事前に確認することが重要です。

ライセンスの確認を徹底する

タイアップするにあたっては「ランセンスを確認する」ことを徹底してください。

キャラクター等の使用範囲や使用期間、ライセンス費用などの項目は、タイアップの契約時点できちんと決めておく必要があります。こういった権利関係はビジネスの世界ではシビアであり、曖昧にしていると無用なトラブルの原因になりかねません。タイアップ先と十分にすり合わせをしたうえで契約書に明記しておきましょう。

ステルスマーケティング対策を行う

タイアップを行うにあたって注意しなければならないのが「ステルスマーケティング対策」です。

宣伝ではないように見せかけて実は宣伝を行っているステルスマーケティングは、発覚すると消費者から反感を買う可能性があります。そのため、対策として「PR」のクレジットを入れたり、「これはCMです」といったテロップを入れたりすることで、タイアップ企画が宣伝であることをきちんと消費者に伝えましょう

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