【15選】Webプロモーション手法と正しい選び方を徹底解説

一口に「Webプロモーションを実施する」といっても、目的が異なれば最適な手法も大きく異なります。つまり、Webプロモーションを効果的に運用したいのであれば、目的に応じた手法の選び方を知ることが重要です。本記事では、Webプロモーションの目的に応じた手法の選び方について解説します。

 

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Webプロモーションとは?簡単におさらい

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「Webプロモーション」とは、インターネットを通じて自社商品・自社サービスの販売促進や宣伝を実施することです。
パソコン・スマホが普及し、誰もがインターネットを通じて情報を手にすることができる現代において、Web上で宣伝を行うことはビジネスにおいて極めて重要です。

Webプロモーションは「オンラインプロモーション」とも言いかえることができ、対義語には「オフラインプロモーション」があります。

オフラインプロモーションはその性質上、地域や空間といった概念がプロモーションに影響を与えることもあります。オンライン領域での宣伝は地域性を問わず、多くの人にも宣伝できることが大きな違いでしょう。そのほかにも以下のメリットもあります。

  • 「仮説」と「検証」がしやすい
  • 必要なフィードバックをすぐに実行しやすい
  • 拡散力が極めて高い

Webプロモーションのメリット・デメリット

【メリット】
・時間や場所が限定されることなく宣伝ができる
・手法によって、ターゲットを絞り込むことができる
・「仮説」と「検証」がしやすい
・費用対効果が高い
・オンライン上で拡散されやすい

オフラインプロモーションはその性質上、地域や空間といった概念がプロモーションに影響を与えることもあります。一方、Webプロモーションは地域性を問わず、多くの人に宣伝することができます。

そのほかにも、上記のようなメリットがあります。

【デメリット】
・専門的な知識が必要になる
・効果が得られない可能性もある
・即効性が低いものもある

Webプロモーションを成功させるためには、「SEO・情報分析・Web言語・コミュニケーションスキル」など様々な知識やスキルが必要になります。
また、SEOなどある程度知識がある人でも確実性が低かったり、成果を得られるまでに時間が必要な手法もあります。

Webプロモーションについてより詳しく知りたい方は「Webプロモーションとは?効果や目的について徹底解説!」の記事を参考にしてください。

Webプロモーション手法の選び方

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Webプロモーションはさまざまな手法がありますが、どの手法を選択するべきかについては、以下の3つの手順を踏むことで理解することができます。

1.目的設定

まずは「なぜWebマーケティングを実施したいのか?」その目的を明確にするところからスタートします。
Webマーケティングの実施には、大きく分けて3つの目的があります。

  • 認知拡大:潜在層向け
  • 販売促進:顕在層向け
  • リピーター獲得:既存顧客向け

 

「認知拡大」とは、企業や商品についての認知(ただ知っているというだけでなく、具体的に内容を理解している)を高めることです。

「販売促進」とは、自社商品の販売数を拡大することをいいます。

「リピーター獲得」は、既存顧客をリピーター顧客に育成し、自社および自社製品のファンへと進めることです。

現状の課題によっては、複数の目的が存在することもあるでしょう。その場合は、何を最も重視してWebマーケティングを実施したいのかを、最初の段階で明確にしておきましょう。

2.ペルソナ設定

目的を明確に設定したら、次は「ペルソナ」を設定する段階となります。

ペルソナとは、「理想的なターゲット像」のことです。つまり、数多くの人たちの中から、具体的にどういった人を対象にしてWebマーケティングを実施したいのかを決めるステップとなります。

ペルソナは、基本的に細かく設定を決めることが重要です。また、ターゲットにするべき人物像と乖離することは絶対に避けなければなりません。例えば男性がターゲットなのに、ペルソナを女性に設定しても意味がありません。

3.ターゲット層が利用する媒体の選択

目的とターゲットを明確に設定できたら、最後に「ターゲット層が利用する媒体を選定する」というステップです。

世の中にはさまざまな情報発信媒体があります。それぞれに利用コストなどの点でも異なりますが、プロモーション手法として重要なことは「人によって目に触れやすい媒体が異なる」ことです。

例えば「SNS」は、若年層を中心に数多くのユーザー数が存在します。その一方で、高齢者層になると比較的SNSなどの新しいメディアに触れる機会は多くありません。つまり、高齢者層がターゲットに設定されている状況において、若年層中心のSNSを利用したWebプロモーションは成功しない可能性が高いです。

このように、設定したターゲットに対して効果的なプロモーションを実施するためには、設定したターゲットが多く利用する媒体で情報発信を行うことが重要です。

ガクセイ協賛では学生に特化したプロモーションのお手伝いをしています。Webプロモーションをお考えの方の中でもターゲットが学生となる場合は、ぜひガクセイ協賛にご相談ください。

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認知拡大を目的としたWebプロモーション

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ここからは、目的別のWebプロモーションの方法について解説します。「認知拡大」を目的としてWebプロモ―ションを実施するにあたっては、基本的なこととして「無関心層向け」のプロモーションになることを念頭に置いておきましょう。

純広告

「純広告」とは、メディアが保有する広告枠を企業が買い取り、そこに掲載する広告の総称のことです。大手メディアの広告枠を確保できれば、数多くのネットユーザーにプロモーションを実施できます。

広告枠を買い取ったら、すぐに広告を表示することができます。ただし、広告枠の買取には相応のコストがかかるため、短期間で一気に認知拡大を実施したい場合におすすめのプロモーション手法です。

アドネットワーク広告

「アドネットワーク広告」とは、複数の広告媒体によって作られたネットワークを通じて、多数のメディアを「ひとつの媒体」として捉えられるようになった広告配信システムです。複数の媒体に対して広告を一括配信でき、データを一元管理できることで予算管理や成果測定も容易になります。

ただし、課金形態や入札システムなどは、利用するアドネットワークによって異なります。また、広告の配信先を選べないので、場合によっては企業イメージを損なうような意図しないサイトに広告が掲載されるリスクを考慮しなければなりません。

SNS運用

「SNS運用」は、TwitterやInstagramといったSNSを媒体としてプロモーションを行うことです。日本でも大手SNSであれば数千万人クラスのユーザーがいるため、数多くのネットユーザーに対してプロモーションを実施できます。

SNS運用には、広告枠を利用する手法でなければあまりコストがかかりません。また、ユーザー自身で情報拡散してくれる効果も期待できるため、やり方次第では爆発的にプロモーションが実施できる手法です。ただし、ユニークな投稿などユーザーの心に突き刺さるような情報発信をしなければ、あまり宣伝できない可能性もある点は注意が必要です。フォロワー数を確保するなど、長期的な視点も必要になります。

インフルエンサー起用

「インフルエンサー起用」は、フォロワーへの影響力が極めて高い人の影響力を利用したプロモーション手法です。インフルエンサーはSNSやブログなどの領域で情報発信を行い、影響を受けたフォロワーは自身の行動にフィードバックします。

インフルエンサーが企業や商品を紹介してくれれば、その情報をキャッチしたフォロワーへの認知度が高まります。即効性や確実性に富んでいる一方で、アンバサダーとして起用して宣伝してもらうにあたって「ステルスマーケティング」と勘違いされ、炎上するリスクもあります(PRである旨を記載することで回避できます)。

販売促進を目的としたWebプロモーション

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次に、「販売促進」を目的としたWebプロモーションについて解説します。この目的は「潜在層・顕在層向け」のプロモーションになる点を押さえておきましょう。

SEO対策

「SEO」とは、ウェブサイトへの流入者数を増やすために、検索結果の上位に自社サイトが表示されるための工夫全般のことです。どれだけ優れたウェブサイトで商品を宣伝・販売しようとしても、ネットユーザーに見つけてもらえなければ流入者数を増やすことはできません。SEO対策を実施することで検索結果の上位に自社サイトが表示されるようになり、検索ユーザーの流入を促すことができます。

SEO対策は、自社で実施する限りは担当者の人件費やウェブサイト運営にかかる費用は発生しますが、広告料などの高額になりやすいコストは基本的に発生しません。
ただし、SEO対策は数か月〜年単位で成果を見る必要があるため、短期的に集中して宣伝したい場合にはおすすめできません。

MEO対策

「MEO対策」とは、「Googleマップ」に登録されている店舗の、検索順位を上昇させる対策全般のことです。 成功するとGoogleマップだけでなく、Googleの検索結果でも自社のビジネスが上位に表示されるようになります。

基本的なメリット・デメリットは「SEO対策」に共通していますが、大きな違いとしては「店舗・事務所がないと意味がない」ということです。つまり、ECサイトなどネット上でのビジネス活動が中心になっている場合、この手法を選択しても意味がないということになります。

サービスページ改善

「サービスページ改善」とは、ネット上で提供している自社サービスのページの利便性を改善し、ユーザーからの評価を高める対策のことです。

  • ファーストビュー
  • LP
  • CTA
  • 文章導線
  • 入力フォーム

 

サービスページの利便性は、訪問ユーザーの滞在時間や直帰率に大きく左右します。利便性が悪いと直帰率が高まり、販売などのアクションへとつなげることができません。ユーザー目線でサイトの利便性が向上すれば、ユーザーはストレスや違和感を感じることがなくなり、長期的にサイト内を回遊して販売などのアクションへとつなげることが可能です。

重要なことは「ユーザー目線で改善する」ことと、「改善したら告知する」ことです。企業側の目線で利便性を追求しても、実際にサイトを利用するユーザーにとってメリットにはなりません。また、改善した旨を知られなければ意味がありませんので、サイト内だけでなく、SNSなどを通じて利便性が改善された旨を告知しましょう。

サイト内コンテンツの充実化

「サイト内コンテンツの充実化」とは、自社サイトのコンテンツを充実させ、訪問ユーザーの満足度を高める手法のことです。

  • 導入事例
  • カスタマーレビュー

 

訪問ユーザーは、何らかの目的があってサイトに流入します。コンテンツが不十分であったり、質が悪かったりすると、ユーザーは目的を達成できず、滞在時間低下や直帰率向上などのデメリットをもたらすでしょう。「導入事例」「カスタマーレビュー」といったコンテンツを増やすことにより、訪問ユーザーに対して商品購入を後押しする判断材料として機能してくれます。

ただし、あくまでも「高品質なコンテンツを量産する」という姿勢が大切です。「充実=数・量があれば良い」というわけではなく、ユーザーにとって利益になるような優れたコンテンツを増やすことが重要です。また、コンテンツが増え過ぎると導線が複雑化して利便性が低下するので、コンテンツが増えた頃合いで適度にサイトリニューアルや古い記事の刷新などを実施し、利便性を保つことも必要になります。

動画チャンネル運用

「動画チャンネル運用」とは、YouTubeなどの動画投稿サイトにアカウントを開設し、動画を投稿・公開することで販売促進を行う手法です。動画コンテンツは静止画や文章ベースの情報よりも提供できる情報量が多く、実際に自社製品を使ったハウツー動画を公開して人気を集めている企業も少なくありません。

チャンネルの内容によっては、販売促進だけでなく「認知拡大」や「リピーター・ファンの獲得」としても機能しますが、今回は販売促進として紹介をさせていただきます。

動画コンテンツもユーザーの手による拡散性があり、チャンネル登録者数が増えれば即効性も高くなります。問題なのは「どうやって投稿動画を準備するか?」ということです。昨今は撮影機材もコストパフォーマンスが良くなってきたので自社で撮影することも不可能ではありませんが、クオリティの高い動画となればプロに撮影を依頼することも検討しなければなりません(その場合は相応のコストが発生します)。

リスティング広告

「リスティング広告」とは、検索エンジンの検索結果の画面に、そのユーザーが検索したキーワードに連動した広告を表示する宣伝方法です。即効性が高く、短期間で一気に販売量を増やしたいという場合におすすめの手法になります。

表示される広告は「検索結果に連動・影響を受ける」という特徴があるため、表示される広告に対して興味関心の強いユーザーに見てもらえるという点が確実性を確保しています。ただし、広告の出稿にはコストがかかるため、長期的に宣伝する場合は相応のコストが必要です。費用対効果を考えて、出稿する期間を決めましょう。

アフィリエイト広告

「アフィリエイト広告」とは、広告バナーのクリックや宣伝商品の販売など、特定の「成果」を基準にして広告報酬が変動するタイプの広告です。掲載期間に依存するタイプの広告と異なり、クリックによる認知や販売成功といった「成果×単価」で広告料が決められるため、投じたコストが無駄になりません。

ただし、広告枠を購入するタイプの広告と違って、アフィリエイト広告は媒体主(アフィリエイト広告を掲載する際との運営者)が提示する条件(報酬形式、報酬単価など)を見て掲載広告を選びます。 そのため、報酬単価が低かったり、媒体主にとって不利な条件では広告を掲載してもらうことが難しくなります。

SNS広告

「SNS広告」とは、SNSに表示される広告枠に自社の広告を出稿することです。SNSはサービスごとにユーザー数が異なりますが、大手SNSであれば最低でも数百万人クラス、多いところでは1,000万人を超えるユーザーが存在します。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok
  • LINE

 

SNS広告は、サービスに登録しているユーザー情報(性別や年齢など)に応じて、セグメントした広告表示が可能です。そのため、興味関心の強いユーザーに対して集中的にプロモーションでき、投入したコストが無駄になりにくいという特徴があります。

自社のアカウントのフォロワー数に依存せずに宣伝できるため、即効性が高いのも魅力です。問題点としては、SNSならではの「炎上」のリスクで、ネガティブなイメージが拡散しないように出稿する広告の内容を決める必要があります。

リピーター獲得を目的としたWebプロモーション

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最後に「リピーター獲得」を目的としたWebプロモーションについて解説します。この目的の場合「既存顧客向け」のプロモーションになります。

メールマガジン

「メールマガジン」は、有益な情報を盛り込んだメルマガを自社の顧客に送信し、商品購入などのアクションへとつなげる手法です。メールアドレスを登録している顧客に対して一斉に送信できるため、運用コストがそれほど高額にならないという点が特徴です。

ただし、メルマガは「確実性に乏しい」という点を念頭に置く必要があります。一般的なメルマガの開封率は20%前後、つまり送信したメルマガのうち8割は全く読まれないということです。また、メルマガは送信相手の許可が必要になりますが、何らかの理由で顧客にストレスを与えてしまうと「解除」されるリスクもあるため、あまりにも強いレコメンドは避けた方が良いでしょう。

会員サイト(ファンサイト)

「会員サイト」とは、自社の会員専用のウェブサイトを運営し、顧客をファン化するための育成を行うプロモーション手法です。会員は専用サイトでさまざまな特典や有益な情報を得ることにより、徐々に自社や自社商品のファンになります。

ファン化した顧客はリピーターになるだけでなく、知り合いへのおすすめによって新規顧客の獲得にも貢献してくれるというメリットがあります。ただし、即効性に乏しく、適切なファンサイト運営をしていないと会員同士でトラブルに発展するなどして炎上、リピーターを減らす結果になってしまうリスクも考慮しなければなりません。

公式LINE・SNS運用

「公式LINE・SNS運用」とは、LINEなどのSNSコミュニケーションを通じてリピーターを獲得する手法です。友だち登録や公式アカウントへのフォローをしてもらうことで継続的に情報発信を行い、クーポンや新商品情報などを通じて商品購入などの動きへとつなげることができます。

SNSを活用したプロモーション手法は、ユーザー数が多いことと、ユーザーの手による自然な情報拡散が期待できるといった点が大きなメリットです。一方で、SNSを活用したプロモーション手法はいかにしてフォロワーを獲得できるかがポイントになり、アカウント開設初期ではフォロワー数が極少数なので長期的に成果を見ていく姿勢が重要です。

以上、Webプロモーションの手法を「認知拡大」「販売促進」「リピーター獲得」の3つの軸から解説しました。
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