ターゲティングメールの開封率、目安となる数値と改善方法

ターゲティングメールを活用するうえでは「開封率」や「クリック率」などを意識することが大切です。
メールマーケティングには開封率やクリック率、購入率などさまざまな指標がありますが、何を目標設定としてどう判断すべきか迷われることもあるでしょう。本記事では、ターゲティングメールの開封率について解説します。

 

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ターゲティングメールの開封率についておさらい

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まずは、ターゲティングメールの基本的なことについて解説しておきます。

ターゲティングメールとは

「ターゲティングメール」とは、メルマガ配信を許可しているユーザーのうち、そのユーザーの属性をセグメントすることで対象者を絞って配信するメールのことです。

性別や興味ある事柄などの属性に沿った商品・サービスの情報を配信するメールマーケティング手法であり、ターゲットに合わせたメール配信が可能となります。

ターゲティングメールについて詳しく知りたい方は「ターゲティングメールとは?目的と配信方法を徹底解説」の記事を参考にしてください。

「開封率」とは、ターゲティングメールを送ったユーザーのうち、どのくらいの割合でメールを開いて中身を読んでくれているかを表す割合のことです。以下の計算式で求めることができます。

[開封数] / [配信数] × 100(%) = [開封率]

例えば、全体の配信数が1万通であり、そのうち開封されたのが3,000通であれば、開封率は30%ということになります。ターゲティングメールの開封率の計算は、ターゲティングメールの効果測定のために必要なアプローチとなります。

開封数はどうやって計測するのか

ここで気になるのが「ターゲティングメールの開封数をどのように計測することができるのか?」ということです。
送ったメルマガに対して、ユーザーが「読んだよ!」と連絡してくれるわけではありませんので、このままでは開封率を計算することはできなくなってしまいます。

対処法としては「画像表示を利用する」という方法があります。
メルマガの中に「開封の目印になる画像」を埋め込むことで、その画像が表示されたかどうかを把握することでメールの開封数を計測する方法があります。画像を使用する方法であるため、「HTML形式」であることが必須となります。

そのため、テキスト形式の場合だと、厳密にメールの開封数を計測することができません。ただし、メルマガ本文にアンケートやクジなどのリンクを挿入し、そのリンクのクリック数や誘導ページへのアクセス数を疑似的にメールの開封数とみなす方法もあります。(正確にはクリック数です。)

ターゲティングメール開封率

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次に、ターゲティングメールの、平均的な開封率およびクリック率について解説します。

  • 開封率:約17%
  • クリック率:約10%

参考サイト:smart insights

アメリカの企業が行った研究では、開封率は16.97%、クリック率は10.29%という数字が出ています。
情報を必要としている人にターゲティングしているメールであるとはいえ、数字だけ見ると多くの人はメールを読んでいないことがよくわかります。

また、メール送信者(企業)の業種による開封率の違いについても見てみましょう。

  • 宿泊サービス:17.29%
  • 会計サービス:16.94%
  • 動物関連サービス:21.23%
  • アート・エンターテイメント:17.79%
  • 自動車サービス:9.72%
  • 子ども向けサービス:22.99%

 

このように、送信側の業種によって開封率に多少の違いが生まれことがわかります。
具体的には「自動車」など、購入スパンが比較的長いものほど、開封率は低めになる傾向です。最新の商品の情報を送ったとしても、買い替えを意識していないことが原因でしょう。

平均数値をもとにターゲティングメールのKPIを設定

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次に、開封率の平均数値をもとにして、ターゲティングメールの「KPI」を設定します。

  • 一般的ユーザー:20%
  • ロイヤルユーザー:25%
  • 休眠ユーザー:10%

 

このように、配信ターゲット(誰に対してメールを配信するのか)によって、細かく目標数値を設定することが重要です。

そのほかにも、流入数やクリック率、コンバージョンレートなどもKPIとなるため、開封率だけに注目しすぎないように注意しましょう。

また、ECサイトのように販売が目的となるサイトからのメールの場合、「売上」をKPIに設定したほうがわかりやすい可能性が高いです。一方で、情報コンテンツの場合であれば開封率などを主要なKPIに設定すると良いでしょう。

ターゲティングメールの開封率を改善するためには?

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最後に、ターゲティングメールの開封率を改善するための具体的な対策について解説します。

件名をシンプルに

ターゲティングメールの開封率を改善するためには「メールの件名をシンプルにまとめる」ことが重要です。

送られてきたメールの件名の文字数が少ない方が、メールの開封率がアップする傾向にあります。これは、メーラーの受信一覧の件名表示に、メールの件名がすべて入っていた方が分かりやすいからです。多くのメーラーの件名表示欄は14~15字程度の文字数なので、わかりやすい内容でシンプルに収めましょう。

思わず開きたくなるタイトルに

ターゲティングメールの開封率を改善するためには「相手が思わずメールを開封したくなるようなタイトルをつける」ことも重要です。

メールのタイトルは、そのメールの中身をわかりやすくまとめた内容であるため、タイトルが魅力的であれば多くのユーザーがメールを開封してくれるはずです。もちろん、長々としたタイトルやわかりにくい内容になってしまうと逆効果であるため、その点を考慮しつつユーザーが興味を掻き立てるような魅力的なタイトルをつけて送信しましょう。

配信元アドレスをわかりやすく

ターゲティングメールの開封率を改善するためには「配信元のアドレスをわかりやすくする」ことも重要です。

メ―ルの配信元アドレス(fromアドレス)に名前を設定していないと、読者には送信名がメールアドレスのまま表示されます。これでは、どこからのメ―ルなのかがわかりにくいため、from部分に企業名やサービス名を設定しておくと良いでしょう。ここに担当者名を入れておけば「私信」のように見えて効果的なのですが、件名と同様に文字数は長くならないようにすることに注意しておきましょう。

時間帯や曜日を工夫する

ターゲティングメールの開封率を改善するためには「メールを送信する時間帯や曜日を工夫する」ことも重要です。

ターゲティングメールを配信する相手は、 学生や会社員、主婦などさまざまな属性の人がいます。そのため、ターゲティングメールを送信する際には、それぞれのターゲットに配慮した時間帯や曜日にメールを送ることで、メールをより高い確率で開封してもらえるようになります。
ターゲットにとってメールを開く可能性が高まるタイミングはいつなのかを知るために、それぞれのターゲットにとって開封率の高い時間をリサーチすることは、ターゲティングメールの開封率改善のためには欠かせません。

ターゲットを絞り直す

ターゲティングメールの開封率を改善するためには「メールを送信する相手、ターゲットを絞りなおす」ことも重要です。

メールによってターゲットが必要としている情報を提供することが重要であるため、ターゲットが明確になっていなければ必要な情報が分析できないでしょう。配信するメールが誰に向けたメールなのか、ターゲットをより明確に絞り込むことによってメール内容殿マッチングがうまく機能し、メールを開封してくれるユーザー数が増加する可能性があります。

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